kazooさんの映画レビュー・感想・評価

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妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ(2018年製作の映画)

4.0

「家族はつらいよ」シリーズは、何となく成瀬巳喜男の作品と重なる所が多く感じます。

甲斐性のない男、それに振り回される女。

序盤で林芙美子の「めし」の一部を朗読する場面がありますが、終盤での夫と妻が
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

思ったより、普通の恋愛映画でした。

ただ、学生時代の存在感の無さには、大いに共感しました。

2年前、結婚相談所に加入し婚活をしていた時、偶然、中学校の同級生とお見合いすることになりました。

僕の
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blank13(2017年製作の映画)

4.8

冒頭の「火葬」に関する説明のくだりは、ちょっとくどい気がしましたが、それを除けば、とても完成された映画だと思いました。

はっきり言って、既に、是枝監督や橋口監督などに肩を並べるぐらいのクオリティだと
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

4.3

①南瓜(せいいち)
・料理する上で、他の具材と合わせずらく、味が孤立しやすい(我が強い)。
・最初は芯があり堅く、味が薄いが、じっくり煮込む(風呂、仕事の汗、女の涙)ことで次第に柔らかくなり、独特の甘
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アバター(2009年製作の映画)

4.0

もっと評価が高くても良い映画だと思います。

公開当時、過去の名作ゲームに「パンツァードラグーン」という作品があり、正にこのゲームの映画化だと勘違いしてました。

その名作ゲームがその業界に与えた衝撃
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とても素晴らしい映画だと思いますが、大絶賛するほどの映画かと言うと、疑問です。

戦争の過酷さを極力抑え、こんな環境の中でも、ささやかな幸福やユーモア、恋愛が存在していたのだと、無理やり諭されているよ
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.5

前編は、とても満足できたのですが…

後編は、正直言って「消化不良」感が否めませんでした(>_<)

全てが中途半端で、盛り上がりに欠けました。

次回作に期待することは確かですが、ついつい原作マンガ
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.0

この作品の監督さんは、「ガチボーイ」や「タイヨウのうた」、「flowers」等々の秀作を作り上げてきた、名監督と言っていいと思います。

そして、今回の作品ですが、やはり非常にクオリティの高い作品でし
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

とにかく、秦基博さんの「rain」(原曲は大江千里さんですが…)に尽きますね。

率直に言えば、女教師と男性生徒の甘酸っぱい恋模様なのですが、最後のエンディングテーマのおかげで、「ハイセンスな映画なん
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.6

「海炭市叙景」、「そこのみにて光輝く」に続き、佐藤泰志三部作のフィナーレは、とても素晴らしかったです。

函館らしさがとてもリアルに表現されていました。

というのも、僕自身、約5年間仕事で函館に住ん
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

当初はあまり興味の沸かなかったこの作品。急遽、仕事の休みがとれたので、ふと足を運んでみました。

全体的な感想としては、「とても真面目に作っているなぁ」という感じがしました。

他の方も指摘されており
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.2

僕は決してイケメン顔ではないので、「朝起きたら、イケメン顔になってないかなあ…」って、しょっちゅう考えていましたが、それが毎日変わっちゃったら、たまったもんじゃないですね(^^;

久々に韓国映画を観
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー作品賞、残念でした…

そして受賞当日とあって、平日ながら映画館はかなり混んでました。

で、感想ですが、ミュージカル映画はもちろん、クラシック映画や現代映画に対するオマージュに満ちあふれた
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.7

オープニングシーンの異様な居心地悪さが、とても大好きです。

デヴィッド・リンチ監督作品のなかで、一番のクオリティだと思ってます。

何年か前に、浅草キッドが司会の映画番組の中で、この作品はビリー・ワ
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

5.0

「サイバーパンク」というジャンルを確立した作品ですね。

僕が小学生の頃、父親が大音量でこの映画のサントラをかけまくっていたのを今でもおぼえています。

そして、今改めて聞いても、カッコいい楽曲です。
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

やっと観れました❗

この監督さんは、「くたばれ、ユナイテッド」というサッカー映画を観て知り、その後あの「英国王のスピーチ」で一躍スターダムにのしあがりましたね。

どちらの作品も、とても丁寧な作りを
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リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

4.3

サントラが欲しい!
あの独特な世界観にもハマりました❗

あと、女性って服装や髪型で激変しますね(^^;

ああ、やっぱりサントラが欲しい…

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.0

楽しかった❗楽しかったけど…ね、って感じです。

あんなにビースト満載なのに、やっぱり既視感で一杯でした。

あと、どうも友情及び愛情へと向かう動機について「??」と思わざるをえず、ご都合主義の感が否
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フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

4.0

音楽にハマり、思わずサントラを買ってしまいました。

ラストでスッキリする映画としては、極めて稀少だと思います。

今となっては、何気に素晴らしい俳優さんが出演しているので、いずれまた観たい作品です!
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ピンポン(2002年製作の映画)

3.6

とにかく「スーパーカー」の曲がカッコいいので、センスの良い映画に感じてしまいました。

音楽は重要だなと感じる映画でした。

少林サッカー(2001年製作の映画)

5.0

何故、こんなに評価が低いのか信じられないです。

公開当時は、ホントに度肝を抜かれました。今となっては、CGのアラが目立ちますが、あのテンションの上がりようは未だに衰えません。

「カンフーハッスル」
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.7

この映画は、今後も何年かに一回必ず観ることになるでしょう!

とにかく、自分の中のマスターピース「2001年宇宙の旅」のオマージュで一杯なのです。

音楽、映像、AI(人工知能)、とにかく「2001年
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あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.9

多部未華子さんの歌声だけで、涙が出てしまいました。

つくづく、昔の曲って素晴らしいなあと思いました。それに引き換え、今時の曲といったら…

この映画は、とにかく音楽のセンスが秀逸なので、エンドロール
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.3

阿部寛も樹木希林も、家族の再生や新しい住処への脱出やらに、諦め半分ながらももがいているんだなあ、と思いました。

それが何となく伝わったのが、二人でカルピス氷をひたすらつついているシーン。

まるで海
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.3

クリント・イーストウッド監督の作品では、「ピアノの旋律」の優しさに、いつも泣かされます。

イーストウッド監督も今や、かなりのご高齢ですが、できる限り多くの作品を作っていって欲しいです。

リベリオン(2002年製作の映画)

4.0

ガン・カタ最高です!

このガン・カタ観るだけの為にDVD買いました。(エピソードとしては、かなり退屈ですが…)

このガン・カタ使いを是非とも「キングスマン」の続編とかで登場させて欲しいです!

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.8

去年観た映画の中で、一番泣きました。

僕も学生時代は常に孤独だったので、主人公の二人は、良い友達が出来て本当に良かったと思います。

原作は未見ですが、僕としては、昨年のアニメ映画ナンバーワンだと思
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.3

現在婚活中の僕ですが、婚活パーティーで撃沈する度に、この映画のことを思い出します。

先日の婚活パーティーで、自分が昔から好きな音楽アーティストの話で盛り上がったと思い、「これは、カップル成立イケる❗
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.2

この映画の監督さんが作る映画って、「悪人」が全くといって出てこないところがとても好きです。

アメリカ映画って、とにかく完全なる「悪人」を作りたがる気がします。(特にディズニー映画は顕著です)

とに
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

正直言って、期待以上の作品ではなかったです。

僕はアニメ映画も結構観るのですが、何とも既視感の多い場面が沢山ありました。(「サマーウォーズ」とか「時をかける少女」とか)

今年のアニメ映画で言えば、
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ビリギャル(2015年製作の映画)

4.0

自分の大学受験とシンクロしてしまい、とても感慨深かったです。

模試の結果で一喜一憂したり、正月休みもなく勉強に明け暮れる日々。

そして受験当日の緊張や思わぬトラブル。

受験の何たるかが、かなりリ
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

4.0

やっぱり「函館」が舞台の映画は、景色を観ているだけで、泣けてしまいます。

「海炭市叙景」、「そこのみにて光輝く」、「オーバーフェンス」のいずれもそうですが、町並みに何とも言えない哀愁が漂っているのと
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