マサミチさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

マサミチ

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さがす(2022年製作の映画)

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【さがす】とはそうゆう意味だったんですね…なんとも切なく哀しいラスト。

突然失踪した父親を探す中学生の娘を描く前半と、真相が明かされる回想場面の後半の2部仕立てなのだが、いまいち分か
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

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小粒だがストーリーがよく練られていて素直に面白い。

売れっ子漫画家の妻の不倫夫への漫画を使った復讐劇なのだが、これが創作なのか現実なのかに右往左往する夫である柄本佑のお芝居が絶妙。
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

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サイコスリラーとしては出来栄えは普通かな。
展開が直球過ぎる。白石監督らしいグロい描写は相変わらずだが。

岡田健史とゆう俳優さん、爽やかで好感は持てるのだが今回はそれがいささか裏目に
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

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邦題から"オッサレー"な【プラダを着た悪魔】風な女性のサクセスストーリーを想像してたら全然違う、なんとも清々しく嫌味のない出来栄え。かなり良いです。

実話だそうだが、舞台となるニュー
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

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マーベル映画の設定ってよく分からなくて混乱する事が多いのだが、今回はなんでワンダが敵役なの?とゆう素朴な疑問。

例のディズニープラスのワンダとヴィジョンのドラマを観ていないと分からな
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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

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これはもう、妖(あやかし)の世界観を受け入れられるかどうかで評価は変わってくるのでは?
好みにかなり左右される類いの作品ですね。

自分としては意味不明な展開や台詞に戸惑いつつもテンポ
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モービウス(2022年製作の映画)

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娯楽映画としては手堅くまとまっており、何も考えずに楽しむには最適。

いまいち理解し難いとゆうか、惜しいと思ったのは主人公マイケルの親友でありながら敵として相対するマイロとゆうキャラク
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

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本当の戦争が現在進行形で起こっている最中に再見してみると、例えばネオ・ジオン側が連邦政府高官に武装解除を約束していながらあっさり反故にする描写とか、軍事産業のアナハイムが連邦とネオ・ジオン双方>>続きを読む

機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-(2006年製作の映画)

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仲間を裏切るレコアさんの気持ち…再編集で端折っているのでこの裏切りが唐突に感じるが、単純に見ればクールで冷たいシャアよりもクールだが気遣いだけはマメにやるシロッコに乗り換えた、結局は上辺は強い>>続きを読む

機動戦士Zガンダム II -恋人たち-(2005年製作の映画)

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"恋人たち"とゆうサブタイトルだが、アムロとベルトーチカ、クワトロとレコアの組み合わせ以外はそれ未満の関係で、カミーユとフォウはそもそも成就しようが無いでしょ。

カミーユは女の子を包
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機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-(2005年製作の映画)

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再見してみてカミーユが両親を残酷な形で失った後の新規カットでレコアさんに甘えている場面がある。

包容力のある大人の女性のレコアさんと毅然として厳しい態度で接するエマさん。

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ベルファスト(2021年製作の映画)

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北アイルランド問題なんて、U2「サンデー・ブラッディ・サンディー」や映画【父に祈りを】とかであくまで薄い知識として知っているだけの不勉強な人間なのだが、昨日までの隣人が敵に変わるとゆう残酷な図>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

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いや、逃亡する銀行強盗が救急車を人質諸共奪い取り警察とカーチェイスを繰り広げるとゆうプロットは余程ヘタな二流監督でも無い限り面白くはなると思うし、マイケル・ベイ監督なら満足させる出来にはなって>>続きを読む

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

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観念的で雰囲気に流された台詞がやたら多い印象はある。

ポスターに描かれてる通り、いわゆる"百合"的な世界も描かれるし、そこを撮りたい監督の心情も伝わってくるのだが、浜辺美波が行方不明
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余命10年(2022年製作の映画)

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実はエンドクレジットの字幕で初めて実話である事を知ったのだが、そのモデルになった方の事を先に調べていたら冷静に客観的に作品を捉えられないし、それで点を甘くしたら逆に作り手に対して失礼に当たる。>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

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話の本筋がまるで見えてこない前半は退屈で仕方なく、ただ"けばけばしい"サーカスの見世物の世界を目で楽しむ映画なのか?と呆れ気味にガマンして観ていたが。

後半にガラリと展開の趣を変えて
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メジャーリーグ3(1998年製作の映画)

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タイトルはメジャーリーグだが舞台はマイナーリーグの3Aチーム。

主演の人が前作と前々作と全く関係ないのでそこでまず感情移入も何も無い。しばらく観てたらデニス・ヘイスバートや石橋貴明が
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里見八犬伝(1983年製作の映画)

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時代考証無視の東映時代劇のいかがわしさと角川映画の大味大作志向が合体した怪作、とでも云うべきか。思っていたよりかは楽しめて観れた。

原典の里見八犬伝をそれほど知っている訳では無いから
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ねらわれた学園(1981年製作の映画)

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多分小学生の時のTV放送以来の鑑賞で、さすがにいま観るとギャグ映画にしか感じられないとゆうか、色々と演出も寒くてキツい…。

それでも角川映画の隆盛って本当に10年くらいの期間しかなく
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

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まるで容赦の無い惨殺シーンやレイプシーンが描かれる序盤からの流れに顔を背けたくなったが、ヒロインが復讐へと旅立つ力強い展開に俄然と身を乗り出して観いってしまった。

が、行き当たりばっ
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メジャーリーグ2(1994年製作の映画)

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こんなにつまらなかったっけ?続編でやっちゃいけない展開のオンパレードにしか映らない。

まァ、野茂英雄がメジャーデビューする前年に公開された1994年の作品で、しかもこの年はオリックス
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

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監督脚本がポール・シュレイダー、【タクシードライバー】に代表されるように一種の破滅型の主人公を描くのが特徴。

1人の地味な聖職者が自分に悩みを打ち明けてきた環境活動家の自殺をきっかけ
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エスパイ(1974年製作の映画)

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超能力を持ったエージェント集団、とゆう事で【X-MEN】みたいな話かと思って観始めたらいきなり尾崎紀世彦のコテコテのバラードが流れるタイトルバックに笑ってしまった。

監督が大味な演出
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

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なんとも妙な味わいを持たせつつ、爽やかさも同時に見せる変わった面白さがあった。

会話の間合いを生かした脚本は、父と娘とゆうストーリーの根幹のテーマを含めて小津映画の現代訳とも受け止め
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

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ウクライナの戦争のニュースから反戦意識を持ち、そこからジョン・レノンを聴いてビートルズ聴いて、その流れからこの映画へと来たとゆう随分ベタなチョイスをしてしまいましたが。

自分の世代に
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イマジン/ジョン・レノン(1988年製作の映画)

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なんとも面白い男ですねェ…。

もちろんキャメラが回ってる前では持ち前のサービス精神を発揮していたんだろうが、おどけてジョークをかます姿に失礼ながら道化師とゆう言葉が浮かんだ。

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故郷(1972年製作の映画)

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山田洋次監督による【家族】に続く民子三部作の二作目。

ストーリーはシンプル。瀬戸内海の小さな島が舞台、時代の流れで石を小型船で運ぶ仕事を手放さざるを得なくなる家族の姿を描く。

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巣立ちのとき 教育は死なず(1981年製作の映画)

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こんな珍しい映画が簡単に観れる時代になったのか。他校を追い出された生徒たちを引き受ける学校を描いた、所謂"教育映画"とゆうジャンルの1本。

金八先生のようなテレビシリーズと違い、尺が
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ダークマン(1990年製作の映画)

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かなりビジュアル的にグロテスクでちょっとビビったが、この当時のサム・ライミはホラー映画の監督として有名だったのね。

これはヒーローと云うより復讐者だが、【オペラ座の怪人】へのオマージ
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雁の寺(1962年製作の映画)

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画面から漂う艶めかしさが半端ない。若尾文子演じる和尚の愛人よりも、むしろ高見國一演じる和尚から虐待されている小僧の慈念の眼力の艶めかしさが半端ないのだ。

常にピンと張り詰めた緊張感の
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悪魔の赤ちゃん(1973年製作の映画)

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職人監督による味のある70年代のB級サスペンスホラーを期待してたんだが、これは困った映画だったわ…。

監督のラリー・コーエンって脚本家としては【フォーン・ブース】なんかも書いていて、
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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

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アニメの方はあまり詳しくない自分は実は【パトレイバー】はこの1本しか観てないわけで、じゃあ何故観たのか?と云えば公開時にたまたま時間が空いたタイミングで観たわけで。

単純に面白いし、
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

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語り口の上手さとクセのあるキャラ造形ではコーエン兄弟とタランティーノは双璧を成すと思うが、この作品も序盤からめくるめくような語り口の上手さに圧倒される。

が、中盤以降がな…なんかやた
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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やっと観れたがとても素敵な映画だった。

劇中で家福(西島秀俊)がドライバーのみさき(三浦透子)の運転テクニックを評して「乗っている事を忘れさせてくれる」と云うが、正にこの作品も時間を
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

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あくまでオリジナルはブロードウェイミュージカル版であり、1961年の映画版のリブートではないとゆう位置づけらしい。しかしリタ・モレノがプロデューサーも務めており、かつての名作をスピルバーグも無>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

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金取ってスクリーンで見せるようなレベルじゃない。所詮はテレビドラマの枠からはみ出してないスケールのしょぼさ。出てくるゲスト俳優陣もいちいち二線級ばかり。

ドラマの視聴者の何割かは観に
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