マサミチさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マサミチ

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秋立ちぬ(1960年製作の映画)

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父親が亡くなり、母親と共に田舎から東京の親戚の元に来た少年の出会いと別れ。

如何にも良妻賢母な雰囲気の乙羽信子演じる母親が住込みで働く旅館の客(加東大介)と不倫して、少年を親戚に預け
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

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これは湿地のロケーションが非常に素晴らしいのでそれだけでも見どころなのだが、ミステリーの出来栄えとしては今ひとつ。

要するに世間から隔離された環境でひたすら無垢に生きてきた少女が果た
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

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アカン……ボロ泣きした(笑)

まァ、高倉健さんのプロモーションビデオとか中高年アイドル映画とか揶揄した批評も当時あった記憶もあるんですがね。

ただしこれ、誰でも泣きますよ。
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ブラックバード 家族が家族であるうちに(2019年製作の映画)

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まるで内容を知らずに観始めたら……。

なんか以前にNHKスペシャルで尊厳死を選んだ人の最後の日々を映したドキュメンタリーを思い出した。

スーザン・サランドンのあの大きな眼で
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ザ・インタープリター(2005年製作の映画)

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国連の通訳のニコール・キッドマンが偶然暗殺計画の会話を耳にしてしまい……とゆうプロット。

命を狙われ始める彼女にシークレットサービスのショーン・ペンが絡むが、彼も拗ねに傷を持つキャラ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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ファンタジー映画の利点って実写映画では些か気恥しいメッセージを台詞に乗せて伝えられる事だと思う。

作品が否応なしに注目されるこの監督さんだからこそ、このクライマックスに主人公のすずめ
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

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血も涙もない青春時代劇……未曾有のコロナ禍を経た不況真っ只中の今の日本と気持ち悪いくらい被る世界観だなァ。

こんな底辺の仕事でも抜け出したくてもがいて、結局それでも人生は続くわけで、
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

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ダコタ・ファニングちゃんはもうアラサーなんだな。

成長した我が国の芦田愛菜ちゃんもそうだが、子役としてあらゆる意味で完成していたファニングちゃんが大人になると顔立ちは個性的でも妙に賢
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ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

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作家の小林信彦氏推薦の映画史的に重要な一作なのは理解するのですが、ちょっとさすがに古すぎるかな?(1940年だから日本は昭和15年!)

元々が戯曲とゆう事もあって2人の会話劇をカット
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

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ウェルメイドなエンターテインメント映画として良くまとまっていて上出来。

擬似家族とゆう設定は昔からよくあるが、原作アニメはそこに作戦遂行の為に一時的に集ったスパイと殺し屋と超能力者と
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デッド・カーム/戦慄の航海(1988年製作の映画)

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暇つぶしに観たら全然面白くなくて逆に困惑……のオーストラリアの海洋サスペンス。

大女優ニコール・キッドマンの出世作にしてはヨットの中でイケメン変質者に追いかけられたりエッチしたり、ま
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

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ゲーマーが本物のレーサーになる話?、そりゃファンタジーだろ!?

と思ったら実話だった……。

ただし、ボク個人は今ではゲームは全くやらないし車にも全く興味が無いので非常に受け
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聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

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はい、つまらなかったです(笑)

かといって別に原作マンガの『聖闘士星矢』を崇拝するほど好きでもないので、目くじら立てて怒る気持ちはさらさら無いのですが。

マンガの実写映画化
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ゴジラ映画で過去を舞台にした作品はこれが初めて。

古き良き昭和期をノスタルジックにCGを駆使して描き出すのが得意な山崎貴監督としては永遠のゼロとちょうどコインの裏と表のようなテーマに
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これがUFOだ! 空飛ぶ円盤(1975年製作の映画)

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話のネタになるかと思いスマホで鑑賞。

1975年だからSFアニメブームと共にUFOブームも来ていた時代背景があったのでしょう。

実際の未確認飛行物体との遭遇事件を元にした再
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春に散る(2023年製作の映画)

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説明過多に陥らない省略の効いたテンポ良い脚本のお陰でベタなストーリーでも淀みなく見せる。

それは瀬々敬久監督の職人的演出手腕も大いに関係あるし、役者陣、特に主役の横浜流星の本当にボク
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

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原作がすこぶる面白かったので期待して観たが脚色の悪さにガッカリ。

そもそも大規模な仮装パーティー(マスカレードナイト)が行われる大晦日当日のホテルにいきなり警察が張り込むなんてむちゃ
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21グラム(2003年製作の映画)

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疲れる作品でしたね。

心臓移植を待つショーン・ペン、夫と娘二人を交通事故で亡くしたナオミ・ワッツ、そして事故の加害者であるベニチオ・デル・トロの3人が織り成す糸筋縄ではいかない内容を
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

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う~ん……発想は悪くないんですよ。主人公の少年時代の暗い過去の因縁ある相手と云うのは【ロッキーシリーズ】でも描かれなかったし、ロッキーでもアポロでもないアドニス・クリードの物語としてはこれしか>>続きを読む

さまよう刃(2009年製作の映画)

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最近原作を読んでから期待して観たが、残念ながら脚色がちょっとよろしくない。

娘をレイプされて殺された父親がある密告から復讐に行動を移すまでの心理的葛藤がきちんと描かれていないのだ、映
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バービー(2023年製作の映画)

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女らしさとは?
男らしさとは?
それにみんな縛られてるんじゃないの?

まァ端的に云えばこんなテーマで、それを導き出すために、女性上位社会や男性上位社会をコミカルにテン
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

孤独感を抱えた子供が日常から離れた非現実の中で親を救い出す行動を通してアイデンティティを確立してゆく……とゆうお話の構造は【千と千尋の神隠し】に似ている。

ただし亡くなった母親とその
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

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そそられるタイトルのわりにはケレン味とそこから醸し出されるカタルシスが足りない、大いに。

無駄に長く間延びした描写も多い。一家惨殺から逃げ延びた少年とその父親の最後の回想場面なんて長
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

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高さ600mとゆうとほぼ高尾山くらいですね。

ありがちなB級シチュエーションスリラーの一本ですが、つまらないとまでは云わないがとても褒める気にはなれないです。

一年前に夫を
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

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なんか…ショックを受けたんですが、父親の愛情ってここまで無限なんですね、例え家族を捨てたダメな父親であっても。

母親さえも匙を投げた問題児の娘を、部屋から動くことすら出来ない巨漢の父
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

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日本とイギリスの文化の違いによる脚本の変更点が幾つか見られるが、逆にそれを楽しめた。

オリジナルの主役の市役所の課長はどちらかと云えばおどおどとした小市民だったが、これを演じる志村喬
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ロストケア(2023年製作の映画)

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近年ここまで自分の倫理観を激しく揺さぶられる作品には出会えていなかった。

まァ…観ていてつらかったです。

と云うのも松山ケンイチ演じる斯波宗典の使う「救済」と云う言葉がやけ
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大魔神(1966年製作の映画)

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日本映画が既に斜陽になり始めていた昭和41年の作品。

基本的には子供に向けて作られている映画であり、ストーリーは勧善懲悪の単純そのものだが、この現在では失われてしまった映画技術が結集
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フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白(1992年製作の映画)

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脚本は若き日のJ・J・エイブラムズ。
50年以上冷凍されていたメル・ギブソンがかつての恋人と再会するまでの話。

軍の特殊実験が半世紀も倉庫で放ったらかしにされていたなんて観てる側をバ
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ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

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【ゴースト・ニューヨークの幻】の脚本家の作品にしてはあまり良く出来た脚本とは云えない。

そもそも主役級のキャラが3人もいて、それぞれがストーリー上直接絡む訳でもないなんて無理がある。
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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手放しに賞賛する気持ちにはなれないですね。
スピルバーグが自分の話を撮ったらこうなるだろうとゆう範疇からまるで外れていない意外性の無さには呆れましたね。

映画ファン、特に自分のような
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あまり響かなかったかな…。

アクションに関しては動き的にタメを作らずに瞬きさせないテンポで編集しているところは評価する。

しかし全体的には、第1作の【仮面ライダー】を意識し
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君がいた夏(1988年製作の映画)

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WBCを観ていたら無性に野球に関する映画が観たくなって、この作品を久しぶりに鑑賞。

そんな名作とかでは無いですが、なかなかノスタルジックなムードに浸れるほろ苦い青春映画の佳篇に仕上が
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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これね、非常に評価が難しいですね。

と云うのは脚本があまりにもベタなんですね。
先の展開が分かりやす過ぎる面があるし、キャラ描写もパターン化している。

ただし物語には王道と
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オットーという男(2022年製作の映画)

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良い映画でしたね。こうゆう大人の鑑賞に耐えうる人間をしっかり見つめた佳作が時々出てくるからアメリカ映画は侮れません。

トム・ハンクスが演じる奥さんに先立たれた男やもめの頑固老人、要は
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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全く理解出来ませんでしたし、観客置き去りで進んでゆく展開は嫌がらせにも感じました。

…これの何がオスカー候補になるほど評価されたんでしょう?

懐かしの我らがキー・ホイ・クァ
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