松岡茉優さんの映画レビュー・感想・評価 - 56ページ目

ザ・マペッツ(2011年製作の映画)

3.5

すげえ良い話だしハッピーになれる映画だとは思うけれど、そこまで好きにはなれず…。鳥たちがCeelo Greenの“Fuck You”を歌ってる場面で一番笑った。

ロバータ(1935年製作の映画)

4.0

I won't danceを歌った後のアステアのソロが半端じゃない。力強いタップの音がこんなに心地いいなんて!!!話は全然つまんないけど、本作を機にアステア×ロジャース映画が確立されたのも納得した。踊>>続きを読む

バニシングIN60”(1974年製作の映画)

3.9

「俺は映画じゃなくてカーチェイスが撮りたいんだよ!!クソッタレ!!!」という監督の主張が、前半のつまらないドラマパートと後半の怒涛のカーチェイスとのテンションの差によく表れている気がした。とにかく後半>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

3.7

主人公の車とタンクローリーの間の距離が詰められていく恐怖感の演出が見事。カフェの下りやバスの下りなど飽きさせない工夫も沢山されていたが、やっぱり終盤は単調で飽きてしまった。ラストの夕陽が良かったなあ。

ハーヴェイ・ガールズ(1946年製作の映画)

3.9

文字通り豪華絢爛なセットと衣装がとっても眼福なミュージカル。ジュディの歌も勿論見所のひとつだが、個人的には『オズの魔法使』でカカシ役を演じたレイ・ボルジャーのダンスがめちゃ好きだった。シド・チャリシー>>続きを読む

有楽町で逢いましょう(1958年製作の映画)

3.6

前半は結構面白かったが、後半になると失速しちゃうのが残念だった。前半のノリはテンポの良いアメリカ映画みたいだった。京マチ子が着エロマダムと化してる貴重な(?)作品。おわりの表示の仕方が地味に洒落てた。>>続きを読む

アルファベット(1968年製作の映画)

3.0

意味わからなすぎて2回観た。2回観ても意味は分からなかった。『イレイザーヘッド』と同様に、赤ん坊の泣き声に対して不快感しか感じない。大文字のAが小文字のaを産むのが面白かった。リンチの怖い顔した嫁さん>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.5

観てるだけでチンコが縮む映画。『猟人日記』の奇形児がキモすぎたから一生観ないと誓っていたのに気になって観てしまった。エイリアンっぽいビジュアルの赤ん坊にはなんとか耐えられたものの、全体的に色々とキツい>>続きを読む

日本人のへそ(1976年製作の映画)

3.8

う〜ん、オールタイムベストである『君も出世ができる』の須川栄三が監督してるってのもあって期待してたんだけど、話はつまらなかった。ミュージカルのレビューシーンは後半になればなるほど良い感じになっていくけ>>続きを読む

上海バンスキング(1984年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。ジャズのために上海にやってきた男女が戦争の渦に巻き込まれていく話。『血と砂』といい音楽と戦争の話はなんでこんなに泣けるんだろう。前半の超多幸感溢れるシーンの連続は最高すぎたし、その>>続きを読む

ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

4.4

これはめちゃ面白かった!童貞ボーイスカウト3人組がボーイスカウトで学んだ技術を生かしてゾンビから身を守りまくる話。サラ・デュモンが正義すぎた。最高のタンクトップおっぱい。ちなみに途中の巨乳ゾンビはミッ>>続きを読む

ドッジボール(2004年製作の映画)

3.5

買収されそうになるジムを救うために、ダメ男達がドッジボール大会で賞金を獲得しようと奮闘する話。面白いギャグが少なかったのが少し残念だったけれど、何も考えずに楽しめる。ベン・スティラーが好きか嫌いかで大>>続きを読む

青空娘(1957年製作の映画)

4.0

途中まで「身勝手な親父が全部悪くね?」と思っていたけれど、清々しい青空のような性格の若尾文子が全部解決!!文字通り「天国への階段」が登場する。穂高のり子は性格悪い金持ち娘役似合いすぎ。こういう人絶対い>>続きを読む

変奏曲(1976年製作の映画)

1.9

かつてのような活気を失い、空虚で虚しい中平康の晩年の様子(チンコが思うように勃たない男は中平康の「分身」みたいな存在?)がそのまま鏡のように映し出されているような作品で、観ていてとても辛かった。とにか>>続きを読む

モンティ・パイソン・アンド・ナウ(1971年製作の映画)

4.5

モンティ・パイソンのスケッチ集。中には全く面白くないものもあるが、全体的にはめっちゃ面白い。テリー・ギリアムのアニメーションは独特の気持ち悪さと不気味さがあって最高。フルーツのスケッチと木こりの歌とラ>>続きを読む

モーター・サイコ(1965年製作の映画)

3.5

妻をレイプされた獣医が犯人であるバイクに跨るヤンキー達に復讐しようとする話。すんごい地味だしそこまで面白くないけれど、何にもない広い土地と女達の乳が眼福の極み。悪役の最後の死に方もベタすぎてある意味最>>続きを読む

絹の靴下(1957年製作の映画)

5.0

再見。前回観たときより遥かに楽しめた。シド・チャリシーが黒いタイツを脱いでストッキングを履くシーンから伝わる開放感が半端じゃない。どの曲も大好きなんだけど、All Of Youはやっぱり至高だなと。元>>続きを読む

恋の大冒険(1970年製作の映画)

5.0

これは本当に珍作でもあり大傑作でもある。滅茶苦茶すぎる和製ミュージカルコメディ。かなりぶっ飛んでるけれど、和田誠の美術といいいずみたくの音楽といい数多くのミュージカルシークエンスといいお腹一杯になる。>>続きを読む

黒蜥蜴(1962年製作の映画)

3.5

江戸川乱歩の原作をミュージカル映画化した作品。京マチ子がムチを打ちまくる謎オープニングは結構好みだけれど、全部観終わった時にはミュージカルにしなくても良かったんじゃないかと思った。もっと派手にやったら>>続きを読む

感傷的な運命(2000年製作の映画)

3.0

「テスト期間に3時間の映画を観る背徳感も、映画館に足を運べば、映画館で映画を観る喜びに変わる。映画館で映画を観るって最高だなあ」とか考えてたら映画が終わってた。ミア・ハンセン=ラブが可愛い。つまらなく>>続きを読む

ハウス・バイ・ザ・リバー(1950年製作の映画)

4.8

家政婦を誤殺してしまい、それを何とか隠蔽しようとする小説家の話。事件を隠蔽することだけに取り憑かれてしまった主人公が狂っていく様が面白い。ラストのカーテンの使い方には爆笑した。ちなみに本作の美術監督は>>続きを読む

ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

3.9

歴史の授業の単位を取らなければ落第してしまうアホ高校生2人が、電話ボックス型タイムマシンを使って歴史上の偉人たちを現代に連れてくるという話。歴史上の人物を現代に連れ出しても、歴史に変化が起こらないこと>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.7

面白かったけれど、劇場版1作目を観た直後に観たから「あれ、作風が全然違う…?」って思っちゃった。また見直す。

うる星やつら オンリー・ユー(1983年製作の映画)

4.8

うる星やつらシリーズ初めて観たけどこれは文句なしの傑作。ギャグの切れ味とかキャラクターとかが良いのはもちろんなんだけど、話がめちゃくちゃ最高。指輪を通じてお互いのことを想い合ったり、運命の分岐点にワー>>続きを読む

ひき逃げ(1966年製作の映画)

4.4

成瀬の作品の中でもかなりの異作。息子を車にひき逃げされた未亡人が、加害者家族の自宅に家政婦として忍び込み、復讐を果たそうとする話。高峰秀子の怪演もかなりの見所となっているが、とにかく松山善三の脚本と成>>続きを読む

残菊物語(1939年製作の映画)

4.7

『西鶴一代女』が個人的に微妙だった身としては観るのをかなり躊躇っていたんだけど、蓋を開けてみたら日本の宝みたいな作品だった。普通だったらカメラを寄せたり、切り返しで撮りそうなところで、あえて距離を置い>>続きを読む

ザッツ・ダンシング!(1984年製作の映画)

4.4

ミュージカル映画好きなら感涙もののオープニングだけでお腹いっぱいになるミュージカルの紹介映像集。バスビー・バークレイの紹介シーンは日本盤ソフト未発売の『泥酔夢』の最高なレビューシーンが観れるから本当オ>>続きを読む

暖流(1957年製作の映画)

4.6

序盤のキレキレのカメラワークといい長回しといい人物配置(これが特に最高)といい全ショット分析したくなるくらい画面が豊かだった。これぞ映画って感じ。左幸子(めっちゃタイプ)みたいな女の子好きになるに決ま>>続きを読む

天使の顔(1953年製作の映画)

3.7

ジーン・シモンズの悪女顔とロバート・ミッチャムのどこか気の抜けた感じの顔の相性が丁度良い。ジーン・シモンズのラストの目つきは割とマジでトラウマになる。ってかラスト、飲酒運転はダメだろう笑。

いつも上天気(1955年製作の映画)

4.7

3人の戦友が10年後に再会することを約束し、見事再会するのだけれど…という話。ジーン・ケリーのローラースケートのシーンが超有名だけど、シド・チャリシーが踊るレビューシーンも神がかってる。ラストのアホみ>>続きを読む

疑惑の渦巻(1949年製作の映画)

2.1

そこまで面白くなかった…。ホセ・フェラーが手鏡に向かって自分自身に催眠術をかけるシーンが印象的で、他はあまり印象に残らない…。

堕ちた天使(1945年製作の映画)

3.6

一目惚れした女と結婚するために、金がないから他の金持ちの女と結婚するという考え方が頭おかしい。標識がクレジットになっているオープニングはとってもオシャレなのに話は結構暗い。主人公のキスがこの映画のキー>>続きを読む

ウェルカム・ドールハウス(1995年製作の映画)

1.7

自分には面白さが全く分からなかったし、トッド・ソロンズは「性格の悪い悪趣味な監督」と自分の中でカテゴライズされた。とかいう自分もこの映画を観てるときに、前のバイト先にいた仕事のできないおかちめんこ女子>>続きを読む

アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ(2016年製作の映画)

2.8

よく分からん薬がドーナツを揚げる油に入っちゃったせいで、ドーナツが化け物になるアホ映画。地味にエロで釣ってくる場面がちょこちょこあって笑った。爆発シーンが無駄に迫力あるのが最高。

ひばり チエミ いづみの ジャンケン娘(1955年製作の映画)

2.7

55年に東宝でナンバーワンヒットしたミュージカル映画で、めちゃくちゃ期待してたのに全然面白くなかった。特別綺麗な訳でもない美空ひばりがなんで日本国民みんなに愛されてたのかがよく分からない…。この作品が>>続きを読む