きっちさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

きっち

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暗数殺人(2018年製作の映画)

3.8

大きな声を出すでもなく、激しいアクションがあるわけでもない、主人公の刑事の佇まいが好みだった。
静かに容疑者と対峙する、その様子と表情から内に秘めた決意ともとれる思いが滲み出てるような良さがあった。

ライブリポート(2019年製作の映画)

3.7

こういうサスペンスが好み。
配信レポーターが序盤は鬱陶しかったけど、段々バディとして成立していく様もよい。

シークレット・ジョブ(2019年製作の映画)

3.1

面白くなりそうな話なのに盛り上がりに欠けた。
荒唐無稽なところを生かしきれてない感じ。

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.5

ひねりがあるのかと思ってたら、内容はまさにタイトルどおりだった。
いやそれ以上にとにかくイタイ。
この見てるほうまで引いてしまうイタイ感じが、映像化で上手く表現できてたと思う。主演はがんばってました。

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.9

ピッコロが大魔王の頃の威厳を完全に手放す一方で、懐かしさのオンパレードを見せてくれる今作。予想外に良くてちょっと涙ぐんだ。
オールドファンにとっては、DB映画版の中でもそれこそスーパーな出来だったと思
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.3

人物みんな陰鬱陰湿で、一番明るく映るのが殺人犯の表の顔。
手紙をもらったところで会いに行く気持ち、調査する動機が見いだしづらいまま進んでしまった印象だったが、、、周囲も含めて関係性が分かるとまた違って
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

アニメ作りに懸ける思いとか熱さとか裏側が分かった気になる。仕事に対する向き合い方という点でも感じるものがあった。
不器用で冴えないけど意志の宿る吉岡里帆の表情その一つ一つがとても良かった。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.4

ネタをウルトラマンにして、舞台を現代にして展開。そしてエヴァの要素?がちらほら。テーマ的にも内容的にも子どもには不向きと思われた。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

早々に真相を見せておき、そこに迫る攻防に加えて、でもそれだけじゃないよね~というミステリー。
核心部分を含めて大きな驚きはなかったけど、彼女の人柄と結果的に亡くなったのは一人というのが好印象。

水曜日が消えた(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から始まるフィクションとの境を歩くようなその世界観にどっぷり。
少ないキャストで最後のシーンまで名前を使わずに持っていく流れに感心しつつ、その最後、ある曜日が出す結論までの展開、エンドロールの7人
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楽園(2019年製作の映画)

3.4

普段は口にしないし意識しない言葉であるこのタイトル。
華やかさとはかけ離れたこの作品に、そのイメージが持つ以上の意味合いを突きつけられる。

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.3

最後怒とうの真相解明の展開は結構好きな感じだった。
スマホ落としてないじゃんと思ってたのも回収してきたし。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.4

もっとエンタメ化されてるのかと思ってたらそうでもなかった。
理解できない考えがまだまだ存在する世界は、未成熟という言葉では片付けられない、地理的なことではない広さを感じさせる。

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.6

チキンをネタにしたコメディを装いながら、きっちり刑事モノとしても成り立っているストーリーのバランスがすごく良かった。
テンポのいい笑いとともに最後は爽快感もあった。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.4

洒落たラブコメだけど、デートで見るには向かないストーリーかも。
あと、とにかく台詞が多くて、割りと終始字幕を追っかけていた感じ。

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.0

この期待外れ感はまるで事故に遭ったかのよう。
コメディ映画としては全く面白くなかった、笑えなかった。
脚本家の正直な感想を聞いてみたい。

レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

イカれた金持ち一族かと思わせて、本当に呪いの掟の効果発動。
花嫁の高笑いからの真っ赤なドレスでの一服、この作品はこのラストシーンを見るためにあるようだった。

ロマンスドール(2019年製作の映画)

4.1

アダルトな材料を軽妙に扱っていて、途中からは大切な人のことを思わずにはいられなくなる、自分にとってはとても美しい話だった。
役者は脇まで最高で、想像をちょっと超えてくれた。

劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班(2021年製作の映画)

3.5

ドラマは未見。あらすじや予告編だけ予習して、そこそこ楽しめた。
捜査班にアクション要員がゼロで、その分主人公が大忙しで体を張って頑張ってる。

AI崩壊(2020年製作の映画)

3.4

ハイテクと特殊部隊を駆使しても一人の民間人を捕らえられず逃し続ける話。
最後エンドロールでは、タイトルに引っかけた名前の歌手に歌われ、お後がよろしいようでと言われた気分。

ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

3.5

誤魔化しが利くという点でミュージカルとの相性も悪くない、エンタメとしてありだと思った。
でもエンディングはちょっと唐突で、その辺テキトー感が現れてる。
前半の歌はほぼほぼ聞き取れず、歌詞が気になった。

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.6

思っていたよりも、恋愛映画としては良くも悪くもまあまあ青くさい内容だった。
ただいまおかえりの良さは再認識した。

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

3.4

何かヒリヒリするような切迫感が無かったなあ。
どのゲームも楽しんじゃってる感じがして、ヒーローみたいな扱いされちゃってるし、カイジってこんなんだっけと思ってしまった。

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.5

タイトルやあらすじだけで期待するのは危険、なんせこの監督作なのだ。
それでも思っていたよりずっとまともに作ってると思ったなあ。事前に低評価を耳にしてたし、想像してたのはもっとふざけたものだったので。

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.6

最後まで飽きさせない良くできたシリーズだと思う。
毎度長澤まさみの生き生きした表情が見ていて気持ちいい。
そして彼と彼女を含めてそれまでの登場人物を大事に扱っているのもとても良い。

COMPLY+-ANCE コンプライアンス(2020年製作の映画)

2.8

まあ言いたいことは分かる。
最後のインタビューのはちょっと面白かった。
演者普通に笑っちゃってるし、コントでしょ。
映画として劇場でお金払って見たいかと言ったらノー。

メランコリック(2018年製作の映画)

3.4

割りとみんな淡々としていて、落ち着いた調子で進むのが印象的。
それが表と裏の境をあまり意識させなくて、日常に紛れた出来事のように扱う感じが出ているように思った。

ノイズ(2022年製作の映画)

3.5

劇中では刑事が主人公に投げ掛けてるけど、あんたらこそ何を守ってるんだ?と内心思わず浮かんでしまった。
更生できなかった者を世に放り出したことから始まってるからなあ。
まあ遅かれ早かれ何か起こってそうな
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愚行録(2017年製作の映画)

3.9

タイトルから惹かれてずっと見たかった作品。
冒頭からどんよりした嫌な雰囲気満点。
過去を振り返る会話で静かに隠れている部分が明らかになっていくほど、それによって今何が起こるのかという気にさせられた。

無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.7

ストーリーに特段驚きや仕掛けのようなものはなかったけど、学びを得られる作品だったので、それだけでも見た甲斐があったと思える。

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.3

作り手がただただ表現したいことをぶつけてくる、合うか合わないか人を選ぶアートのような作品が自分は苦手なことが多い。
それこそ、そういうのダサいっすよ、と割りと紙一重。
役者が良いのが救いだった。

凪待ち(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

二転三転どころか四転五転くらいの騒動で最後まで描く。タイトルはその裏返しなのね。
見る前はもっとどうしょうもない男なのかと思ってたのだけど、上手くいかない根元はほぼほぼギャンブルにあって、決して悪人で
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.7

とっ散らかってしまったこのヒーローシリーズを何とか一つに繋げてみましたって印象。
マルチバースって言われても・・・自分は苦笑いな感じ。
それと、このヒーローは夜より昼のほうが映えるのになあと毎度思う。

ホテルローヤル(2020年製作の映画)

3.1

話の舞台と真面目すぎる主人公のアンマッチさが、最後まで自分にはしっくり来ず。
全体を通した根底の陰鬱な空気感をもう少し想定できてれば見方も変わったのかな。

ONE FOUR KENGO THE MOVIE~憲剛とフロンターレ 偶然を必然に変えた、18年の物語~(2021年製作の映画)

4.1

ケンゴとフロンターレとここ川崎の幸せな関係。
泣かなかったけど、現地で泣いたことは蘇ってきた。
初優勝はもちろんだけど、一番泣いたのはヒロキのラストゲームだったなあ。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.8

好みがかなり分かれるかもしれない。
不器用が服を着て歩いているかのような二人。
自分はこれを見て、人生を愛しく思った。