こばこばさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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イエスかノーか半分か(2020年製作の映画)

3.0

「2人なのに三角関係」という不思議な関係を描いたBL作品。短い尺で話がまとまっているため見やすい。

キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

2.7

ハリー・ポッター終了後のダニエル・ラドクリフの必死さは伝わってくるが、内容が抽象的でよくわからなかった。

マルコムX(1992年製作の映画)

3.3

マルコムXの伝記映画。長尺で骨太な内容。考え方や思想が次第に変わっていく様子が丁寧に描かれていたと思う。この映画を見ると、「マルコムX=暴力的」というイメージが変わる。

ALI アリ(2001年製作の映画)

3.2

モハメド・アリの伝記映画。ドラマチックな出来事が続いて描かれるが、案外さらっとした作りのため、もう一押し欲しかった。

ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ(1997年製作の映画)

3.3

妙にリアリティがあり、すべてフィクションとは思えない怖い内容。国のトップはクリーンにはなれない生き物なのだなと思った。

キャンディマン(1992年製作の映画)

3.1

大学院生が都市伝説に飲み込まれていく様を描く。都市伝説を研究する主人公が、逆に都市伝説になるという皮肉な展開。ただのホラーではなくて社会風刺が込められている。

恋い焦れ歌え(2022年製作の映画)

3.0

目を背けたくなるシーンの連続。救いがない内容ではあるが、傷を抱えた者同士の愛の物語。今見るといろいろな問題提起になっていたように感じる。

ハッピー・ゴー・ラッキー(2007年製作の映画)

3.0

ひたすらポジティブなヒロイン。明るくて元気なのは良いが、振り回される周りの人を思うと何とも言えなくなる。サリー・ホーキンスが当たり役だった。

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.6

母親に強い悪意と執着心を抱く息子とその母親の関係を描く。ラストまで緊張感が続く内容で引き込まれた。配役が絶妙だったと思う。

愛の落日(2002年製作の映画)

3.4

3人の国籍の異なる男女の三角関係を描きつつ、ベトナム戦争の発端を描くというなかなか秀逸な作品。アメリカ人の結末がその後を占っているようで何とも切ない。

(2007年製作の映画)

3.0

思春期の少年の性への目覚めの物語。短編映画なのでそこまで生々しさはない。

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.8

どん底から這い上がろうと悪戦苦闘しながら一歩一歩進んでいくレスリーをいつの間にか応援していた。突然のアカデミー賞ノミネートが話題になったアンドレア・ライズボローの演技は文句なしだったと思う。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.7

優しい時間が流れていた。アニメーションのクオリティが高い。所々で挟まれるファンタジー描写が、時に幸福で、時に残酷で、黒柳徹子の頭の中を覗いたかのような演出が良かった。全年齢向けの作品。

三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

3.5

「サンタクロースは実在するか」を巡り裁判に進んでいくストーリー。大人になると忘れてしまう大事なことが描かれていた気がする。

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.6

清朝最後の皇帝である愛新覚羅溥儀の生涯を描いた作品。壮大で格調高い作風。時代に翻弄されたドラマチックな人生。

レインマン(1988年製作の映画)

4.7

サヴァン症候群の兄と年の離れた弟の兄弟愛の物語。淡々とゆったり進む展開がとても心地よい。ダスティンホフマンは映画史に残る名演技だが、トムクルーズもそれに負けないくらい素晴らしかった。80、90年代のト>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦によって引き裂かれた夫婦の物語。愛し合っているのに一緒になれない切ないラストとマンシーニの音楽に心を揺さぶられた。

バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.6

野心に燃える若者の数奇な半生を描く。全編通してわかりやすく描かれており、キューブリック作品にしてはストレートな内容だった。映像面へのこだわりをひしひしと感じた。

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.4

ナポレオンの伝記を妻ジョゼフィーヌとの関係をメインに描く。戦闘シーンの迫力は素晴らしいが、全体的にダイジェスト感のある内容。

イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.2

2人の兄弟が両親の離婚に直面し成長する物語だが、登場人物全員に問題があって感情移入しにくい。それだけリアルに作られているということだと思う。マリッジ・ストーリーのノア・バームバック監督作品。

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

2.7

発想は面白い。環境破壊や人口増加の問題を盛り込んだ内容だが、後半のストーリーの飛躍がすごい。ダウンサイズの設定があまり活きていなかった気がする。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.7

予想よりも面白かった。ティム・バートン版ではなく、1971年の「夢のチョコレート工場」がベースにある感じ。ティモシー・シャラメのさわやかなイメージが本作のウォンカにぴったりだった。ローワン・アトキンソ>>続きを読む

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.1

大枠はティム・バートン版とほぼ同じ内容。映像的にはバートン版に軍配が上がるが、この時代にしては上手く世界観を作り出していると思う。

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.2

ティムバートンらしい世界観で、子供の時に見てかなり印象に残っている映画。ブラックユーモア満載だが、結局は家族の大切さに行き着く。ティムバートンの作品は世界観のせいでおかしな映画に見えるが、割といつも普>>続きを読む

ブラック・サンデー(1977年製作の映画)

3.5

古さは感じるが、堅めな演出なので緊張感が最後まで持続しており、面白かった。主人公側、テロリスト側のどちらかに肩入れした内容にはなっておらず、淡々と描かれていたところも印象に残った。

めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

3.4

1本の小説を基に3人の女性の人生が描かれる。それぞれのストーリーがうまく絡み合っていたと思う。ジュリアン・ムーアは同年の「エデンより彼方に」と逆の立場の役柄を演じていて、それぞれアカデミー賞にノミネー>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

3.5

ギャングの襲撃から生還した少年と少年を匿う隣人の中年女性の逃避行。ジーナ・ローランズの魅力に尽きる。グロリアの強さがあり、どこか弱さもある絶妙なところが良い。

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

3.7

19歳の青年と79歳のおばあちゃんの恋愛物。死に取り憑かれた青年と自由に生きるおばあちゃん。青年が自身が改造した霊柩車と決別することで、生きる希望を取り戻したラストがとても良かった。

ピアニスト(2001年製作の映画)

3.2

抑圧されて育ったピアノ教師の屈折した性の欲望が生々しく描かれる。見終わって良い気分ではないが、印象に残る内容で、イザベル・ユペールの演技が凄まじい。

パール・ハーバー(2001年製作の映画)

2.6

戦争物としては駄作。戦闘シーンはなかなか壮観。恋愛ドラマが売りなのだと思うが、全体的に薄い内容。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.4

考察のしがいがある映画。簡単に言うと因果応報の物語だが、それだけではなく、いろいろな要素が込められていたような気がする。セリフが少なく、行間を読み取らないといけない作風のため、見た人によって感想が変わ>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.3

ブラックジャックで似たような話があったなと。スプラッターホラーだが、所々コメディに見えてしまうシーンが多々あり。娯楽映画としては十分楽しめる内容。

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.4

水俣病の入門編のような内容。ハリウッド映画だが、誠実で丁寧に描写されており良かった。こういう題材の大きな日本映画はほぼ見かけない気がする。そこが悲しく感じた。

アスリート~俺が彼に溺れた日々~(2019年製作の映画)

1.5

悪くはないがありきたりというか、真新しさはなかった。登場人物が魅力的ではない。様々なBL作品があるが、やはり演技力と脚本がすべての基本なのだと感じた。

評決(1982年製作の映画)

3.4

医療過誤訴訟を題材とした法廷物。王道の展開で安定して面白い。シドニー・ルメットらしい社会派で骨太な作品だった。

キャバレー(1972年製作の映画)

3.6

退廃的なキャバレーと暗い時代背景の対比が良かったと思う。決して歌って踊って終わりではない、ミュージカルとドラマがしっかり融合された内容だった。