たった150万円くらいの予算でこれを作った、監督とスタッフの情熱に驚かされる。とくに(デジタルリマスタによってよみがえった)映像表現はすばらしい。エドワード・ヤンの「恐怖分子」を想起させるセンス。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
前作同様、アニメ的な線の細いキャラクター造形(声優っぽい演技が好きではないので英語吹き替えで鑑賞)。ハードSF寄りの設定・ストーリー。CGによる迫力のある映像。
レジェンダリーピクチャーズ版ゴジラ>>>続きを読む
80年代アメリカの田舎町を舞台にした思春期ホラームービー。スクールカーストのはみ出しものたちが、田舎町の深層に巣食う「ソレ」に立ち向かう。
たんじゅんなホラー映画ではなく、半分は「スタンド・バイ・ミ>>続きを読む
どうやって描いたのか分からないくらい映像は美しい。雨の表現も独創的。
あの新宿が、あの新宿御苑が、かつてなくキラキラ過ぎるほどキラキラに描かれている!
いちおう青春映画なんだろうけど、ザラザラした>>続きを読む
亡くなった恋人(老大学教授)から、主人公のエイミーのもとに、つぎつぎと手紙やビデオレターが届く。過去(死者)との対話、みたいなテーマ。
なぜエイミーの行動を先読みするかのように、つぎつぎと連絡が届く>>続きを読む
アメリカ海軍とその同盟国が、ハワイ沖で演習中に異星人と遭遇してしまい、そのままドンパチ始めてしまうという話。
意外と楽しめた。脚本しっかりしてるせいだろうか。
SF的な設定とその描写(異星人の船とか>>続きを読む
中国語圏映画でまたひとつ傑作が生まれました。地方から北京に出てきた男女の、出会いと別れ。過去と現在。主演はチョウ・ドンユイ(岩崎恭子似)。Netflixオリジナルとしては最高レベルの作品じゃないでしょ>>続きを読む
フランソワ・オゾンらしい上質なサスペンス。主人公はあまりパッとしないリセの国語教師ジェルマン。近ごろはロクな生徒がいないと愚痴をこぼしている。あるとき作文に非凡な才を示す生徒クロードを発見。かれに文学>>続きを読む
オードリー・ヘップバーンとフレッド・アステア主演のラブコメ調ミュージカル。音楽はガーシュウィン。なにもかもが洒落ている。黄金期ハリウッドのいいところがギュッと詰まっている。
フレッド・アステアはNY>>続きを読む
このシリーズ、「最終絶叫計画 (Scary Movie)」とか「最'新'絶叫計画 (Scary Movie2)」とか、紛らわしい邦題がついているが、この作品は3作目にあたる。大ネタのひとつが和製ホラー>>続きを読む
お洒落なラブストーリーかと思っていたら、コメディっぽい話だった。台北の空気感がここちよい。
恋人にパリに旅立たれた冴えない主人公の男が、本屋でフランス語の入門書を立ち読みしているうちに、書店のキュー>>続きを読む
台湾No.1美人女優グイ・ルンメイ主演。台湾の80年代〜現在までの社会を背景として、男2人と女の友情と恋愛を描いた青春映画。
恋愛映画でもあり、同性愛映画でもあり、台湾の社会を描いた映画でもある。「>>続きを読む
詰まらん映画を見てしまった。映像は綺麗なんだけど、イケメン俳優2人を主役にした以上の意味があまり感じられない映画。
能力者同士のバトルを描いているのだが、派手なアクションもCGもなし。ただ睨み合って>>続きを読む
たしかにシャマランっぽい。前半、SFサスペンスホラーという感じでめちゃくちゃ盛り上がり、途中からアレッ?ってなるところも含め。笑
ラストはもう勘弁してください。笑
あまりにも途中のストーリーわけ分からない(脚本が存在しているのか疑わしいレベル)と思ったら、この映画、過去作のフィルムとかNGシーンをつなぎ合わせて作ったものらしい。
しかもジャッキー・チェンが契約>>続きを読む
広告業界内幕もの。代理店の新人、妻夫木聡がむりやりサンタモニカ広告祭(カンヌ広告祭のパロディ)の審査員をやらされる話。
前半は広告業界をブラックに描いていて(まんざら誇張でもない)笑わせる。豊川悦司>>続きを読む
初クローネンバーグ。たしかに名作。かんたんにいうと超能力者バトルを描いているんですが、X-MEN的な爽快さはまったくなく(笑)地味〜なサスペンスホラーです。カルト映画ではあるんだけど、思ったより脚本も>>続きを読む
英語の勉強がてら見ました。よくできてはいるが、まあ大人が見てとりたてて面白いものとは言えないかな。
かなりストーリーをアレンジしている。ジャックと豆の木とか、ハンプティダンプティとか、いろんな要素が>>続きを読む
第二次大戦ドイツ軍侵攻時、フランスの沿岸地帯ダンケルクからの撤退作戦に翻弄された人々を、群像劇で描いた作品。
フィルム調の画作りが美しい。主人公もいなければ、とりたてたストーリー性もない。目の前に起>>続きを読む
綾瀬はるかが出ているだけで点が甘くなるのですが、これはちょっとなあ。よくありがちな、ゆるゆる邦画という感じ。
タイムトラベルもののよさもあまり感じられず、戦国時代と現代っ子の対比もイマイチ。堤真一は>>続きを読む
白物家電しか作れない弱小メーカー「木村電器」の駄目社員3人組。社長命令でロボット博に出展することになる。しかし急場凌ぎででっち上げたロボットは当然動くはずもく、「中の人」をオーディションで選ぶことに.>>続きを読む
子どものころは「デブゴンシリーズなんて下っらねえな〜」なんて思っていたんだけど、その後サモ・ハンがいかにカンフー映画界においてレジェンド的な存在か(ブルース・リーとの共演から始まり、ジャッキー・チェン>>続きを読む
「後年のジャッキー・チェン作品はカンフー映画ではなく、バスター・キートンの流れをくむアクションコメディだ」という評価があり、僕もそれはその通りだと思っている。
勉強熱心なジャッキーがハリウッド流の作>>続きを読む
いつものホン・サンス節。韓国の田舎の浜辺を舞台に、イザベル・ユペールが3役を演じるオムニバス様の作品。
例によって超低予算でどうでもいい話をだらだらしてるだけなのだが、見始めると止めらない。
ドラ>>続きを読む
ブルース・リーの死後に公開された遺作。
「燃えよドラゴン」完成後、すでにブルース・リーは死んでいました。そのため、この映画ほぼ8割くらいを別の役者が演じています。そしてこのスタント(ボディダブル)の>>続きを読む
白石監督は「凶悪」しか見ておらず、予備知識なしで鑑賞したが予想を越えていた。
美人だが、薄幸でイケメンをみるとすぐに寝てしまうだらしのない女(蒼井優)と、下品でデリカシーがない建設労働者の同居人(阿>>続きを読む
これブルース・リーの主演第1作だけど、映画としての出来はかなりトホホな内容。ちゃんと通して見るの初めてかもしれない。
70年代リアルタイムの記憶だと、日本ではブルースリーの初期作は当初すべてお蔵入り>>続きを読む
タイトル・シークェンスが最高にカッコいい。それ以外は「ロック・ストック〜」と似た構造の話。初期タランティーノをイギリスふうに泥臭くした感じ。オフビートコメディよりのクライムアクション。
ベネチオデル>>続きを読む
これってガイ・リッチーだったんか。ガイ・リッチー好きじゃないんだけど、これはまぁなかなか。
なんというか、タランティーノみたいな映画じゃないかと思ってたけど、やはりタランティーノをすこし野暮ったくし>>続きを読む
ジョン・ヒューズ作品。見たつもりで見ていない映画だった。
シカゴ郊外に住む高校生(マシュー・ブロデリック)が、仮病で学校を休み、友だちと遊びに行く、その一日を描いた映画。たったこれだけの内容がなんで>>続きを読む
DCコミックスものとしては水準以上。アベンジャーズとかジャスティスリーグに飽き飽きしてる自分でも楽しめた。スカッとして、ちょい泣ける。
何も考えずに楽しめるけど、女性ヒーローだけあって、フェミニズム>>続きを読む
Netflixで配信終了間際の映画を一本づつ見ているわけだが、まあ、けっこうな確率で駄作に当たる。
よくキム・ベイシンガーがこんな低予算映画に出たなあと。平凡な主婦の彼女が、スーパーの駐車場で不良た>>続きを読む
タナダ監督の作品を見るのは4本目ですが、そのなかではまあまあかなと思いました。
まずメインとなっている田畑智子と永山絢斗の話(アニメコスプレ好きの主婦と高校生の不倫)が、女性目線の願望というか妄想と>>続きを読む
いやあ、いいもん見させてもらいましたわ。近松門左衛門の心中ものを、篠田正浩監督がモノクロで撮りきった傑作。これぞATGならではの尖ったアート作品です。
舞台美術は粟津潔(たぶんタイトルバックのタイポ>>続きを読む
ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ、3人の監督によるオムニバス。
ミシェル・ゴンドリーは、加瀬亮が自主映画監督役を演じていることもあり、前半かなり自主映画臭さがあり、これハズレか>>続きを読む
バブルの徒花のような映画。東南アジアの某国に渡った日本のビジネスマンが、クーデター騒ぎに巻き込まれ右往左往するコメディ。
邦画には珍しいきわどいテーマ。バブル期だからこそ、こういう難しい題材を茶化す>>続きを読む