ヤグさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ヤグ

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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.7

【突如消えた恋人はどうなってしまったのか】

あのスタンリー・キューブリックが3回観て
「これまで観た映画の中でいちばん恐ろしい映画だ」と言わしめた
サイコサスペンス映画。

その評判通り恐ろしく最高
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.5

【天使の顔をした殺人犯】

一般的には「主人公のような凶悪な殺人犯は、親も悪い」と言われます。
しかし映画を観るかぎり、主人公の親は良心のあるとても良い人たちです。

一方で主人公の犯罪相棒は完全に両
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

2.5

前作「愛がなんだ」で衝撃を受けた今泉力哉監督ということで、かなり期待してみましたが、
残念でした💦


「あの時に出会えたのが君で良かったのか」という一つの大きなテーマが主役となっていて、
それぞれの
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夕陽のあと(2019年製作の映画)

3.9

【貧困に追いつめられた母と血の繋がらない母、2人の母にとって唯一無二の子】

血の繋がりはないが、物心つく前から共に暮らしてきた子ども。
いざ特別養子縁組の手続きを始めると、突然、その子を捨てたはずの
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.2

【そこに英雄の姿なし。生存者はいつ殺されるか、1秒後?1分後?1時間後?】

まずこの映画で衝撃を受けたのは死の描写。

銃を連射し、あまりにも簡単に人々が次々と死んでいく。

決して死を過剰な暴力、
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五億円のじんせい(2019年製作の映画)

3.8

【無邪気な善意が凶器となる】

小さい頃に5億円の募金によって命を救われた主人公。

毎年テレビでは特集が組まれ、周囲に期待され、
主人公は5億円にふさわしい人間にならなきゃ、
いやなれそうにない、、
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ブラック校則(2019年製作の映画)

3.2

好きな女の子のために、厳しすぎる校則を変えようと奮闘する地味な男子高校生の話。

見た感想としては
人って、自分のためではなく
誰かのために立ち上がれる人を応援したくなるようにできてるんだな
と思える
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

4.5

【人生のあらすじは途中で変えられる】

個人的にツボである「頑固じじい」✖️「ロードムービー」の組み合わせ❗️

映画界のスーパースターとして一世風靡した過去を持つが、今ではすっかり落ちぶれてしまった
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パリ、嘘つきな恋(2018年製作の映画)

3.8

【嘘から始まる大人のラブロマンス】

主人公のチャラ男は女性を口説くためなら、どんな嘘も平気でつく詐欺師みたいな最低なヤツ✖️

次のターゲットの女性を口説くために車椅子生活をしていると嘘をついたチャ
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

3.9

【何十年もの歳月と大陸を超えた様々な愛の形】

今作は一つの悲しい事故の遭遇から二つの家族が思わぬ奇跡で繋がっていくオムニバス形式の作品です。

過去から未来へどんどんストーリーが繋がっていく様子は
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.0

【自分だけしか知らないビートルズの世界】

またまたボロクソ書きます。

ダニー・ボイル監督と聞いて、ワクワクしましたが、
脚本家があのリチャード・カーティスなので、
かなり不安になりました。
そして
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8番目の男(2018年製作の映画)

3.8

【法は人を罰しないためにある】

陪審員に選ばれて初めて人を裁かなければならなくなった市民たちと、
初めて一般人と裁判を共にしなければならない裁判官の姿を描いたリーガル・ヒューマン・ドラマ。

評決の
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

1.5

最初に言います。ボロクソ書きます。
ちなみに怒ってはいないです(笑)

俳優さんたちの演技は素晴らしいと思いました。

ただレイプというシリアスな題材を扱っているのに、
青春ドラマみたいなノリで
男同
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.4

前作から10年後を舞台に、ゾンビが蔓延した世界で男女4人の新たな冒険と闘いを描く。

今回は、前作よりパワーアップした新ゾンビが続々登場します❗️

頭がお花畑な最弱ゾンビ
気配を消して忍び寄る忍者ゾ
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.8

【次期大統領候補✖️ダメ男のラブコメ】

「プリティウーマン」の男女逆バージョンかと思いきや、
そんなロマンティックな恋愛映画ではないです、、、

なぜならこの作品下ネタ多すぎるからです(笑)
そして
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誰がための日々(2016年製作の映画)

3.3

【介護うつの果てに母を亡くした男の苦悩】

重い、、、
ひたすら重い作品、、、

介護や介護うつの現状をリアルに描かれていて、
娯楽性は一切皆無。

展開も胸糞すぎて何度も観るのを辞めようか迷いました
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シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

4.2

【あなたは私のシークレット・スーパースター】

歌手を夢みる少女のサクセスストーリーかと思いきや、
それをメインとして話を進めつつも
インドにおける階級意識や女性差別を問題提起する傑作でした❗️

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最初の晩餐(2019年製作の映画)

4.1

一晩の通夜から翌日の葬儀にかけた1日を背景に過去を思い起こしていく家族の物語。

・ハムの代わりにチーズを使った「目玉焼き」
・山登りのキャンプで作った「きのこピザ」
・庭の焚き火で焼いた「焼き芋」
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.3

【バイトを始めた銭湯は、深夜に風呂場で人を殺していた】

映画冒頭から『冷たい熱帯魚』みたいなバイオレンスな感じで
風呂場で殺害遺体を処理する展開なのだが、
観終わった後はめちゃめちゃほっこりするとい
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.9

【見えるものは人によって違う】

隠し絵で有名なのは『ルビンの壺』ですよね!
ある人はその絵が壺に見えて
ある人は向かい合ってる人の横顔に見える。

同じ絵なのに、人が何を認識するかで見え方が変わって
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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

4.0

プロバスケのコーチがとあることから障碍者のバスケコーチを任されることになる。
でも知的障碍者たちとコミュニケーションがうまく取れず、、、。

チームになるということは喜怒哀楽を共にし、手を取り合って感
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

どんでん返し系ミステリー映画だったけど、個人的に爽快感は無かったかな😅

推理をするよりも速いスピードでネタバラシがどんどん疾走していくような感覚。

そのネタバラシのどれもが、ミステリーを読み解く側
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緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

4.0

『運命の女が幸福をもたらすとは限らない』

モテ期が無かった男を悪女が騙そうとするファム・ファタール。

よくあるサスペンスドラマのような感じだが、さすがフリッツ・ラング監督❗️
普通の話で終わらさず
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死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

4.4

【心の炎を後世に残せ】
なんだ、この映画は、、、。

自由や平和は自分たちで掴み取らないといけないというメッセージ性があり、
非常に考えさせられる映画である一方で
サスペンス映画としても二転三転する展
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目撃者(2017年製作の映画)

3.3

もし、あなたが殺人事件の目撃者になったら通報できますか?

主人公は犯人を通報するのではなく、犯人からの報復を恐れ、家族と家を守るために見て見ぬふりをします。
事件に巻き込まれたくない、自分が通報しな
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ミスター・ガスパッチョ(2016年製作の映画)

4.2

ミスターガスパッチョとは
内気な主人公を幼い頃から見守るイマジナリーフレンド(想像上の友達)。

終盤の方で
なぜ主人公がミスターガスパッチョを生み出すことになったのか?
なぜ主人公が内気なのか?
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ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.9

「遊星からの物体X」みたいな寄生獣がどんどん人間に乗り移り、殺人や銀行強盗を繰り返していき、
それを追っていく犯人の物語。
ハラハラドキドキの連続でめちゃくちゃ面白かったです❗️

そして謎めいた雰囲
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ピラニア 3D(2010年製作の映画)

3.4

やっぱアレクサンドル・アジャ監督大好き!
相変わらずのグロ描写だけど
物語に緊迫感があって、サクッと観る分には十分面白い!

徹底的にグロかエロをみせられるので、もはや爽快感すら感じます(笑)
そして
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.6

あふれんばかりの情報量、謎が謎を呼びどんどん迷宮入りする事件、全編に漂う不気味な雰囲気と
とにかく観終わった後の疲労感と虚脱感がハンパない、、

ミステリーというよりはゾディアックに翻弄される人の物語
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

3.9

事故死しても天国から戻り、生きることを望むユウと
彼女が舞い戻った事を唯一知り力になろうとする雨宮。
そんな2人は徐々にお互いを意識し出します。
お互いの恋の行方は、、、?

生前のキャンペーンガール
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ボックストロール(2014年製作の映画)

3.8

ストップモーションアニメーションとは思えないほど映像が綺麗で素晴らしかった❗️

キャラクターも写真で見たときは不気味な感じがしましたが、
実際動いているの観ていると
本当に愛らしくて、トロールたちが
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ラスト・ソング(2010年製作の映画)

3.5

タイトルの「ラストソング」というのは
彼氏が彼女に最期に曲を作るのでなければ、その逆でもない👩‍❤️‍👨

余命いくばくもない父と娘の絆を結ぶ「ラストソング」です👨‍👧

父と思春期で父との接し方が不
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.1

いじめっ子といじめられっ子が、怪物を捕まえたことで、拷問しまくる映画。

とにかくこの拷問シーンが超胸糞で、
ただのホラーと思いきや、
人間のえげつない醜さをこれまでかと描かれている😱

何よりこの映
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

【個人的に今年1の傑作きたわ】

ワンカット風だからこそ
リアルに主人公と一緒に戦場にいる感覚になれたし、
主人公の緊迫感や恐怖が痛いほど伝わってくるではないか❗️😳

一部分の長回しでも大変なのに、
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

【もう二度と戻らない青春時代。それがわかるからこそ愛おしくも切ない愛の物語】

岩井俊二ワールド炸裂💥
現実ではあり得ない行動が多いから、感情移入できないという意見もあるみたいですが、
岩井俊二の映画
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

2.8

Filmarks高評価×「サニー」の監督
でこれは絶対間違いないでしょ!
って思って観た今作。

すみません、まったくハマれませんでした、、、
今作のことを書こうと思うとマイナスのことしか出てこないの
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