花椒さんの映画レビュー・感想・評価

花椒

花椒

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.7

先日2の方を上映後井上監督(2の監督&今作の脚本)と白石和彌(今作の監督)のトークショーありの回で観賞したのだが、そのトークショーの内容でイマイチわからなかった人物相関図が今作を観て理解できるところが>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.7

鉄の爪の異名&必殺技を持つプロレスラー、フリッツ・フォン・エリック。
プロレスラーとして成功した父親と信仰心の厚い母親の元で育てられた兄弟。
父親のマネジメントのもと、プロレスラーとなった二男のケビン
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子猫をお願い(2001年製作の映画)

3.8

新作かと思いきやミレニアム頃の作品のリマスターでした。

まだ携帯事情もエンタメも日韓互角(というか韓国が日本に追いついた頃?)というところか

商業高校は日本と同じような位置づけなのだろうか?

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A TROUT in the MILK ミルクの中のイワナ(2024年製作の映画)

4.1

※既にUPLINK吉祥寺での上映は終了

タイトルはシャーロックホームズの中に出てくるフレーズらしい

世界の各地で独自の進化(適応)をして生き残ってきた。イワナを通して自然や生態系、引いては人間の有
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COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

3.5

全体スコアが高めなのはロック好きやロック史を学びたい人たちのスコアで映画好きの人が観たスコアではないかな、とは思いました

個人的に面白かったのは著名なドラマーが語るリンゴ・スター、チャーリー・ワッツ
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Ōmecittà(2020年製作の映画)

3.4

青梅の映画館、シネマネコにて上映されてました。
青梅の昔あった映画館や青梅街道沿いにあった大きな映画看板にまつわるエピソード。
青梅の映画看板に魅せられたフランス人の写真家が何度も来日して青梅に映画館
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.6

マンガの「ピアノの森」ってこの作品にインスパイアされて作られた気がするのだが。海と森の違いはあれど主人公が自然の中でピアノを弾くも次第に室内で弾くことに

閑話休題

まず誤誘導と思われるのが邦題。原
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記憶の居所(2023年製作の映画)

3.5

先日レビューした #朝をさがして と同時上映(監督が同じ)。
3作のオムニバス作品だが、半分以上は山下リオ主演の作品に時間を割かれる。

また1話ごとではなく、途中作品が切り替わって話が進行していくが
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.6

クリント・イーストウッドが主演だから西部劇かと思いきやマカロニ・ウエスタンだった

作品は見てなくても、一定の年齢以上だとこの音楽、この映画からなんだと思う人多いと思う

監督とクリント・イーストウッ
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ボンゴマン ジミー・クリフ デジタル・リマスター(1981年製作の映画)

3.7

レゲエシンガーであることは存じ上げていたが、言われてみると彼のオリジナル曲は一つも知らないのかもしれない

彼の場合スピリットはレゲエだけどいわゆる音楽のリズム的には必ずしもレゲエの枠には囚われてはい
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朝をさがして(2023年製作の映画)

3.7

この作品、新作なんだね。
監督の昔の作品と同時上映でした。

新宿まで30分の場所が主人公の不動産スタッフの勤務地という設定だがロケ地は吉祥寺が多かった。アップリンク吉祥寺での上映だったので駅周辺が吉
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

若松孝二が、ではなくシネマスコーレ前支配人の木全さんの話なのが観賞動機。

前作を見てなくても若松孝二以外の主要人物は変わっているので今作からでも大丈夫とのこと

シネマスコーレ関係のドキュメンタリ作
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ゆるし(2023年製作の映画)

3.9

#映画ゆるし

作品自体は3.7。スコアは上映終了後のトークショー含めて

完成度よりも熱量を味わう作品なのかと

ざっくりいうと新興宗教に限らず、毒親を持つ子供は悲惨、という話

監督脚本主演の平田
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ブルーイマジン(2024年製作の映画)

3.6

[性被害を受けた女性の駆け込み寺、相談所とシェアハウスを兼ねる「ブルーイマジン」。パパ活の男性がストーカーと化してどこに相談していいかわからず、ネットで見つけたブルーイマジンという相談所に行くことに。>>続きを読む

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

3.6

ゼロ年代の青き生き様@目黒シネマ

ロケ地が、輪島市や能登町でした

[両親が交通事故死して葬式に長女が帰ってきた。両親は再婚で母の連れ子が長男(永瀬)、父側に長女(サトエリ)と次女(佐津川)。長女は
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下妻物語(2004年製作の映画)

3.8

ゼロ年代の青き生き様@目黒シネマ

ロリータのコスプレで来られた方が相当数おられました🤗
ヤンキーコスプレは皆無でしたが😆

途中で深キョンが覚醒するのは何となく覚えていましたが、ほぼストーリーは忘れ
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100,000年後の安全(2009年製作の映画)

3.7

アップリンク吉祥寺でワンコイン上映を日替わりでしていたので内容は概ね知っているが、おそらく311後にテレビのドキュメンタリ番組でオンカロについては知っていたが、この作品は初観賞
どうやらアップリンク配
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.7

ざっくり言えば個人投資家がタッグを組んでヘッジファンドに対して牙を向ける話。

配信だけの交流でリスクの高い投資話をそこまで信じられるのは国柄なのかな?日本だとこうはならないだろうし、何よりもその前に
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MONTEREY POP モンタレー・ポップ(2017年製作の映画)

4.3

モンタレーフェスはジョン・フィリップス主催(ママス&パパス)でアーティスト主催のフェスの草分け的存在

ちなみにウッドストックは69年でそれと比べるとヒッピー色は薄い

ジミ・ヘンドリックスのプレイ曲
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ストーリー・オブ・フィルム エピソード12. 世界の映画製作と抗議(2011年製作の映画)

3.7

観賞予定の作品上映時刻に間に合いそうにない為、別の作品を検討。
とりあえず試しに観ようということに。

あらすじのような一括りではなく、ざっくり言えば各国の80年代の映画事情。
中国で言えば文化大革命
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.9

中国・香港合作の韓国版リメイク。
オリジナルは少年の君のデレク・ツァン初監督作品。少年…同様にチョウ・ドンユィ主演。
ミソ役の人、ちょっとチョウ・ドンユィに寄せてる?

オリジナルはネット小説を題材に
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ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー(2007年製作の映画)

4.0

シネマート新宿にて一週間限定上映

クラッシュのフロントマン、ジョー・ストラマーのドキュメンタリー。

生い立ちから逝去まで

パンクと言われながらもレゲエやワールドミュージックの影響がある音楽性は少
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映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

4.5

主題歌の黒猫同盟とは小泉今日子が参加しているユニット。
まさかミニシアターで上映する作品から小泉今日子の歌が聞けるとは思わなかった

監督は杉並区在住の脚本家や劇作家、映画監督。有名なAV女優の作品も
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瞼の転校生(2023年製作の映画)

-

川越スカラ座でこの作品の予告編が流れていたので、大衆演劇の舞台があるスーパー銭湯が川越にあるからそこがロケ地?と思っていたが、調べてみたら川口市が製作しているのを知り、せっかくなのでmovix川口にて>>続きを読む

リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング(2023年製作の映画)

4.6

ロックンロール創世記を知りたい人にはうってつけの内容かと

ロックンロールとは黒人が発明したものを白人が黒人色をなくして広めたもの

彼を通してロックンロールを学ぶ、というよりも彼そのものがロックンロ
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スポットライトを当ててくれ!(2022年製作の映画)

3.7

ユーロスペースで1週間限定が好評の為、今週末まで延長とのこと

(映画プロデューサーの渡辺は大手事務所の俳優の出演シーンをカットしたが為に干されることに。
八方塞がりの彼の元に大金を用意した高校生くら
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沖縄狂想曲(2024年製作の映画)

4.0

戦時や日本返還後の沖縄はある程度わかるものの、終戦後から日本復帰迄や琉球王国が日本に併合されるまでの歴史はあまり知らないな。
そこら辺の知識を持たないと沖縄の把握は難しいのかも

国内だと何となくアメ
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おくりびと(2008年製作の映画)

4.1

シネパークで楽しむ最後の映画たち@新所沢レッツシネパーク

モントリオール国際映画祭最優秀作品賞
アカデミー賞外国語映画賞受賞(日本初)

モントリオールの受賞を聞いて劇場で一度、テレビ地上波で一度観
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

ここまでの高評価は私にとっては意外。展開バレを最初にしてしまうが、perfect days同様ドラマチックな展開があるわけではない。淡々と話が進んでいく。

主人公に共感できる人が想像以上に多いんだろ
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ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター(1980年製作の映画)

4.0

評価低いのは邦題故にかと
これだとボブ・マーレーのライブに密着みたいに思えて、開けてみれば他のアーティスト出てるし、音楽以外の話多いし

レゲエサンスプラッシュはフェスの名前とわかっている人なら想定の
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クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

4.2

IMAX限定上映。27日迄(会場によっては週末のみ)

クレジットではフレディよりジョン・ディーコンが先に出て一瞬?となったがファミリーネームのアルファベット順ね

81年のライブなので前年にリリース
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女優は泣かない(2023年製作の映画)

3.7

今回観賞に至ったのはあらすじで伊藤万理華の役どころが「サマーフィルムにのって」と似通っていることが最大の要因かな

サマーフィルム…は高校の映画部の監督、今回はテレビ番組制作会社のADでどちらもメイン
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フレディ・マーキュリーThe Show Must Go On(2023年製作の映画)

3.7

クイーン来日公演に合わせての公開?

映画ボヘミアンラプソディを観た人だとあれ、あの人?とかあのシーンの実際の映像が出てきます

時間短いのでスルー予定だったが、今月末で閉館する新所沢レッツシネパーク
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

シネパークで楽しむ最後の映画たち@新所沢レッツシネパーク

おそらく過去に新所沢で上映された作品のアンコールなのだが、殆どおかわり(且つちゃんと新所沢で観賞した作品)でレビュー済なので新レビューはこれ
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ダイアモンドは傷つかない(1982年製作の映画)

3.8

こちらは藤田敏八監督作品。

[弓子(田中美佐子)は浪人時代に予備校の古文講師であった三村(山崎努)と大学合格後、愛人として過ごすことになる。三村には妻子だけでなく、古くからのつきあいのある別の愛人も
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.8

陽炎座を観賞したときはどっと疲れて途中から話を追うのを辞めてしまったのでインターバルを取っての観賞

映像美だけなら夢二や陽炎座の方だが2時間半の割には飽きずに見れました(まあ、正直に言えば最後の方は
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