kazuuuさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

社会的テーマを織り込んだスリラー作品として、クオリティが高い。女性の社会進出という現代の動きは、旧来的な家父長制を意識する、マッチョな男性像とは相容れない。金銭的、身体的にマッチョになれない男の救いの>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.8

悪い事が起こった時、通常、人は何がいけなかったのか、理由を探す。先日細菌性胃腸炎にかかった時、ドライバーが買ってきた屋台飯が原因だ、そうに違いないとドライバーを恨んだ。しかし、本当の原因はわからない。>>続きを読む

裸のランチ 4Kレストア版(1991年製作の映画)

3.7

ビジュアル系キワモノ映画。
ストーリー云々ではなく、アート作品として楽しむのが正解な気がする。麻薬常習者の体験する世界を映像化したら、こんな感じの映画になる?

エロティックを通り越し、下品で笑ってし
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イグジステンズ(1999年製作の映画)

3.2

正直、これは全く訳がわからなかった。登場する数々のアイテムのビジュアルは独創的で素晴らしい。

デッドゾーン(1983年製作の映画)

3.8

キング原作でクローネンバーグが監督。これまたわかりやすくエンタメな作品で、気負う事なく楽しめる秀作。

イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.0

渋めなマフィア映画。舞台となるロンドンの空模様と同じく暗い話だが、終盤の意外性含めて、見応えある作品。すべてを説明し切らず、想像の余地が残る部分も、余韻が残っていい。

この監督は本当にジャンルに縛ら
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.4

映画、漫画含めて、後続の多くの作品に影響を与えたであろう設定が魅力的。
ショックシーンの数々は凝りに凝っていて、頭部破壊、人体発火などバラエティ豊かである。

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.6

クローネンバーグ監督の中では、比較的話がわかりやすく、かつ面白い。

その設定と具現化されたクリーチャー造形は、流石の気持ち悪さ。一方で、「赤い影」との類似点も多い。赤いカッパを着た少女と、奇形の造形
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デビッド・クローネンバーグのシーバース(1975年製作の映画)

3.0

マッドサイエンティストが生み出した、人間の性欲を解き放つ寄生虫により、タワマンが大パニック。そんなトンデモ設定の映画。

人々が大挙をなして襲いかかる姿は、ゾンビ映画のようで、その目的が目的なだけに恐
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.7

終盤の展開に無理はあるものの、悪役が見せる狂気の演技により、見所のある作品になっている。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

正統派エクソシストホラー。謎解き要素とアクション要素が多く、ホラー初心者でも楽しめる内容だと感じる。
クセ強いキャラクター達が印象的で、仮にシリーズ化されたならば、是非とも続編が観たいと思える。

ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.7

ロマンポランスキー監督が放つ、陰謀系サスペンス映画。

元英国首相の伝記を書く為、ゴーストライターの仕事を引き受けた主人公は、国家間の関係を揺るがす秘密に近づいていく。

終始どんよりとした天気が続く
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ビースト(2022年製作の映画)

3.5

アニマルパニック映画として、ツボを押さえた楽しい娯楽映画!

ライオンに襲われる恐怖を、リアルなCGで描く。武器がない極限状態での死闘は目が離せない。このクオリティ、予算感のアニマルパニック映画が、1
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.8

ディズニーランドにある同名の人気アトラクションを映画化した、子供も楽しめるホラーファンタジー映画。

ストーリーとしては、アトラクションの内容を元に、幽霊屋敷の秘密を追う謎解きミステリーとなっている。
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Rocky Aur Rani Kii Prem Kahaani(原題)(2023年製作の映画)

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Ambience mall Gurgaonにて。

チケットを買う際、受付から「英語字幕なし、ヒンドゥー語だが本当に買うのか?」と3回も確認されたが、構わず購入。

ストーリーは王道ラブコメ、といった
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サロゲート(2009年製作の映画)

3.5

自分自身は部屋の中で過ごし、代わりにサロゲートと呼ばれるロボットを操作して生活を営む。この近未来を舞台としたSFアクション。

これを見ていると、テクノロジーでどこまで人間の能力を拡張するか、を考えさ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

エスターの前日譚。

前作にてエスターの秘密は既に判明しているため、どんな作品となるか予想がつかなかったが、その方向で来たかと驚かされた。

恐ろしい作品には違いないが、前作ほどのインパクトはないか。

スマイル(2022年製作の映画)

3.7

笑顔が恐怖に変わる。

1人目の方の笑顔が一番怖かったかな。

女神の継承(2021年製作の映画)

3.6

タイの奥地における民間伝承という題材と、POVホラーが組み合わさり、じわじわと来る恐怖描写と、ラストの地獄絵図が印象的。

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

家族というテーマ、二転三転するストーリーを高レベルで継承した続編となっている。
デジタルネイティブ世代が主人公となったため、様々なツールを駆使して消えた母親を探す。そのためテンポが前作に増して良い。

真実の行方(1996年製作の映画)

3.8

リチャードギア、エドワードノートンの演技、そして脚本が優れた秀作。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ノーラン監督最新作。インドにて鑑賞。

原爆の父、オッペンハイマーの伝記的映画。

オッペンハイマーの葛藤を描く演出と、キリアンマーフィーの演技が印象的。オッペンハイマーが生み出した原爆が戦争を終わら
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.9

朗報:トムさん、相変わらずのスタントを披露

二部作の前編ではあるが、見せ場は多く、流石の人気アクションシリーズ、な作品となっている。

あらゆる情報を操作可能なAIによる世界危機を防ぐ為、トムさんが
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

ジョンウィックシリーズ第四弾。
頭以外への弾丸はすべて弾き飛ばす防弾スーツにより、如何に頭に銃弾を撃ち込むか、というガンアクションが素晴らしい。もはや一種のスポーツを観ているかのようだ。

ミルカ(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンが印象的。振り返ることに怯えていたミルカの横に並走する過去の自分。過去からの決別、と捉えられるのだろう。

ガンジー(1982年製作の映画)

3.8

1人の人間が、暴力を使わずに強い意志で行動し、独立を果たした事実に驚愕する。

ガンディーは人間の良心に訴えかけるように、インド独立を主張する。「あなた方が争いを止めるまで、私は断食します」と言って断
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クリフハンガー(1993年製作の映画)

3.6

スタローンほどの筋肉があると、冬山も半袖で過ごせる??

山岳救助隊のメンバーが、大金を狙う犯罪集団と雪山でバトる映画です。

ダイハード2のレニーハーリンが監督なだけあって、絶体絶命を単独で切り抜け
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.7

希望はなくならないよ、見えなくなってしまうだけなんだ。

だいぶ教訓めいたストーリーだけど、仕事が辛いと悩む新社会人の方々にとっては、心晴れやかな気持ちになれる作品ではないか。

また、終盤にかけて伏
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ケース39(2009年製作の映画)

3.3

引き取った子供が実はヤバい奴だった、、系の作品。

善意で近付いた方々が不幸になっていくのは悲しい。

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館(2012年製作の映画)

3.2

あまりにも理不尽な呪いで、主人公が可哀想な作品である。ここ最近観たダニエルの映画の中では、まともな人物を演じていた。

黄龍の村(2021年製作の映画)

3.8

アイデア一発勝負!お約束を逆手に取った挑戦的な作品で、面白かった。

タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

3.9

白人と黒人、という人種の違いを克服し、勝利を掴む姿にグッとくる。
人種ではないが、国籍でのカテゴライズという事は自分も無意識にやってしまっている事の一つである。それを元に好き嫌いを判断はしないようにし
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ザ・ファイター(2010年製作の映画)

3.4

クリスチャンベイル演じる兄貴は最悪の兄貴だ。家族という理由で弟を縛り、俺について来いと言いながら、自分自身は薬物中毒で練習に遅刻。彼が、自身のドキュメンタリー番組で自分自身の最悪な部分を突きつけられる>>続きを読む

ザ・グリード(1998年製作の映画)

3.8

B級モンスターパニックの金字塔だろう。

あのハムナプトラの監督が作った映画であり、納得の面白さだ。
まだビデオデッキだった小学生の頃、レンタルビデオ店にこの映画があり、「3000人一気喰い!」という
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アントラーズ(2021年製作の映画)

3.4

スコットクーパーといえば、人生の栄光を過ぎたおじさんがギターを奏でる映画、クレイジーハートが最高だった。
今作は毛色が異なり、モンスターホラー映画となっている。

全体的に落ち着いた作品であり、正直盛
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.5

本当に悪い奴は誰ですか、という話。
Airbnbのトラブルを検索してみると、また違った恐怖を感じる事になる。