KOHEIさんの映画レビュー・感想・評価

KOHEI

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ウォール街(1987年製作の映画)

4.3

証券取引所のムワッとした熱気とか、業界の大物と対面した時のヒリヒリした感じが伝わってくる。株取引が題材だけど、専門的な知識がなくても楽しめる。「いい父親」と「悪い(擬似的な)父親」どっちを信じるか、若>>続きを読む

トッツィー(1982年製作の映画)

4.1

売れない俳優が女装してドラマ出たら人気出ちゃった話。くだらないんだけど、ダスティンホフマンが最後に意外と良いこと言う。性別とか関係なく、恋愛も友情も全てに共通して、人と人が付き合うってどういうことか、>>続きを読む

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

4.3

最初に犯人の緻密な計画が語られ、その時点で超面白い。倒叙ミステリーなんだけど、途中で計画が失敗して、どう軌道修正する?って所に重点が置かれる。その分推理のところは結構あっさり。鮮やかではあるけども。>>続きを読む

大脱走(1963年製作の映画)

4.9

無謀にも思える計画、不屈の精神、知恵と工夫、信頼と責任、友情、チームワーク。素晴らしい要素が散りばめられた大傑作。
名シーンだらけだけど、特に独立記念日のシーンとロジャーの最後の台詞が最高だった。何度
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情婦(1957年製作の映画)

4.5

原作はアガサクリスティの「検察側の証人」で、なんと法廷劇。邦題からは想像もつかない⋯⋯。
内容は、わりと万人におすすめできるおもしろサスペンス。古狸と渾名される主人公の老弁護士がめちゃくちゃ良い味出し
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.0

素人の銀行強盗によるコメディであり、格差や生きづらさを描いた社会派作品でもある。さらに言えば主人公の銀行強盗の成長物語でもあって、空港に辿り着いた時には感動すら覚えてしまった。
邦題が作品の雰囲気を全
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.4

最初のシークエンスでワクワクして、最後のシークエンスで見て良かったと思える素晴らしい映画。ハイテンションのドタバタ劇なのに、最後めちゃくちゃ深い所に落とすのずるい。

裏窓(1954年製作の映画)

3.9

主人公の探偵役が足を骨折してるのが良い。その設定が、「制限された視点の中で展開されるサスペンス」というこの作品のコンセプトの土台になっている。
個人的な好みで言えば、犯人はもう少し不気味な方が楽しめた
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

4.3

本当にプロットがうまい!大富豪の兄弟と使用人の娘の三角関係に政略結婚と新事業を絡めて、最後は見事に収束。お見事です、と言うほかない。
たぶん時代と文化の違いもあって、正直、人物の心情とか行動は「えー?
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ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.4

ハングオーバーシリーズというより、もはやスピンオフ作品。
監督のアラン愛が強すぎる。
アランというキャラクターに決着をつけるために作ったような感じ。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.2

色使い、左右対称の構図、速いパンと横移動が好き。見たの2回目だけど、情報量が多すぎてまだ見逃してる所がたくさんありそう。

サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.0

古典的名作だけど、わりと見やすく、昔の映画を見慣れてなくても楽しめる作品だと思う。
最後、自宅の階段とニュース映画のカメラを使って擬似的に映画の世界へカムバックするというアイデアは、現代でもいろいろ応
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.8

かっこいい映画。最初は音楽だせえって思ったけど、だんだん味わい深く感じてくる。本国でのタイトル「英雄本色」がなんか良いな。

恋人たち(2015年製作の映画)

4.5

なぜか分かんないけど、成嶋瞳子さんの主婦が圧倒的に一番しんどかった。かなり自分の内面と向き合える映画。

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.7

トムフーパーの画作り、個人的なツボに刺さりまくる。ベタに絵画的な構図に弱い⋯
キャッツは酷いって言われてるけど(まだ見てない)、トムフーパーふつうにカット割りとか上手いと思うけどね。

話は今更だけど
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.6

1:00:00〜1:30:00あたりを飛ばして見れば面白い。
主人公チャーリーのキャラクターとかファッションとかめっちゃ良いし、バンブルビーの造形も人格?も良い。この2人のシーンは最高なので、作品の幹
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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

4.1

人間の滑稽さと粋。
ラスト、目的地の前で
「ひょっとしたら引っ越したかもしれねえな」
「引っ越してたらしょうがないわよねえ」
と言い合う武田鉄矢と桃井かおりの優しさが染みる。。

話は意外と変わった構
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