ベンジャミンミンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ベンジャミンミン

ベンジャミンミン

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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.0

イカとクジラが大好きなので鑑賞。イカとクジラほど心にぶっ刺さりはしないもの楽しめた。大人子どものフランシスに対する意地悪コメディ(パリに行っても結局何もしない哀しさよ…!)なんだけど、最後は優しい着地>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.0

祈祷バトルとゲロみたいなやつはとてもよかった。

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.0

実はあまり好きじゃない、ウェスアンダーソンだけど、これはとても楽しめた。彼のあの世界観はアニメーションととてもよく合っていると思う。実写では退屈に感じることがよくあるんだけど、この映画では全く退屈しな>>続きを読む

恋の秋(1998年製作の映画)

4.7

角川シネマ有楽町のロメール特集にて。見事な撮影に軽妙なストーリーと生き生きとした登場人物が織りなす恋愛映画。あまりにも面白い。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.0

走るのを横移動のショットで撮り、海に辿り着き、ストップモーションで終わる一連の流れはやはり素晴らしい。

女は女である(1961年製作の映画)

3.0

これも好きってほどでもないけど嫌いなわけでもない。ただキスのジャンプカットがすごくよかった!!

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.0

特に好きなわけでもないけど、嫌いなわけでもない。オシャレ映画的な消費をされることもあるみたいだけど、ジャンプカットに代表されるように映画を構造レベルから解体してみようとしてるんじゃないかと思ってる。

スプリット(2017年製作の映画)

3.5

演出よりかは脚本的な面白さがとてもよかった。悪役に対しての目線が優しさを含むとかじゃなくて、むしろ積極的に擁護しているように感じる。倒錯した倫理観。マカヴォイの演技も楽しめるし、シャマランユニバース(>>続きを読む

裏窓(1954年製作の映画)

2.0

午前10時の映画祭にて。最後の方のサスペンスはさすがだし、ジェームズスチュワートとグレースケリーのやり取りもいいけど、他はおおむね退屈でうとうとしちゃいました笑

SYNCHRONIZER(2015年製作の映画)

2.5

さすがに演技が酷いと思うし、けっこうずっと退屈だったけど、ラストは超面白かった。『サイコ』がやりたかったんでしょ!?

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

2.0

撮影がテキトーだと思う。ハリウッドとNY、どちらも都市をうまく撮れていない。

メッセージ(2016年製作の映画)

2.5

ものすごくダメってわけじゃないんだけど、ドゥニ・ヴィルヌーヴはちと褒められすぎてると個人的に感じてるので物足りないところが目立ってしまった笑
人物配置や緊張が高まる過程も図式的で割と陳腐だし、爆弾とか
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マンハッタン(1979年製作の映画)

4.2

マンハッタンの都市を映し出す撮影が素晴らしい。ウディアレンの映画は毎回何らかのオチがつく気がするんだけど、今作は観客に解釈を委ねるようなところで終わる。それがよかった。

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.7

ニューシネマでは『卒業』ほど好きではないが面白かった。ラストがすごいのは言わずもがな、冒頭のスピード感もすごく良い。ベッドの柵を檻にみたてるショットがとても印象に残る。
全編を通してボニーが本当に魅力
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

3.0

よかった。ヨーロッパの映画らしく、家族・仕事・社会を映し出し、ユーモアとともに寛容な生き方を訴える。

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

2.5

エレベーターのサスペンスはすごく面白かったし、ヴィランの正体も全然考えてなかったからとても驚かされた。

だけど、主人公の成長の描かれ方がイマイチ納得できないなど、モヤモヤする点もままあった。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

2.5

サボりまくってた投稿を久しぶりに再開。たまった映画を頑張って消化していきます…。


さて、評判のいい映画だけど、イマイチ乗れず。まず、映画よりも音楽が先にきている感じがして個人的にそれがあまり好きじ
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

家族モノの映画はすごく好きなジャンルだけど、これはその中でもトップクラス。容赦なく描かれる底辺(配給の列に加わる絶望感!)、たぶん大人は判ってくれないのオマージュっぽいシークエンス、そして"解放"され>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.5

ディズニーアニメを始めとしたいくつかの最近の作品は見ていて起承転結の「起」は死ぬほどいいんだけど、その後の「承」が中弛みに感じて「転」があーはいはい…って感じで、「結」はなんだかうまく誤魔化されたなぁ>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

少年期で少し寝てしまった…。
映画が始まって早々、カメラを激しく動かすやり方に合わないかもって思ってしまった。
あと青年期の海でのシーンの翌日に、イジメでケヴィンにボコボコに殴られるっていう展開はなん
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

予備知識ゼロで1回しかみてないので、ストーリーなんてほとんど追えてないけど、それでもこの映画がとてつもないことはよく分かる。
到底俺の手に負えたものではないので下手に言葉にするのは作品を悪戯に矮小化す
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

一回鑑賞して、自分の中で評価が定まらず2回みて、書こう書こうと思ってたらすっかり書くのを忘れていた。
好きか嫌いかで言われれば、好きだけど、2回みて乗れない点もはっきりした印象。

ただ、なによりもま
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踊る大紐育(ニューヨーク)(1949年製作の映画)

2.0

あまりにもお話がくだらなくてどうしようもない。同じジーンケリーでも雨に唄えばの方が全然良い。6人でのダンスはカラフルで迫力があったけども。

北国の帝王(1973年製作の映画)

4.0

列車が走ったり、アーネストボーグナインの顔がアップになるだけで画になる。色々と良かったシーンはあるけど、なにはともあれ最後の決闘ですよ!!リーマーヴィンがアーネストボーグナインを引き上げて再度戦わせる>>続きを読む

ヒート(1995年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

初マイケルマンでようやくヒートを見たけど、本当にめちゃめちゃ最高だった!!あまりの素晴らしさに泣きそうだった。

ヒート、この映画はまさに視線の映画に他ならないのである。視線、視線、視線。デニーロとパ
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

全体的に軽い雰囲気の映画なので、特にハラハラはしないが、今日のスパイ映画の原型のようなアクションを楽しめた。特に有名な飛行場のシーンはやはり素晴らしい。あと、終わりに唐突に突入するのもあっと驚いた。ト>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.0

面白かった。人物描写が薄いと言われてるようだけど、むしろ個人的にはその部分が良くて、ベトナム戦争映画として楽しんだ。サミュL演じる大佐は確かに現実離れしたキチガイかもしれないけど、ランボーやアメリカン>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.0

秒速おセンチメートル。心情描写をナレーションでバンバン言いまくるという映画的にはありえない演出をしていて気が滅入ってしまうけど、まぁ60分だしテレビアニメの延長(テレビアニメには全く詳しくないですが)>>続きを読む

ハッスル&フロウ(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

デモテープを渡す時の挫折も良いが、やはりこの映画の白眉はレコーディングのシーンだろう。あの圧倒的興奮にはやられる。ただ、マイクを買う時のピンプの使い方にはさすがに違和感を抱かざるを得ないし、さいごの取>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

2.5

これは実は名作の評価に比べて乗れない作品。「なんでダーティハリーって呼ばれてるんだ?」に対する二段落ちの下りがたるい笑
言わずと知れたゾディアックからインスパイアを受けた悪役スコルピオはやっぱりいい。
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

中身がどうなっているか気になるから分解する、というのを人の心でやろうとしている映画だと思う。誰もが指摘している通り『永い言い訳』を連想するが、その過程は『ファイトクラブ』も連想した。

雨月物語(1953年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

初溝口健二。メチャメチャよかった。時代風俗を見事に捉えてるし、いろんな世界へ入り込んでいく感覚と、その描き分けも大変よろしい。そして、テンポもいいから退屈しない。無駄に長い映画は見習ってほしい。
二重
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

イコライザーとは何か。equalizerつまり平等化装置とは実は銃の別称なのである。西部開拓期から弱いものが強いものから身を守る手段として銃が普及し、その結果現在の銃に対する肯定的なイメージに繋がって>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ヒーロー映画の新たな切り口として面白かった。主人公がミドルクライシスに陥っていて、超人的能力に気づき、そこから立ち直っていくっていうのはウォッチメンのナイトオウルなんかを連想したりした。
そして!ラス
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