感動的な演出などなく、わりと淡々としているが、フィリップ・シーモア・ホフマンとローラ・リニーがうまくて魅せられる。
マリアが結構したたかでそんな好きじゃない。むしろ浮気された奥さんが可哀そうだった。
どんなに理想の彼女であったとしても、自分の想像の範囲内に収まった相手と付き合っていくのは退屈だと思う。
旅行にいった知り合いから、あれ食べたーとか、瞑想したーとか、いい男がいたーとか、延々と聞かされてる感じ。
これに笑い声でも足してやれば、アメリカのホームコメディと見間違うような安っぽさ。
70年代の洋楽好きであれば、きっとウィリアムに感情移入して、まるで一緒にツアーを回った気持ちになり、当時の状況を垣間見れたことに心躍るだろう。
結局最後までローラーゲームのルールを把握しきれなかった。ドリュー・バリモアはあんな中途半端に出るくらいなら監督に専念しても良かったんじゃないかなあ。
ご近所さんとか同僚に命を狙われてるときはなかなか面白かったのに最後の尻すぼみ感が尋常じゃない。
どいつもこいつもみんないい感じにマヌケで面白い。ただ下ネタ連発なので若干しらけるのが難点。
インターネットの普及、北朝鮮の核実験、こんな時代だからこそこの映画の面白さがより実感できるのかもしれない。
あくまで映画館で3Dで観る人用に作られている感があり、部屋で寝っ転がって鼻ほじりながら2Dで観たところでたいした面白味もない。
残り3分で射精までもっていくのは悪魔がそうとうな早漏でもないかぎり至難の業だと思う。
航空パニックものとして目新しいところがないし、犯人の動機が希薄すぎてピンとこない。リーアム・ニーソンは頑張っているものの、ジュリアン・ムーアの必要性が感じられず、むしろCAさんのほうが目立っている。
続編と比べてキャストの豪華さなどで見劣りするが、それぞれの見せ場を丁寧に描いてくれているのは嬉しい。できればミッキー・ロークにも暴れてほしかった。
愛国者を謳ってるわりには、アメリカの為というより、息子殺されて復讐しようとしてるだけのようにも思えてくる。
四銃士の絆やディカプリオの二役など見応えあり。でも世代的に鉄仮面みたらどうしてもスケバン刑事を思い出しちゃう。
ところどころBSスペシャルの世界紀行でも見てるような雰囲気になる。チベットの生活が再現されておりなんとも興味深い。
専門用語だらけで何をやろうとしてるのか理解できないところもあるが概ね問題なし。緊張感の中にあふれるユーモア、船長の選曲も楽しい。ボウイのスターマンがひときわ印象的。
終盤のランボーはずっと機関銃ぶっ放してるだけなので、弓に爆弾つけたり、ヘリで突撃したりするバカな展開も欲しかった。
ダニー・トレホの顔面だけでじゅうぶん濃いのに、デ・ニーロにセガール、ジェシカ・アルバまで出てきてもうお腹いっぱい。
アントニオ・バンデラスの濃さと、アンソニー・ホプキンスの渋さと、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの美しさ。
ジェリーよりウィンストンのほうが男性として魅力的。サマンサとの関係も微笑ましくて良かった。
童貞まる出しのビリーを見ていたら甘酸っぱい記憶が甦る。あの頃レイラみたいな女性と出会っていたらどんなによかっただろう。
へんにエロ要素いれないで普通にサスペンスやってたほうがまだ見れたと思う。メグ・ライアンはおっぱい出し損。
冒頭からエロってるけど結構なチャンバアなので全くそそられない。ナンシー・アレンはむしろ有り。
ニコール・キッドマンの悪女っぷり、アレック・ボールドウィンの胸毛っぷり、グウィネス・パルトロウの惨殺っぷり。
前好きだった人に顔が似てるとか、名前が同じとか、そんな安易な理由で付き合ったところでうまくいくはずがない。
ひたすら喋りまくる彼の言葉を理解して面白いと思える日本人はそう多くないんじゃないだろうか。
これ絶対監督もそっち系だろと思ったら、やっぱそうだった。でなきゃ、あんな気持ち悪い視線を描けっこないよ。
死を題材にしながら悲観的なところがなく好印象。ヒロシがもうちょっとからんでくればより面白くなったかも。
なんか日本のエピソードだけほとんど繋がりがなかったし、あんまり理解できず、必要性を感じなかった。菊地凛子とかあれただの色情魔じゃん。
残念ながらマシューの犯した行為に救いはないが、彼の最後の言葉に心が震わされ、死刑制度の是非について深く考えさせられる。