koukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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PLAN 75(2022年製作の映画)

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感覚的に角谷さんが息を吸うのを苦しくなっているのが分かってこちらも苦しかった。このことは言葉無しで伝わっても、凝視する観客以外には言葉にしないと伝わらないのが現実。

どうしようもない問題で、どうにも
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アポロンの地獄(1967年製作の映画)

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最終的に起きた結果そのものより、これまでの人生がただその1点に向かって進んでいただけだったという事実の方が理性ぶっ壊れそう。あと、映像の怪しさにも気がおかしくなりそう。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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”私”と”他者”は補間関係になるのが望ましいよね。時には手を借り、時には足として相手を運ぶ。

作品もジャンル問わずそうやって作り手が互いに影響し合いながら生まれているのでしょう。

恋は光(2022年製作の映画)

3.8

物語のアタマからケツまで恋について悩み考える。本当にそれしかしてないけど、苦くも甘くもある青春のひとときが羨ましい。そして、初恋はいつであっても尊いよ、うん。

小林監督は人物を造り上げる時の、浮世離
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サボタージュ(1936年製作の映画)

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事件の動機とかトリックとかは一切踏み入らない。ヒッチコックが行ったことは、メタ視点での緊張感を高め、十数秒を何倍にも長く感じさせる。ただそれだけだが、そこにはいくつものギミックが施されている。

そう
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.8

これはある街でのセックスの話ですよ!って始まって、宣言通りそれと色んな関わり方をしてしまう、してしまった人が出てきた。

こういう話題だと、スタンスに関わらず各々の一方的なポジショントークをぶつけがち
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

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良い悪いの尺度を機能させず、自分の居心地良い状態になるように行動する。よく分からないルールがある一方ですごい動物的な人たちだなと。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.3

個人個人の中で熟成されたロマンがあり、その全てに映画で応えようとするトム・クルーズの頑固さに感謝ですわ。

ちなみに私はオープニングのタイトルが出たときに泣き始めました。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

一歩間違えれば暴力的な環境にもなる製作現場で、自分のエゴを突き通すのはどれだけ勇気がいることか。その勇気をつくるのは夢であり原体験であり周りを狂わせる覚悟であり…。そうやって人生を乗せて完成させた作品>>続きを読む

ボディガード(1992年製作の映画)

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彼女の逞しい言動とその裏に隠れて狼狽するような表情が印象深い。スター歌手って最も過酷な労働の1つだな。

卒業(1967年製作の映画)

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主人公らに感情移入が出来なくて困ってたけど、結婚式シーンの高揚感と力強さに全部持ってかれた。みんな反則だろって思いながらパロってたのか!

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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”シン”なのかはさておき、オタク好みの古き良き粗さと仰々しさを再現出来てるのがすごい。ウルトラQのOPが流れたときとか世代の人は絶対ニヤついたでしょ笑

流浪の月(2022年製作の映画)

4.5

背負うものから楽になるために自分のことを他者に知ってほしい。しかし、知られること自体に痛みが生じる。その矛盾から表現することを放棄すると、自己と他者の認識の間に生まれるのは大きな乖離。どっちに行っても>>続きを読む

名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)(2013年製作の映画)

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なかなか難しい人間関係と組織利害のお話でした。

蘭姉ちゃんの「‥、新一、、」は一神教信者の神への祈りみたいな感覚で頻繁に出ちゃうんかな。

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

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IoTテロでテレビにヒビ入るの意味分からんくて好き。画面捻れるコマンドでもテレビ内に隠されてるんか?

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

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”病”とは何なのか。痛みを伴う疾病のことなのか。はたまたその人の欠点とされるものなのか。

いずれにせよこの映画の病は、みな親から授かっているように見えた。直接的にも、間接的にも。

死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

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なんかずっと面白いことが起きてるド変態映画。

これでお化け屋敷つくれば絶対に大ヒットすると思う笑

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.3

自分自身の人生で負った全ての傷跡が徐ろに痛みだして、半強制的にこれまでの過去を省みる体験に。しかしそれは走馬灯ほど美しくはなくごく普通の記憶であるが故に、アレクシアの苦悩は想像の域を越えられなかった。>>続きを読む

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.8

今泉タイム健在!!(勝手にそう呼んでる)

男とか女とかそういう分け方が憚れがちな世の中で、男と女を描く。

ボーッとしちゃうくらい必要以上に繰り返される劇中劇のフレーズは、なんかそれっぽいことを示し
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ヒッチャー(1986年製作の映画)

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主人公さん、強くなったな……

動機も素性も分からない人との追いかけっこは不憫だけど、見てる分には余計なこと考えなくていいから楽しいわ。

名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

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カルタ大会で和葉にも主人公補正ついてるの笑ったし、平次がバイクで川を渡るさり気ない異次元級テクニック出してきたし、色々おったまげました。

素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)

4.0

人生で一番荒くて熱をもったギミックを観たかもしれん。

人の豊かさとは。物の価値とは。チャップリンの『独裁者』を彷彿させる映画だからできるメッセージの荒業をここに見た。

映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

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こういう家族の結束力を謳う映画を家族で観に行くのええなーーー。(ぼっち鑑賞)

N号棟(2021年製作の映画)

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おそらく低予算での制作で、安直なジャンプスケアリーホラーに走らなかったのは本当にありがとうございます。

ただ、俺たちは救われたのか、はたまた呪われたのか、よく分からなかった。Jホラーで「考察」方面に
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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

4.1

みんないい仕事してるーー!!!
先生のことを気持ち悪いと言っていいのかいけないのか、絶妙に判断がつかない塩梅の演出と語り。知らずしらずに現代社会が直面している問題に観客は向き合うことに??

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

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成長しなければいけない強迫観念が世を覆っているが、そのゴールは一向に見えてこない。ただただ無数の屍を量産しながらエネルギーを人間向きに変換しているだけ。しかもそのエネルギーで成長サイクルはさらに加速し>>続きを読む

狼たちの午後(1975年製作の映画)

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外の警察と野次馬は熱狂的で緊迫感がある。一方で内部は変な緩さが蔓延っている。この相反する空気がクセになっていたが、最後のシークエンスにはガツンとやられました。

男たちの挽歌 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

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めちゃめちゃキャラが濃い!!

お話の方も義理人情、家族愛、罪の清算、と、分かりやすい物語要素でありつつ、どれもじんわり染みる熱さを持っている。

永遠が通り過ぎていく(2022年製作の映画)

3.8

語りの入り口はこのフィルムの定義。監督自身の五感を通って、観客の網膜へ着地。端的に説明すればたったこれだけなのに。そこには明快な言葉では言い表せない感情が伴い、映画が世界を洩れなく包み込む。その中に新>>続きを読む

サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

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序列が明確に定まっていて常に誰かがキレてるコミュニティ。好きになれそうにない人たちばかりでなるべく距離置きたい。けど、その場の音楽マジックでモラルが曖昧になっちゃうのは痛いほど分かる。ほんとに。

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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

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今年は一段とミステリーを捨てて何でもありアクション映画に。実写では絶対許されない論理の甘さだけど、コナンだからその辺はOKでしょう!

それと、みんなマンガ・アニメの実写化は待望してないなら、これから
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ブラックバード 家族が家族であるうちに(2019年製作の映画)

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近しい人が死の目の前に立っているのに、心穏やかにいられるはずがない。当事者に寄り添えば寄り添うほど苦しくなるジレンマ。

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

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キャラクターがはっきりしてるからこそ起こる感情移入と驚き。そこからハラハラする終盤の展開はハリウッド映画そのもの。

EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

4.0

色を失った世界が延々と続いた。道を進んでも自然に色は足されない。変わることが出来るのは自分自身だと気づいた。

喪失からの再生に良薬はあっても特効薬は存在しない。不意に、途端に、でも確実に色は蘇る。長
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

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本当によく分かんなかった!

勉強が足りていないのか、なんで?が多すぎて。

ビバリウム(2019年製作の映画)

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動物の中でも特に人間は利他的に動くから文明社会が(いちおう)上手く成り立っている。他方で、人間は異質なものへの感度もすごく高い。「あいつ」の見てくれは同じ人間だが、複合的に評価して明らかに人間ではない>>続きを読む