ホテルを出たあとに見上げた梢と、木漏れ日と、街のカット。秩序ある世界の美しさにハッとする。
母からの「生まなきゃよかった」はトラウマの王様、動機の鉄板!しかも二人出てくるすごさよ。
空気の読めない、ちょっとアホっぽい19歳の元夫の恋人が、ポロの本の中に挟まっていた栞に書いてあった、と言って、「怒りは怒りを来す」という言葉をミルドレッドにもたらす。
その言葉はあまりに紋切り型で、白>>続きを読む
『レクイエム・フォー・ドリーム』でも思ったけれど、「テレビの向こう側に憧れる」ことはなぜこんなにも物悲しいのかと考えてしまう。貴族に憧れる貧乏人の物語では代替ができない。抱えきれないほどの愛を一身に受>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【メモ】
・ユーモアだけが「弱者」にギリギリの人間性を与える。では、ユーモアを他人と共有できない人間は、どのように人間性を示せばいいのか?
・メッセージ自体は素朴と言っていいほどシンプルで、「ダークナ>>続きを読む
ラミ・マレックの顔にはなにか見ていてハッとするものがある。
パピヨンは原作が好きなためにこの映画もまた好き。