岸田解さんの映画レビュー・感想・評価 - 45ページ目

ジョギング渡り鳥(2015年製作の映画)

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「映画」に惹かれる、そのプリミティブな欲求を刺激されました。観て/観られて良かったです。

犬神の悪霊(たたり)(1977年製作の映画)

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『哭声/コクソン』の感想を読んでいて、何度も目にしたタイトルだったのでこのタイミングで。確かに通ずる雰囲気もあり、観終わった後に何とも云えない気持ちになるところも似ているかも知れません。ただ、ストレン>>続きを読む

同じ星の下、それぞれの夜(2012年製作の映画)

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富田克也監督「チェンライの娘」、冨永昌敬監督「ニュースラウンジ25時」、真利子哲也監督「FUN FAIR」のオムニバス。
川瀬陽太と山本剛史に挟まれたムーディ勝山が存外、良かった。

わたしは目撃者(1970年製作の映画)

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原題も邦題も、タイトルはこれで正解だったのか?感が。あの幕切れはアリだと思いますが……。

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

余韻にまだ浸っている。最近すっかり涙脆くなってしまったなぁ。考えてみるにこれは、以前から私の内面に脈々と流れていた、ある一つの思想のようなものを多分に刺激されたせいかも知れない。それ即ち「アンチ血縁」>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

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観始めて漸く、クローズド・サークルものだったんだなぁ、と気づきました。勿論、厳密には違うんでしょうが、雰囲気としては完全にそうだな、と。
シリーズ、どうしようかなぁ……。

さよならジュピター(1984年製作の映画)

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こんなに重要な役だったのか、マーク!
それにしても、スペイシーな絡みだったなぁ……。

歓びの毒牙(きば)(1969年製作の映画)

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中盤の黄色い上着の男の辺りは必要だったのか?と思わないでもないのですが、全体としては面白かったです。
ある意味、素人探偵ものの常道的展開の中で、随所にアルジェント監督らしさを感じられるところもありまし
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想いのこし(2014年製作の映画)

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壁をすり抜けたり、ものが持てなかったりする幽霊が出てくると、どうしても避けては通れない――と云うか気になって仕方ないのが、何故か地面や床には立てたり椅子やベンチにも座れたりする問題、なんですよねぇ。一>>続きを読む

花影(2007年製作の映画)

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河合勇人監督の長編デビュー作、と云うことしか知らずに観ました。う〜ん、そうでなければこのままずっとスルーしていたでしょう、とだけ。

鬼畜大宴会(1997年製作の映画)

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自分としてはどうしても、園子温監督『BAD FILM』と比較してみたい衝動に駆られる。全く違う方法論なのに、伝わってくる熱量は何だか似ているような気がして。或いは、山本直樹『レッド』との相違について。>>続きを読む

暗黒女子(2017年製作の映画)

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そうか、なるほどなぁ。
タイトルから『少女』に通ずるような感じかと思っていたんですが、その予想は外れましたね。ただ、思春期特有の全能感や自己中心的な酷薄さを描いている点は、共通しているかも知れません。
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隣人13号(2004年製作の映画)

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実際に観てみようと思うまで、何故か三池崇史監督作だと勘違いしていたんですが、今回の三池さんは出演者でした。
『CRISIS』からの小栗旬繋がり、と云うつもりはなかったのですが、今だったら「13号」役も
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カルト(2012年製作の映画)

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もし白石晃士監督が、澤村伊智作品を映画化したらどうなるだろう?と、ずっと考えていました。凄く合うと云う気もするし、作風がぶつかり合って大変なことになるかも知れない。とにかく私は、それを観てみたい。
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最も危険な遊戯(1978年製作の映画)

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どうしてあんなに追いかけるのか、などと考えてはいけない。それもまた、「遊戯」であると思いたい。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

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もし映画が「観るもの」から「体験するもの」へと変わってきているならば、随分と長い体験だった。二十五年か、或いは五十年以上か……。
今はまだ、ただそれだけを記す。

まんが島(2016年製作の映画)

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この座組で、観ないって選択肢はないですね。つまり、私も「島」に渡った訳です。
劇中で、ある人物の描く「まんが」の印象が、殆どそのままこの映画自体にも当て嵌まるような気がしました。虚実や物語について云々
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ひとみちゃん(2016年製作の映画)

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『まんが島』の上映前に。
山本ロザさんのあの感じ、好きだなぁ。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

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とんでもねぇ気持ちにしてくれたな、おい!
こういうの大好物ですよ、全く。いやもう、『神様ゲーム』を初めて読んだ後のような、溶けそうなほどの宙吊り感、或いは「宙釣り感」かも知れませんが……。
幾つかの筋
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わたしのハワイの歩きかた(2014年製作の映画)

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「遊泳禁止区域」や「先輩の女」の僅か数年後と考えると、バジェットの違いにクラクラしますね。しかし、そこに宇野祥平さんがいることで安心感を覚えました。
私が観逃したのでなければ、前半に榮倉さんと加瀬さん
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

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昔、深夜にこういう単発ドラマやってなかったですか?感。いや、背景の美しさは一入なんですがね……。

心中天使(2010年製作の映画)

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ヤバい映画を観たな、と云うのが率直な感想ですかね。今は、湧き水を飲んだ後のような気持ちです。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

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初めての新海誠。第三話が短かったので、主題歌の後にもう一展開あるのかと思っていたら、そのまま終わってしまっていた。そうか……。
正面の顔と横顔が違う人に見えるところが多くて、どうにも混乱してしまうシー
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僕の中のオトコの娘(2012年製作の映画)

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主演・川野直輝、と改めて書いておきたい。
正直、主人公の境遇的に序盤は結構しんどかったんですが、外出し始めた辺りから、ケンスケとシンクロするように気持ちが楽になっていきました。
姉役の中村ゆり、良かっ
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彌勒 MIROKU(2013年製作の映画)

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林海象×永瀬正敏の《私立探偵 濱マイク》コンビに土村芳、そして原作が稲垣足穂……と云うことしか知らずに観ました。
久しぶりに味わいましたね、この感覚。ちょっと、観た人と語り合いたいです。

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

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『お嬢さん』から遡っての。
色々と気になるところもありますが、それらを超えて非常に好ましかったです。観ている最中、幾つかの映画が頭に浮かびました。
パク・チャヌク監督を、しっかり追いかけていきたいと思
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道/子宮で映画を撮る女(2005年製作の映画)

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「野嵜監督」が賞を獲った映画のタイトルが「森」と云う、奇跡のような偶然にまず驚く(2005年ですからね)。そして、あまりに悲惨な撮影現場とミーティングに、恐ろしいほどの既視感を覚える。「嗚呼、これは…>>続きを読む

不詳の人(2004年製作の映画)

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「尾崎充」からの「船木テツヲ」、山本剛史さんの真骨頂ですね。笑っちゃうんだけど、それだけでいいのか?と考えてしまうところもあったり。居酒屋?での、あの一幕は震えました。

遊泳禁止区域(2007年製作の映画)

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肝となる、ある一点に関しては未知の領域なんですが、明け方から朝にかけてのあの空気感には覚えがあります。
「遊泳禁止区域」ってタイトル、凄く好きですね。

誰とでも寝る女(2007年製作の映画)

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どの関係も凡て脱臼しているような感じがして、それが面白いとも居た堪れないとも……。

3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

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内容については「後編」も観てから、と云うことで一点だけ。かなり終盤まで「獅子王」が「志々雄」に聞こえてしまって仕方なかったですね……。

チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

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河合勇人監督の新作。スタッフとかが被っていると云う訳でもないんですが、企画としては『ビリギャル』のラインかな、と。
広瀬すずは非常にハマり役で、良かったと思います。
今回の中条あやみの顔は、特に東出昌
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

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些か話題に乗り遅れた感もありますが、それでもこれは観て良かったな、と。正直、ずっと観ず嫌いと云うか、自分には合わないんじゃないかと敬遠していたんですが、そんな私は愚かでした。

期限までに、フランク・
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