かんなさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)

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才能溢れ、努力を惜しまず、全身を熱く走り抜ける感情を正直に表現でき、友だちの多い、恋と仕事に生きる、独立して人間味のある女性の生涯+名演の数々👏

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

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昼にストレンジャー・ザン・パラダイスを見たから夜はこっちを見る。ンフッと笑える小ネタを挟みつつ、もっちゃり進むところが魅力なんだね。物欲でべったり汚れた君はすでにゾンビだ。日本は火葬だからダイジョーブ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

とても村上春樹だった(ドライな登場人物、不自然なセリフ、喪失の後に再生を試みるストーリー、多摩ナンバーの外車、レコード、演劇、猫は?猫ではなくて犬だったが可愛いのでヨシ)、でも原作よりずっと受け入れや>>続きを読む

映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

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メンタルヘルスに留意した契約をアーティストとレコード会社が結べるような制度があった方が良いのではないか。海外でも日本でも悲しい出来事が多すぎる。ナイーブだからなんか変な茶髪の日焼けしたおじさんと上手く>>続きを読む

Summer of 85(2020年製作の映画)

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「ずっと一緒にいたくて触れたくて触れられたい、そして満たされない」恋心が、言葉とデートシーンで表現されており、むきだしで感傷的だった。内省と対話を通して、主人公が回復していく過程も見事。

海の綺麗さ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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状況をもっと良くするためには、丁寧に言葉で伝えて分かってもらうこと、そして他者の話をよく聞いて誠実に受け答えをすることが大事。私と私の同世代はたぶん政治的な革命を起こさないけど、この教訓は生活において>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

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人間の身体以外ほぼ全て見たことの無いもので異次元。ピューピュー口笛を吹いて水晶を壊していくシーンが好き。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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演者も観客もノリノリなライブの様子を映画館にお届け。四つ打ちのリズムが楽しい、皮肉なユーモアが笑える、人種差別反対のメッセージがずしっとくる。Talking Heads大好き人間は5万回くらい観に行く>>続きを読む

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

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フェェ成田凌かわいいウワエェェェ
(婚外子が出てくる作品を最近よく見るけどブーム?バブルの頃に内縁の関係が大量発生して、その子ども世代が今クリエイターとして活躍している…?)

バッファロー’66(1998年製作の映画)

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細かいことはさておき、幸せハッピーハッピーエンドが可愛くて気分がいい。みんななんかいいことあるといいね🍀

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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みんなシンジ母のでっかい生首と首なしマネキンがぐるぐるしてるシーンで爆笑して吹き出さなくて偉い。

ノマドランド(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

カヌーで美しい体験をした話(人生が完成してこのまま死んでも良いと思った)、寂しさや孤独があるままで良いという助言、広陵とした砂漠、Amazon内部、改造車のギミック諸々、滋味深かった。いぬかわいいねえ>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

気になる要素が全部そのまま回収されないで終わる。もしかして説明しすぎる最近の映画を否定するために、わざと浅いまま残している?あんまり好みではなかった。なぜかというと、
・姉貴のエピソードが薄い
・父親
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

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だらだら生きてる年増が「ああ私にもこんな出会いがあればなア」と夢想して現実を忘れるための映画で、道徳的な価値はない。考えが甘い。

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

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ただ一緒にいてくれるだけで最高の気分だったのに、理想を押しつけて、コントロールしたくて、でもまあ無理だから、どんどん憎く虚しく苦しくなっていく…愛しているからこそ甘んじて立ち去るゴズリン…アァー💔(家>>続きを読む

ルナ・パパ(1999年製作の映画)

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いっけな〜い!妊娠妊娠!でも誰の子ども?ウズベキスタン中を走り回って、あの日のアイツを大捜索だ!私の家族は恐喝も誘拐も器物損壊も辞さない!一体どーなっちゃうの〜??

って感じのドタバタ劇だけど、弱者
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

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相手を求める気持ちがお互いに燃えるように熱く、しかも終わりが分かっているから激しく切ない。もしかして、所有する/される関係を生む家父長制から離れた愛ゆえ…?
その上、ギリシャ神話が絡んでロマンチックが
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はちどり(2018年製作の映画)

4.0

目を見て名前を呼んで話を聞いて、真剣に思いやってくれる、そういう人との関わりが、生活の辛さを乗り越えるのに必要。

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

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おジャ魔女オタク三人衆(インテリ、元ヤン、喪女)によるアル中ロードムービー。自分の長所を生かしてお仕事がんばるよ、私がんばるよどれみちゃん。

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

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不倫が悪いし移り気が悪いし間違った結婚が悪いけど、そういうの理性じゃどうにもなんないからさー。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

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「すごいものを見た、こういう瞬間のために生きてる!!」という感じ。

とか言って、今まで見た映画の中で、最も内容を理解できていない。もはや分からないものを分からないものとして提示する新しい芸術の形なの
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

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愛が傷ついた人たちを癒すところを見た。車の窓から顔を出して夜風を浴びたり、木漏れ日の中を自転車で走ったり、ささやかだけど心地いい瞬間が丁寧に散りばめられていて私はもう胸がいっぱい。音楽もとてもとても好>>続きを読む

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

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絶望に囚われてしまった人は本人が心を閉ざすから、親しい人であっても簡単には救えないよね…。ラストシーンは無意識が欲した幻想かな…。

聖職者同士の言い合いが聖書の引用合戦だった。イーサンホークかっこい
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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立ち直って進む未来に思い出は連れて行けない。あー(涙)絶望した人がガツガツ食べるシーンは生命力をくっきりと感じられるから好きです。

ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

私たちがずっと背負って生きていく説明のできない物悲しさが、ドッペルゲンガーとその死で表現されている気がして突き刺さった。有色の光がドラマチックであまりにも美しい。。

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

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仕事が忙しいとかトラウマがあるとか言っちゃって友情や他人からの好意を無下にする人はみんなこれ見て反省したらいいと思った(自戒)

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

カーチェイスめちゃめちゃかっこいいしバチバチに音楽とシンクロしてる編集、もろもろすごい好き。人が死に過ぎてちょっとチープ…

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

仕事を斡旋する過程がスマートで痛快だったし、前家政婦再訪からの坂を転げ落ちるような勢いある展開がスリリングだった。最重要シーンが怖すぎて見れなかったから、何がきっかけで父が加害者になったのかしっくりこ>>続きを読む

ディーバ(1981年製作の映画)

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歌姫とのロマンスがメインかと思ってたら、サスペンスの要素も強い。スワロウテイルの時のCharaそっくりな女優がでてくる。これもこれで良いけどベティブルーの方が泣けるし好き。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

優しい雰囲気なのに、結構キツくて大袈裟なことを言い合うし、現在版クレーマークレーマーって感じで辛かった…。周りに煽られて、怒りや復讐心に駆られても、かつて愛した人を思いやって最善の選択をする大切さね。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

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こんなの育ちが悪いよ、私とは違うねとも言い切れず、連絡が来てるかスマホを確認するところとか、もはやどういう感情なのか自分でも把握できないところとか、分かりすぎるシーンなどもあり、ぎゃあぎゃあ独り言を言>>続きを読む

ドリーミング村上春樹(2017年製作の映画)

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翻訳家のドキュメンタリー。議論や経験を重ねて、より納得のいくデンマーク語を選ぼうと熟考する姿が、勇敢で頼もしかった。

あと、「1Q84」と「かえるくん、東京を救う」のイメージがCGで出てくる。(これ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公が10歳だから、かわいくて溶けそうなシーンも多いけど、戦争色強め。誰かや皆んなの言うことを盲信するより、自分が感じることに忠実であるべきだね。

ある1つのアイテムから、何が起こったのかを全て説
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

セリフにもビートルズの曲名が散りばめられていて、シーンと選曲も合ってるし、ファンは絶対見た方がいいよ。設定からしてバンドを讃えているし、名誉やお金儲けや愛する人との付き合い方についても、登場人物が葛藤>>続きを読む