このレビューはネタバレを含みます
アカデミー作品賞、残念でした…
そして受賞当日とあって、平日ながら映画館はかなり混んでました。
で、感想ですが、ミュージカル映画はもちろん、クラシック映画や現代映画に対するオマージュに満ちあふれた傑作でした。
恋愛対象を「ジャズ(音楽)」や「映画」における価値観から見出だそうとした男と、恋愛=結婚とはならなかった女の構図は、現代恋愛映画の傑作「500日のサマー」に通ずるものがあります。
また、大恋愛の末、結局はお互いの「職業」を選び、最後はお互いの「目」で理解し合った直後の「the end」は、まるで「ローマの休日」のラストシーンのようでした。
そして、まさしく「テクニカラー」万歳\(^-^)/って感じでした!
ヒロインの着ていた「黄色」の衣装は、ミュージカル映画の傑作「雨に唄えば」のオープニングとシンクロしました。あの「高揚感」や「無邪気さ」
は、どちらのヒロインにも共通するものでした。
この映画を観て、また改めて「クラシック映画」を観たくなってしまいました。