ベンジャミンミンさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ベンジャミンミン

ベンジャミンミン

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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.0

ディストピアSFは現代を風刺するものであるが、この映画に関して言えば、もはや未来の悪夢社会というよりかは現在進行形の悪夢を映している。ズバリ、内戦である。そして、後半のこの内戦描写が超絶凄まじい。ワン>>続きを読む

葛城事件(2016年製作の映画)

4.5

さすがにここまでではないけど、我が家にも通ずるところがあって非常に辛かった。父親がブチ切れたときに、「俺の何がいけないんだ!」って連呼しまくったこと、あります……。

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.7

クソみたいな生活、クソみたいな人生、クソみたいな世の中、そんな中でもちっぽけなプライドと正義感のために勇気を出し戦う……ッ!!これぞまさに男の美学!そしてそれが立場の違う2人に友情を生み、父から子へと>>続きを読む

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.0

不満点もあるけど、普通に楽しめる夏休み映画だった。
まず、主要キャストが女性になったことで心ない人たちから叩かれた件だが、これに関してはまぁ的外れな批判に感じた。というのも、女性になったことで寒いガー
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

どこか見覚えのある風景や、ものすごくリアルな役者の演技やセリフや仕草や空気感が本当に素晴らしい。こういう細やかさによる実在感は邦画ならではだなぁとつくづく思う。
そして是枝監督が意図したものではないだ
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.0

もう見てからだいぶ経ったので正直なあんまり覚えてないけど、特に不満点もなく素直に楽しめた。ただ、わざわざ予習したクローバーフィールドはほぼ関係ないし、目新しさや驚きの部分でも若干こっちの方が劣ってるよ>>続きを読む

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.2

時代背景、キャスト、ストーリー、暗く生々しいテイストにバイオレンスとエロ、どれもが抜群でビンビンくるたまらん映画。

ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)

3.0

「看守を殴ったのは、30年もの価値があったのか?」
「俺にとってはな」
「靴をよこせ!!」
この短いやり取りが最高にアツい。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.5

とにかくはじまりのうた同様に見終わった後、雲が晴れたような爽やかな興奮を与えてくれる映画。なにより音楽が素晴らしく(詳しいことはわからないけど)、映画館でこれを見る(聴く)だけでもう大満足。そしてあの>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

しがらみに囚われるという普遍的な問題を色々な視点から描けていて(そこから逃れることができる人もいるし、できない人もいる。あるいはギルバートグレイプ的な親問題も)、素晴らしい。しかも2つの船でのシーンが>>続きを読む

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

3.0

吹き替えドリー(子ども時代)の声の破壊力がハンパじゃない。あんなに泣かせる声はこの世にないんじゃないか?
内容としてはやっぱりリアリティラインがどんどん崩れていくのは(車を運転するタコ…)ちょっと気に
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ファインディング・ニモ(2003年製作の映画)

3.0

アバンタイトルのシーンで、マーリンはじつは家父長的な考えを持っていると見てとれる(個人的には結構感じ悪い)。だから、結局ニモに対して過保護なのも、自分がコントロールしていないと気が済まないタチだからな>>続きを読む

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

2.5

ゴーストバスターズを見る前に鑑賞。全体的に気の抜けた、なんならテキトー感すらある感じなのだが、それが同じく気の抜けたテキトーな感じのビルマーレイとマッチして憎めない。あとシガニーウィーバーが楽しそうだ>>続きを読む

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

これはかなりダメだった。ジョンファブロー、しっかりしろよ!
まぁ、悪意がある映画じゃないのは伝わってくるんだが(多分移民についても意識はしてると思う)、話運びが雑でチグハグだし、アクションもつまらない
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

あまり期待せずにみたら、全然面白かった。POV形式ゆえの画面がブレて見づらいところとか、暗くて見づらいところとかがあるとかいう文句もあるんだけど、それ以上に1人称視点のドキュメンタリー感がすごく楽しく>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

この映画は森田に対するスタンスが非常に誠実でそこがまず、とても良かった。彼のキチガイっぷりは復讐だとかそういったものを超えて明らかに擁護できないレベルなんだけど、そういう風な破綻してしまった人格を作り>>続きを読む

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

いろいろとおかしなことになっちゃってる映画だけど、嫌いになれない。とにかくウルヴァリンに次々と不幸が降りかかってきてとても辛い。しかし、最後にはなんと記憶を失ってしまう……、って、それってオリジンとし>>続きを読む

インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

見る前はアルマゲドンみたいな映画なのかなーと思ってたんだけど、エメリッヒがSFやりたくて作りました!みたいな映画だった。エリア51ネタを入れてくるかと思えば、研究所での下りはエイリアンっぽいし、何より>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

個人的に、基本ノリ的な笑いは嫌いでジョークとかそういう気の利いた笑いが好き。デッドプールも最初の方こそノリ的なものが多くてダメかな〜と思ったんだけど、だんだんハマっていけた。小ネタも分かるやつが出てく>>続きを読む

ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)

2.5

もともと期待してなかったけど、意外にも眠くならずに見ることが出来た。
チャニングテイタムのタップダンスがとても良かった。あとは映画愛がぼんやりと伝わってきて、最後のジョージクルーニーの演技のシーンには
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.5

『アイアンマン』や『アントマン』はちょうど良いサイズ感の良く出来た良作みたいな評価がされてるけど、この『アイアンマン3』はなんなら大味なところも含めてちょうど良い〜楽しい映画だった。
しばらくダークな
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

確かに、いろいろと上手くいってない部分もあるけど、個人的にはMCUのアクション重視系作品は、カッケェ戦闘が観れるだけで満足しちゃうので、文句なしで最高の空港戦闘シーンが観れただけでもう充分良かった。>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.5

こうして見返してみると感慨深い、キャップ1作目。肥大化するMCUのなか改めてオリジンをみると、あぁこいつは元々こういうキャラクターだったのね、と思えて興味深い。
なによりも今のMCUとはもはやかけ離れ
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

上の句はそこそこ楽しめたけど、下の句ははっきり言って大嫌い。しかし上の句以上に絶賛しか聞かないから余計にイライラしてたまらない。
端的にこの映画の何が嫌いかというと、『ルーム』における父のウィリアムH
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ズートピア(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

もちろん、めちゃめちゃ面白かったけど、それが前提で結構モヤっとするところもあった。
特に、物語がテーマの核心に迫ってくる後半。確かに、肉食草食いずれかを弱者強者とみなす安易な作りになってないところはと
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

2.5

ゾンビ映画は全然本数観てないトーシロとしての印象は、普通に面白かった。
特に前半はのゴア描写・感染パニック描写は文句なしに楽しめた。あれを女子高生が観てワーキャー言えるってだけでもとても価値がある映画
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

これはもう1度みたらもっと楽しめるだろうと思う。序盤が退屈で5分くらい寝てしまった。
脚本はすごく好みなはず。腐敗した巨大なシステム、それに立ち向かう少数精鋭の正義の記者。ただ、もちろんそんな綺麗事だ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.5

とにかく誰もが口を揃えて言ってるけど、ルベツキの撮影は本当にすごい。ディカプリオはなんかそこまで頑張らなくても…って心配しちゃうくらいに身体を張ってた。そしてトム・ハーディの悪役は最高で、一緒にいる若>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんとも特異な設定の話だけど、1番骨格となる部分は割と普遍的な話なのかなと思う。つまり、今の世界の外側に出る恐怖や迷い、後悔、そして喜び。さらに今までの世界に対する思い。
ただ、個人的には普通に良い話
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

惜しいという印象。いわゆる「こちら側の倫理」ではどうすることもできない「あちら側の世界」に直面するという映画。なんだけどこれは最終的に「あちら側」をベネチオデルトロが一手に引き受けてしまう展開になる。>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

3.0

緩いコメディなのだが同時に過去と現在というものに対して切ない感情が込み上げてくる構造になっていて良い。ただやっぱり長い……。純粋に上映時間も長いけどテンポがゆったりすぎてそれを感じさせない体感時間にな>>続きを読む

アイアンマン2(2010年製作の映画)

2.5

非常によくまとまっていた良作のアイアンマンに比べれば、シリーズの続編、そしてMCUの橋渡し的な側面もある難しい立ち回りなこともあって残念ながらまとまりに欠ける作品になってしまっている。しかしながら後半>>続きを読む

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

2.0

スローモーションアクションは当時としては新鮮でカッコいいものだったんだと思う。今見てもカッコいいことはカッコいいんだけど、キングスマンの教会大虐殺シーンなんかを観ている身からするとやっぱり物足りない。

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あまりに評判が良いためスルーする予定だったけど鑑賞。流石に評価され過ぎなのでは……と思いつつも、否応なしにアガる展開と勢いに持ってかれて続編も観に行こうと思わされるくらいに楽しめた。

この映画で1番
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

2.0

まずやっぱり演出に品がないんすよ。なんてこともないシーンなのに大仰な音楽をジャーンとかけたり、どーでもいいサスペンス要素を入れたり。あとカーチェイスとかも撮り方下手で、車体を写してごまかしてるだけで全>>続きを読む

アーロと少年(2015年製作の映画)

3.0

ピクサー最新作。普通に良かった。なんだけどやっぱりピクサーは「普通に良い」では満足できないんだよなぁとも思う。
三兄弟が順々に孵化していくところの語り口のうまさとかはもう流石としか言いようがなくてやっ
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