ゴーストライター問題で世間を騒がせた作曲家・佐村河内氏のドキュメンタリー。現在、彼はまるで犯罪者ででもあるかのように、ひっそりと神奈川県内のマンションで暮らしている。
ドキュメンタリーといっても、登>>続きを読む
結婚詐欺を題材とした、ブラックユーモア風味のピカレスクロマン。画作りはTVドラマっぽい感じでややチープ(監督はおもにドラマ畑の人)。舞台を大阪に限定したのは功を奏している。
とはいえ、役者陣がかなり>>続きを読む
飛行機の中で鑑賞。うーむ、「七人の侍」を5点、「荒野の七人」を3.8点とすると、これくらいの点数ですかねえ。リメイクの意図は評価したいのですが、いかんせん脚本がなあ。
このプロットって、まず村が悪人>>続きを読む
1960年代、台北市の不良少年グループの抗争と、それをとりまく多くの人々を描いた大群像劇。上映時間4時間。見終わった直後は、さすがにグッタリしましたが、時を追うごとに、あんなシーンもあった、こんなシー>>続きを読む
劇場版第10作。いままでの劇場版で1、2を争う駄作。脚本家が変わったためだろうか、序盤からツッコミどころというか、ふつうに考えて不自然な展開が多過ぎる。そのせいか、まったく話が入ってこない。
そのか>>続きを読む
劇場版第9作。豪華客船というかぎられた舞台の中で展開する推理劇。過去の事件と現在の事件がつながるという、ありがちだがよく出来たストーリーテリング。
そもそもメインのミステリーがよく練られており、真相>>続きを読む
名著「ヒッチコック トリュフォー 映画術」のダイジェスト版みたいな映画。川越スカラ座にて鑑賞。日曜の午後、ぼくを入れて観客は4人。がんばれスカラ座。
この作品はおもに次の要素によって構成されてい>>続きを読む
前編の「上の句」にくらべると、ややテンポわるし。チマチマ恋愛で悩んだり、泣いたり、なんだかんだが多い。あんまり皆んな良い人良い人で、泣いてばっかりいるのを見せられるのはツラい。
ただこちらも後半はも>>続きを読む
いや〜部活ものはいいねえ。序盤のチマチマした恋愛話のパートは苦手な感じあったのですが、後半にかけての盛り上がりがいい。
ダメ部員たちがしだいに結束し、強くなっていくという王道ストーリーは、やはりカタ>>続きを読む
京都を舞台に、コナン君と「西の高校生探偵・服部平次」が活躍する、劇場版第7作。京都ならではのミステリー要素、恋愛要素、アクション要素がバランスよくちりばめられており、コナンシリーズの良さが出た佳作。>>続きを読む
劇場版8作目。どなたかのレビューで「このあたりからコナンだんだん微妙になる」とありましたが、まさに同意。監督が変わったせいでしょうか。
後半の飛行機事故ディザスタームービーのくだりは、CGを多用して>>続きを読む
なかなかの秀作。コナン君と仲間たちがゲーム内の仮想現実の中で、19世紀末のロンドンに飛び、ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)事件の謎に挑む、という話。
ゲーム開発後、自殺を遂げたプログラマー>>続きを読む
劇場版第5作。ロケーションの舞台は立川〜多摩センターあたり。多摩モノレールが登場します。白鳥任三郎刑事役が塩沢兼人さんが亡くなったことで、井上和彦さんにチェンジしています。
高層ビルのディザスターも>>続きを読む
劇場版第1作。1作目からこれだけサービス精神旺盛に細かい伏線にいたるまでよく作られているなと驚く。
ただ、全体のストーリーは小ぶりだし、犯人の意外性もない。列車爆破のプロットだけは「新幹線大爆破」や>>続きを読む
なにこれ...面白い。名探偵コナン劇場第3作。第2作は「子供向けにしてはよく出来ている」などと高をくくりつつ鑑賞したけど、本作はふつうにドキドキしながら観た。新キャラも多数登場し、息をつかせない展開。>>続きを読む
ひょんなことから見始めたコナン君シリーズ。まずは大まかに設定をつかむためにTVシリーズ1を見て、それから劇場版に入りました。
本作は劇場版第2作。なんとなく食わず嫌いしてましたが、いやはやなかなかの>>続きを読む
実在した児童誘拐事件をベースに、子を誘拐された両親、我が子として育てた誘拐犯の妻、双方の立場から描いた力作。中国というもの凄いスピードで発展している巨大な国の、光と影。その象徴である深圳(シンセン)の>>続きを読む
30年前に溺死した母の死に不審なものを感じた兄妹が、すこしづつ家族のなかに隠された嘘と真実にせまっていく話。
まぁこれが、サスペンスというほどの緊張感はない、あまりにもまったりとした話で。どちらかと>>続きを読む
一年前、強盗殺人によって妻を亡くした弁護士のもとに、ある日電話がかかってくる。電話をかけてきたのは、死んだはずの妻だった。
電磁波の歪み?の影響で、過去と会話することができるようになった主人公は、は>>続きを読む
いまも香港のネイザンロード沿いに現存する重慶大厦(チョンキン・マンション)の一角にあるサンドイッチ店を舞台に展開する、2つのラブストーリーを描いたオムニバス。
ウォン・カーワァイは、あまり内容のない>>続きを読む
田舎の小学校の代用教員は、中学も出ていない少女ウェイ・ミンジ。子どもっぽくて、意固地な女の子で、ほんとに先生が務まるのかなあ、と不安になる。
前半は、このなんとも頼りのない先生と、田舎の子どもたちの>>続きを読む
交通事故で意識不明になってしまった母親の青春(回想)と、その娘の青春(現代)を交互に描いているラブストーリー。
映像はキラキラと美しく、現代の台湾の風俗も好ましく描かれている。ていねいに作られた佳品>>続きを読む
大阪の団地に住むヘンな人びとを描いたオフビートコメディ、と予告篇をみた誰もが思うかもしれませんが、話は途中からあらぬ方向へ突っ走り始め、やがて宇宙の彼方へ...。
映画のテーマと団地は、とくに関係な>>続きを読む
これミュージカルなんですね。舞台劇の映画化なんです。一幕もので、話はずっと舞台セット(とてもよく出来ている)のなかで進むんですね。
なので、香港の街並みを見たいな〜、香港の雰囲気を味わいたいな〜と思>>続きを読む
正直いまいちだった…。小ネタはいろいろ面白かったけど、脚本がわるいのかな。8人くらいの仲間チームで、ドニー・イェンとロボ君以外はまったくキャラ立ちしてないのもツラい。ただドッグファイトはSF映画史上最>>続きを読む
市川崑が初期に撮ったクライムコメディ。フリーライターの主人公(京マチ子)、横領を企む銀行員(山村聡、船越英二)、そして警察との三つ巴の騙しあいを、軽いタッチで描く。
話自体は大味ですし、市川崑の才気>>続きを読む
新年早々泣けた。初老の無職のおっさんと、盲目の少女との出会いと別れ。
.
ストーリーだけ聞くと、よくある話に思えるけれど、この少女とおっさんがじつにいい。真面目すぎず、コミカルな筋立てもいい。
.
お>>続きを読む
植木等が演じるスチャラカ社員が、馴染みにしている飲食店を、意表をつくアイデアで救い香港に進出していくあたりの展開はなかなかおもしろい。
.
しかしギャグや言葉遣いは古臭く、テンポもモタモタしているので>>続きを読む
うーむ。どうしてこの映画が評価高いのかなあ。それなりにウェルメイドな作品ではあると思うけど。
.
アイルランドの田舎から出てきた女の子が、NYCの百貨店で働きはじめる。上司はアン・ハサウェイ(訂正、ジ>>続きを読む
ソダーバーグらしい、ハイブロウな社会派ブラックコメディ。真面目な社会派ドラマでもないし、単純なコメディでもなく、善悪で簡単に線引きできない微妙な人間模様がみどころなので、観客を選ぶ作品なのかもしれない>>続きを読む
台北の小学生の兄妹が、母親が入院したため、田舎の祖父の家でひと夏を過ごすことになる、という話。
.
ノスタルジーとか、懐かしい風景とか、それだけでは語りえない。誰しもが経験する、大人の世界をはじめて垣>>続きを読む
前作「社長洋行記」では、森繁が食中毒になり、急遽帰国。その後、香港での代理店探しはどうなるのか、といったあたりで気を揉ませつつエンディング。
.
本作では、香港にとりのこされた、加藤大介と小林桂樹が営>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
米国の天才作家パトリシア・ハイスミスの著書は、何度も映画化されてきており、そのいずれもが名作、傑作とされている。いわく「太陽がいっぱい」「アメリカの友人」「リプリー」「見知らぬ乗客」などなど。映像化と>>続きを読む
ものすごい傑作だとまで言い切れませんが、ゾンビ描写がきちんとしているので、嘘くささはあまりなく、破綻のないSFサスペンスになっています。邦画でこれはめずらしいのではないでしょうか。
.
ひとつだけ強調>>続きを読む
メキシコの国境周辺を舞台に、麻薬カルテルとFBI/CIAとの死闘を描いたクライム・アクション。脚本の質が高く、通好みの先が読めない展開。
.
同じくメキシコを舞台にし、ベネチオ・デルトロが主演した、ソ>>続きを読む