けーなさんの映画レビュー・感想・評価 - 50ページ目

かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.0

フィンランドが舞台だとは思っていなかったので、驚いた。独特の空気感が心地よい映画。現実にはあり得ないなどと言わず、細かい部分を追究せずに見るべき。

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.3

まほろは、町田をモデルにした街とのことで、ロケも町田市内で行われている。町田に昔、住んでいたことがあるので、バッグに映る場所を見るのが、とにかく面白かった。私としては、映画としての出来よりも、ロケ地を>>続きを読む

チャイナ・シンドローム(1979年製作の映画)

4.3

原発事故を扱った今作が、福島の原発事故より30年以上前に制作されたものであることに驚く。さらに、この作品が上映された12日後に、スリーマイルの事故が起きたという。映画の中で、メルトダウンや原発に関する>>続きを読む

25年目の弦楽四重奏(2012年製作の映画)

4.3

人間ドラマとして素晴らしい作品。一つのことが成り立たなくなると、あらゆることが崩壊し始める様子を描いている。音楽に詳しくなくても、十分楽しめる。逆に、音楽に詳しい人が、どのように感じるのか分からないが>>続きを読む

ローマでアモーレ(2012年製作の映画)

3.5

ドタバタ喜劇ではあるけれども、どの話も、可愛いらしくでき上がっていて、ウディ・アレンらしかった。イタリアの街並みが美しく撮られていて、素敵だった。

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.8

これは、深い映画だと思う。簡単に感想を述べることができないほど。とにかく、重く切ない気持ちになる。
重苦しいストーリーとは、別のところで、映像の撮り方、特に、景色や街並みの撮り方がお洒落で、良かった。
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.0

何かで絶賛されていたので、ずっと観たいと思っていたところ、ようやく観たが、そこまで絶賛するほどでもないと思ってしまった。SFの要素がある話だとは、全く想像していなかったので、驚いた。映画の出だしが最後>>続きを読む

ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.9

イタリアの街並みや田園風景がとても絵になり、ロマンチック。ストーリーは、実にベタで、現実にはあり得ない部分が色々あるが、フィクションなんだから細かい部分を追究せずに、単純に眺めていると、とても楽しめる>>続きを読む

ナインスゲート(1999年製作の映画)

3.6

オカルトを期待して観る人には、評価が低いと思う。私としては、結構楽しめた。ジョニー・デップがかっこよかったし。白塗りしていないジョニー・デップの中では、これは、かなりいいかも。

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソンが監督した2作目。初期作品から、すでにウェスワールド全開だった。コミカルなストーリーと風変わりな登場人物たちに、思わず笑ってしまうが、ほろ苦さも感じる。独特の色使いや映像美が存在す>>続きを読む

トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

1.7

本来、時間軸が交差する映画や、悲哀に満ちた1人の男の人生を幼少期から老齢まで語るような映画は、大好きなのだが、これは、どうも好きにはなれなかった。近親者である姉への愛が尋常ではないほど強過ぎて、それを>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.0

ようやく観た。絶賛する人が多くいるけれども、そこまで良さを分かり切れなかったが、時系列シャッフルの組み方が、とても良かった。トラボルタとブルース・ウィルスが、今までに観てきた映画の中よりも、数倍カッコ>>続きを読む

カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

3.7

これは、実際にベトナム戦争時に起きた話を元にした映画。今までに観た戦争映画とは、異なる切り口。戦争下の狂気を正視するのが辛い。ベトナム人女性の線路を歩くシーンが、壮絶過ぎる。ショーン・ペンの演技がやは>>続きを読む

カミーユ・クローデル ある天才彫刻家の悲劇(2013年製作の映画)

1.7

ジュリエット・ビノシュの演技は、実に見事だったが、緩急が少ない映画な上に、精神病院が舞台なので、鬱蒼とした雰囲気が常時漂い、見ているのが辛くなる。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

大好きな映画。人々に愛される映画館「パラディーゾ」を舞台に、映画を通して心を通わすトトとアルフレッドとの年の離れた二人の友情と、映画への熱い想いが丁寧に綴られていて、素晴らしい。エンニオ・モリコーネの>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

4.9

今までに何回も観たが、再び鑑賞。最初に観た劇場版の印象が強すぎるため、こちらは、敢えて満点から−1としたが、こちらも、大好きな映画であることは、変わりない。完全版では、青年期の恋愛や壮年期の帰郷後の物>>続きを読む

偽りの人生(2012年製作の映画)

1.9

ヴィゴ・モーテンセン主演なので、期待して観たが、期待外れだった。今の生活を捨てて、兄になり変わりたいと思う、そこに至る背景や心理描写をもう少し丁寧に描いて欲しかった。

エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン(2011年製作の映画)

3.2

映画に登場する料理は、芸術的過ぎて、「美味しそう、食べたい〜」と単純に思えないほどではあったが、シェフ達の料理に対する探究心や妥協をしない姿勢などを垣間見れて、面白かった。

マイ・ルーム(1996年製作の映画)

4.0

実に豪華キャスト。ディカプリオが、やはり上手い。
最初、メリル・ストリープ家の話とダイアン・キートン家の話が、どこで結び付くのかと思って見ていたが、思いがけない展開で繋がり、驚いた。押し付けがましくな
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.9

見て良かったと強く思う映画。
女性の生き方、家族の在り方、夢を持つこと、主婦の立場、語学の壁、英語が母国語でないこと等々、共感することがたくさんあった。そして、見終わった時に、エールをもらえる。男性も
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

2.9

奇抜な発想の映画。
この映画は、どういう経緯で出来たのだろう?ということが気になって仕方がない。何故マルコヴィッチなのだろう?数多くいる俳優達の中で、どういうきっかけでマルコヴィッチが選ばれたのだろう
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ダイヤモンドの犬たち(1975年製作の映画)

2.7

昔の映画らしさが漂う。しかし、今観ると、間延びした感じがするし、たいしたことないまま、終わってしまう感が否めない。

マーヴェリックス 波に魅せられた男たち(2012年製作の映画)

3.0

サーフィンの過酷さが伝わってくる。大波に向かう姿は、人生の荒波に向かう姿と同じかも。

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

3.9

なかなか良い作品だった。三部構成になっている。
ライアン・ゴズリング、ブラッドリー・クーパー、デイン・デハーン、この3人は、はまり役で名演。
三部作目の息子達の章は、細かい部分をもう少し丁寧に描いて欲
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソンの世界観がよく表れている映画。やはり、独特の色彩感覚がお洒落。
♪Hey Jude♪で始まるのがとても良い。

歓びの毒牙(きば)(1969年製作の映画)

3.0

音楽がエンニオ・モリコーネだということで、見た。
昔の映画らしさが漂うサスペンス。

大統領の料理人(2012年製作の映画)

4.3

主人公が現在いる南極と、過去のエリゼ宮とが織り交ぜられながら進んで行くところがとても良い。何より、彼女の作る料理に魅せられてしまう。食べてみたいなぁと思うことしきり。そしてまた、料理のみではなく、女性>>続きを読む

ザ・メキシカン(2001年製作の映画)

3.0

話は、可もなく不可もなしって感じ。
メキシコの街の映し方が、なかなかいい感じだった。
何より犬が名演技。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.4

今まで、何故これを見ていなかったのだろうと思ってしまうほど、とてもよかった。しかも、実話だということに、驚かされる。オープニングがとにかくセンスいい。ディカプリオが、はまり役。トム・ハンクスも見事。こ>>続きを読む

かぞくはじめました(2010年製作の映画)

2.9

現実にはあり得ない展開が色々あるけれども、コメディーだと思って、気楽に観るべきかな。

カルテット!人生のオペラハウス(2012年製作の映画)

3.0

引退した音楽家達の住む「ビーチャム・ハウス」が舞台。荘厳な建物や、建物を取り巻く自然などを見ていると、こんなに贅沢な老人ホームが現実にあったら、将来入りたいと思ってしまうほど。
とは言っても、良いこと
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7つの贈り物(2008年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

早い時点で、何を贈り物にするつもりなのかが分かってしまい、身につまされる思いがした。しかし、自殺という方法を取ることに違和感を感じてならなかった。終始雰囲気が暗過ぎるので、どうも好きになれなかった。

U・ボート(1981年製作の映画)

3.0

名作なんだと思うが、潜水艦なので、閉塞感を感じて、どうも入り込めず…(~_~;)

バラ色の選択(1993年製作の映画)

3.5

マイケル・J・フォックスが懐かしい〜。ガブリエル・アンウォーも可愛い。気楽に見れて、楽しい。

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.7

レッドフォード演じるミュアーが、CIA本部の会議室内で、同僚達を欺きながら、かつての弟子であるトム(ブラピ)を極秘で救出する、その作戦は、スリリングでとても面白かった。

スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.7

「スリーパーズ」とは、少年院上がりの人という意味だそうだ。少年院での様子が、あまりに衝撃的だが、ケビン・ベーコンの名演技によるところが大きいだろう。そして、ブラピはもちろんのこと、ダスティン・ホフマン>>続きを読む