松岡茉優さんの映画レビュー・感想・評価 - 60ページ目

ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

4.2

プライムビデオで鑑賞

初マイケル・ムーア作品。結構面白かった。アメリカで起こったコロンバイン高校での無差別銃殺事件の取材から始まり、そこからアメリカが抱える問題に踏み込んでいくドキュメンタリー。皮肉
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ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

4.0

DVDで鑑賞

女にも関係なく暴力を振るう登場人物たちがすげえ。熱々のコーヒーぶっかけるとかやばすぎ。車が爆破するシーンではリブート版ロボコップを思い出した。
顔を半分覆われたグロリア・グレアムの残酷
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愛と死をみつめて(1964年製作の映画)

3.8

DVDで鑑賞

軟骨肉腫になった美女とその彼氏との闘病生活を描いた実話を映画化した作品。病気が酷くなるにつれて顔の包帯が大きくなっていくのが見てて痛々しいし、死が近づいてくることを感じさせられる。吉永
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不思議な世界・未来戦争の恐怖(1969年製作の映画)

3.8

DVDで鑑賞

核爆弾によって約2分半で終わった第三次世界大戦後のイギリスを描いた作品。
人が家具とか家になったりと、とにかく訳わかんないことが淡々と続くからマジで不思議な世界だった。この状況に絶望し
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モンテンルパの夜は更けて(1952年製作の映画)

1.5

DVDで鑑賞

モンテンルパにて死刑を言い渡された元陸軍兵とその帰りを待つ妻の物語という期待しか湧かない設定なのに結構退屈だった。戦争を経験した人が観たら号泣してたのかなこれ。妻よりも死刑になった陸軍
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隣の八重ちゃん(1934年製作の映画)

4.0

VHSで鑑賞

うちの爺ちゃんが1歳の頃に公開された映画と考えるだけでもなんか凄い。戦前の街並みとか生活様式が見れるだけでも貴重な作品だと思う。途中までは和むようなラブコメだったのにラストは結構不気味
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.1

劇場で鑑賞

観たのにレビューするの忘れてた。予告編を観てかなり期待していたが内容は普通だった。しかし、76歳が撮るような映画ではないのは確か。女優がいい感じにエロかったのと謎の犬の主観ショットは良か
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努力しないで出世する方法(1967年製作の映画)

3.0

VHSで鑑賞

普通。ボブ・フォッシーが手がけたブロードウェイミュージカルの映画化。心の声を歌にしたり、フレームの外から大勢が出たり入ったりするパフォーマンスは観てて楽しかったけど大勢で歌って踊るパフ
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痴漢ドワーフ(1973年製作の映画)

2.5

DVDで鑑賞

お姉さんの裸とカップルのセックスと小人症のおっさんと中年の厚化粧ババアを不協和音と変な音楽にのせて延々と観せるだけの映画。オモチャがすげえ怖くて不気味だった。これを観てるときに黒沢清の
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アワーミュージック(2004年製作の映画)

4.0

DVDで鑑賞

「よく分からなかったけれど好き」な映画だった。今年中にもう1回観たい。内容については再見したら書く。

君の名は。(2016年製作の映画)

3.8

劇場で鑑賞

そこそこ面白かったけれど世間の評判ほどはノレず…。
アニメで観る東京はどこか近未来的だったし、アニメで観る田舎(飛騨)はノスタルジックで美しかった。早く松岡茉優ちゃんと入れ替わりたいと思
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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

3.9

劇場で鑑賞

当時の貴重な映像で語られるビートルズを存分に楽しめる佳作。結成当時の人気は自分が想像していたよりも遥かにもの凄くて驚いた。ビートルズのメンバーの何気ないやり取りやジョークを聞くと親近感を
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.9

劇場で鑑賞

聴覚障害を持つ女の子との恋愛を描いた作品かと思いきや、主人公が他者を受け入れる(理解する)までを描いた作品だった。劇中何度か登場する橋がキーとなる場所になっていて、重要な出来事は橋の上で
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弱虫珍選組(1935年製作の映画)

4.0

CATV録画で鑑賞

アニメーターとしての市川崑ってこんなに凄かったのか。キャラデザインはディズニーの影響を感じさせる(主人公の横顔がミッキーっぽい)のもあってかすごく可愛い。デジタル化された映像はめ
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白い酋長(1951年製作の映画)

4.5

DVDで再見

やっぱり面白いし、ラストのブラックな感じも大好き。処女作とは思えないほど完成度が高い。フェリーニはジュリエッタ・マシーナをどのように撮ったら彼女の良さを引き出せるのかをこの時点である程
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コンチネンタル(1934年製作の映画)

3.9

DVDで鑑賞

ジンジャーが離婚を成立させるために不倫相手を探す話。
コールポーターの名曲Night And Dayでのダンスが最高。アステアが歌いながらジンジャーに駆け寄っても、ジンジャーは彼から逃
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嵐を呼ぶ友情(1959年製作の映画)

3.0

プライムビデオで鑑賞

話が普通すぎてあんまり面白くなかった。小林旭が歌ってるところを拝める。この映画の浅丘ルリ子は結構可愛かった。宇野重吉はこの映画でも楽器演奏者の父親役なのね!本作のタイトルは『嵐
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父と娘の歌(1965年製作の映画)

4.7

プライムビデオで鑑賞

『大空に乾杯』に悪い意味で“完敗”したのもあって全く期待していなかったのに、これはめちゃくちゃ良かった。病気を患った父親と音楽大学を目指す娘の話。
電車中から駅を撮った横移動や
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鯨神(くじらがみ)(1962年製作の映画)

3.1

プライムビデオで鑑賞

村人が鯨神と呼ばれる鯨を倒そうとする話。鯨が序盤と終盤にしか出てこなくて少し物足りない気はしたが、鯨の特撮シーンは結構迫力あった。特に終盤の鯨を倒そうとしている場面はモンスター
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花くらべ狸道中(1961年製作の映画)

3.5

プライムビデオで鑑賞

大映の時代劇和製ミュージカル。観てるだけで楽しいし、ほぼ全編セットを組んで撮ってるのは凄い。色使いもかなりオシャレで女性陣の衣装はどれも美しい。ただ、ひとつひとつのレビューシー
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組織暴力 流血の抗争(1971年製作の映画)

4.6

プライムビデオで鑑賞

ヤクザ映画の隠れた大傑作だった。オープニングの殴り込みシーンからしてカッコよすぎるし、ヤクザ映画らしくない疾走感のある音楽がめちゃくちゃ本編にあってる。やっぱり拳銃ではなく刀を
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女の警察(1969年製作の映画)

3.6

プライムビデオで鑑賞

まあまあ面白かった。ズームの使い方とかカッコ良かったし、所々鈴木清順っぽいショットとかあった気がする。サスペンス系の映画なのに、エロ要素をちょこちょこ入れてくるあたり少し時代を
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とむらい師たち(1968年製作の映画)

4.0

プライムビデオで鑑賞

勝新太郎がデスマスク職人を演じる葬儀エンターテイメント作品。
しょうもないギャグも多いし、デスマスクを作っているところとかすげえ笑える。三隅研次がこんな映画撮ってたことも衝撃的
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硝子のジョニー 野獣のように見えて(1962年製作の映画)

3.4

プライムビデオで鑑賞

マジでフェリーニの『道』と似たような話だった。宍戸錠も芦川いづみも愛した人に裏切られたり捨てられたりととにかく胸が苦しくなる。芦川いづみはこういう役もいいけれど、やっぱり普通に
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明日は咲こう花咲こう(1965年製作の映画)

3.5

プライムビデオで鑑賞

吉永小百合が都会から田舎に来た保健婦を演じる作品。集団心理の描写が単純すぎてもはやネタになってる。時の経過を演出するためにカメラをぐるぐる回すのは結構好き。ラストの三田明(何故
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誘惑(1957年製作の映画)

4.5

プライムビデオで鑑賞

背景で影の男女が踊るタイトルバックからして傑作確定。芦川いづみが登場してからより一層面白くなるし、『誘惑』というタイトルがまた秀逸。登場人物の心情が声となって聞こえてきたり、泣
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大空に乾杯(1966年製作の映画)

1.4

プライムビデオで鑑賞

吉永小百合がスチュワーデス役を演じる作品。ではあるものの飛行機に乗って実際に仕事をしているシーンが全然ない。話も全く面白くないし、序盤の飛行機シーンでかなり期待していたのに全体
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婚約者たち(1963年製作の映画)

4.3

劇場で鑑賞

彼氏の転勤によってあるカップルが引き離されてしまう話。
序盤のダンスホールのシーンも凄いが、最高なのは手紙によって2人が愛を取り戻す幻想的なシーン。終盤のキスシーンは映画史に残るほど美し
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俺たちの血が許さない(1964年製作の映画)

4.2

プライムビデオで鑑賞

ヤクザの父親(開始数分で死亡)のもとに生まれた兄弟の話。高橋英樹がとにかく良い!兄役の小林旭とは対照的な陽気でお茶目な役柄が高橋英樹にとても合っていて、『けんかえれじい』を再見
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氷点(1966年製作の映画)

4.0

プライムビデオで鑑賞

母親からこの映画の原作小説を何度も勧められていた。しかし本を普段読まない自分は「読んでみな」と言われる度にスルーしていた。「映画なら観ようかな」と思いお試し感覚で観てみると、鑑
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裸の銃を持つ男PART33 1/3 最後の侮辱(1994年製作の映画)

4.1

プライムビデオで鑑賞

相変わらず面白い。レスリー・ニールセン演じる主人公が周りをめちゃくちゃにしていく様はなんでこんなにも面白いのだろうか。
『アンタッチャブル』や『大脱走』などの沢山の映画のパロデ
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

4.1

劇場で鑑賞

予告編を超える興奮はなかったものの普通に面白いし最高だった。登場人物の紹介シーンはDC初心者にありがたいし、何よりも最高だったのは音楽の使い方。これが気に食わない人が多いらしいけれど、登
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定職/就職(1961年製作の映画)

3.8

劇場で鑑賞

思っていたより恋愛要素は薄目で(勝手に恋愛映画だと思い込んでいた)、就職することが恐怖でしかなくなった。主人公が雨の中、違う部署に配属された好きな女の子を待つシーンとか手をつないで走るシ
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宇宙人東京に現わる(1956年製作の映画)

2.3

プライムビデオで鑑賞

星型宇宙人が東京を焼き尽くす映画と思いきや、人間に警鐘を鳴らすために地球に来る映画だった。
宇宙人同士の会話シーンがシュールで面白かったし、爆破などの特撮は良かった。が、総じて
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関東無宿(1963年製作の映画)

3.8

プライムビデオで鑑賞

やっぱりどう考えても撮り方とライティングがおかしい。でもそれが恐ろしいほどカッコいい。カットを割ると思いきやカメラを引いたり、人が倒れた勢いで障子が倒れ、背景が真っ赤になったり
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スター80(1983年製作の映画)

4.1

DVDで鑑賞

実際にあった男女の悲劇をベースにした作品。
この映画は距離の映画だと思った。初めはお互い近くにいたのに、女の子がスターになるにつれて2人の実際の距離も心の距離も離れていくのが悲劇的でと
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