ryosukekanaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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囚われの美女(1983年製作の映画)

3.7

心地よく混乱させられたまま終わるという快楽。刑事とか医師とかなんか怪しい感じでキャラ濃いし、最後のビデオアート的描写のリフレインとか完全にカルト映画のそれで最高だった。

快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

4.0

キリスト教色が強くて全てを理解できたわけではないけれど、ラストの劇的な入れ子構造は私的ベストかもしれない。

エデン、その後(1970年製作の映画)

3.3

幻覚と現実の曖昧な感じが最後まで掴めず、難解…。冒頭は完全にモンドリアン的な画、色彩や音の当て方はゴダール的。

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.2

最後の宗教的件で確信した。これは完全なるカルト映画である、と。そしてまさかのNintendo。もう一回観たい。

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.6

とても良かった。。。studioA24の手によると映像から構成からここまで素晴らしいものになるのか、とただただ驚嘆。長回しによる時間がなかなか経過しないさまや、鏡や車のバックガラスを駆使して間接的に表>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.5

サントリーと東北新社のご都合映画かと思わせる冒頭だけれど、ここがヘンだよ日本、な教材としての良作だった。ビル・マーレイの困り顔、最高です。

東京日和(1997年製作の映画)

3.2

感動するような内容を、ポップな路線で(キャスト含め)表現しようとしたのだろうけど、中途半端感が否めず。。竹中直人が好みそうなポエティックな台詞が散りばめられるも、ストーリー性が感じられない散文詩的な作>>続きを読む

ジプシーのとき(1989年製作の映画)

3.7

久しぶりの早稲田松竹。田舎村からイタリアへと連れられたジプシーの一人の青年の成長譚は、この時期にありがちな「東京で暮らすとはこういうことだよ」的なメッセージをかなり強烈に示している気がした。
キャスト
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.5

冒頭の掴みがとてもよい。PCテキスト入力の「カタカタ」と、マウスクリックの「カチカチ」、加えて動画の音声だけで構成されているのだけど、それだけで凄く語らせるなー、と。ほぼセリフゼロなのに、だ。
ストー
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チャンブラにて(2017年製作の映画)

3.4

試写会にて。
物騒な音と接近しすぎて何がなんだかわからない冒頭。分かるのは今から始まる物語がラブでピースではないことだけだ。無法地帯チャンブラで繰り広げらるロマの無秩序な暮らし。不安定なカメラワークは
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

2.8

〜大根仁監督特集@目黒シネマ〜

んんん…。全くハマらなかった。。音楽とか流行とかカルチャー感はモテキを彷彿とさせるんだけども。リアルなコギャル世代は同窓会的な楽しみ、その子供世代は青春群像劇的な楽し
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.6

〜大根仁監督特集@目黒シネマ〜

熱かった…。館内じゃなく、もちろんストーリーが。原作読んでいないけれど、文化系ネタをここまで熱くできるのって凄い。大根監督って、心の機微とかふとした閃きなど表出しない
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フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

3.6

鑑賞後に映画評を見て、うーんなるほどー、と。フェリーニの青年期を描写していると思うと、冒頭のいろいろな先生や授業が登場する学校のシーンなど誰もが共感できるはず。先生の思い出とかって、フェリーニにとって>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.2

おいおーい…。何というラスト、、、ディズニーのプロモーションムービーですかー?…って。。
ストーリーはさておきとして、とにかくウィレム・デフォー演じるボビーの優しさが滲み出ている作品でした。

アイム・ヒア(2010年製作の映画)

3.4

近未来のようでいて、絵本のような懐かしい質感。

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.4

ストレートなラブロマンス作品のようなタイトルなのだけれど、フタを開けてみればストレートなウディ・アレン作品だった。
ジニーに巻き起こる最悪な状況と、遊園地の「安っぽく」てユルいBGMのコントラストが最
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ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.2

驚きと幸せの一撃=ワンダーストラック。とまでの感動は味わえず…。
異なる時代の同じ境遇を、パラレルに挿しこんでいく手法は特徴的だったけれどそれによりストーリー全体にややブツ切り感が…。音楽とラスト〜エ
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仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

4.0

完結編とは言うものの、ほとんどのストーリーは終わっていてこちらは後日談的な位置づけとのこと。
とはいえ…良作〜。相変わらず狡猾な山守と槙原にイラつくが笑、、ラストの広能と武田の引退、そしてかつての同胞
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仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

3.6

神戸、九州までも舞台が広がり、この辺りからとてつもなく構造が分からなくなる…。伴って、裏のかき合いや謀略など、知能戦の様相に…
山守組に属しながらもどこにも属していないように感じさせる松永という男の不
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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

3.7

不条理さに焦点が当てられたストーリー。狂気じみた北大路欣也演じる山中と未亡人のやっちゃんの、理由あって成就しない恋仲がストーリーに大きな影響を与えていたためか、抗争だけの第1部と比較してややマイルドに>>続きを読む

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.0

圧倒的な様式美…。極道の世界のそれを表現する「あの」音楽とカメラワーク。傾いた画角が象徴的だった。
ストーリーが進むにつれて菅原文太演じる広能の目つきに凄みが増していく。親父すらも寄せつけないほどに。
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.5

原作を読んだことはないのだけれど、それでいてもキャストの妙とそれぞれの縁起力を感じる作品。軽く抑揚のない話し方の柄本佑は自堕落なバイトの役が完全にハマっていたし、石橋静河の低く覇気がなく感じられる声質>>続きを読む

ラッキー(2017年製作の映画)

3.7

冒頭、家の中から外に出るシーンかっこよすぎる…。ブルースブラザーズの出所シーンを背後から写しているような、強烈なまでの光の差し方たるや。。
何気ない日常感はパターソン的だけども、明らかに「死」を意識さ
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.2

ベトナム戦争とイラク戦争に狂わされた男たちの旅映画。回想シーンが全くなく淡々とシーンがこなされ、あまり入り込めず…。

ジ、エクストリーム、スキヤキ(2013年製作の映画)

3.3

ほとんどストーリーが無い、というか、ストーリーが有るのか無いのかが掴めなかった。
その理由は言うまでもなく冒頭のワンシーン…。以降の何気ない日常と旅との時系列が全く見えてこず、いろいろなレビューでも多
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少年と自転車(2011年製作の映画)

3.5

初ダルデンヌ兄弟。説明的でないカメラワークを含めた描写はステキだけど、ストーリーは既視感があるような…。感動的なんだけどね…。
終盤シリルとサマンサが自転車を一緒にこぐシーン、よかったなー。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

セリフで語るのではなく、映像に語らせるグザヴィエ・ドランの凄みを抽出したような作品。
美しすぎるパッケージとは裏腹にほとんど最悪の状況から始まる冒頭。しかも母のダイアンはシングルマザーで、息子はADH
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幻魔大戦(1983年製作の映画)

2.0

勧善懲悪というある一定の結末のために淡々とストーリーをこなしていくという構成が面白みに欠けるため、(特にバトルものの)アニメ映画は好きになれないのだが、本作はまさにそれであった。逆に言えば、アニメ映画>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.5

35mm@目黒シネマ。バイクのテールランプの残像の作り方にこだわりをプンプンと感じられた。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.8

面白っ!ゲームの中に入ってからは、目に優しい(ジャングルの緑で)マッドマックスという感じだったけれども、ライフは3つとか一定の間隔で出たり入ったりするトゲトゲとか、ちゃんとゲームになっていた!忘れない>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.3

内包されるメッセージ性にカタルシスを感じる自分としてはあまりハマらず…、な作品。3Dや4Dで観ていたらもっと感動もあったような気もするけれど、、仮想世界の名前が「オアシス」という時点で、結末もやっぱり>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.1

素直に面白い!劇場の一体感(それはほとんどが爆笑なのだが)込みで、間違いなく映画館で観るべき作品。
冒頭で見せる?を後半で回収するさまももちろん見事なのだけれども、裏方役の面々の統率された動きが見事。
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.9

2本立ての『ザ・シークレットマン』と比較してかなり観やすい作品だった。メディアからの視点だったからなのか、その辺りはさすがスピルバーグといった感じなのか。
「報道」に対するそれぞれの葛藤や意志、対立な
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.3

まずはベトナム戦争〜ウォーターゲート事件を題材にした本作と『ペンタゴン・ペーパーズ』の2本立てを企画したギンレイホールに敬意を表したい。ほぼ同一の時代を内部からの視点で描いた『ザ・シークレットマン』と>>続きを読む