佳奈さんの映画レビュー・感想・評価

佳奈

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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.0

メアリーが可愛すぎて可愛すぎて。
前歯が抜けてるのがこれまたキュートなんです。
どれだけ数学の才能に恵まれていても、どれだけ難易度の高い数式を解けても、随所で見せる子どもっぽさ。
生意気さと愛らしさの
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

ミス・スローン、まさにデキる女。
ワーク・ライフ・バランスなんて言葉は彼女の中には存在しないのでしょう。
それが良いか悪いかは別として…ロビイストという仕事に全てを懸ける女性を、ジェシカ・チャスティン
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

4.0

思春期のイタさって万国共通なのでしょうか。
私と彼女じゃ国も年代も違うのに、この共感はなんなのか!
当時の自分を見るようで、イタくすぐったい。
もーイタイイタイイタイ!やめてぇぇーー!!と思いつつニヤ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.8

美術が凝っててとにかく観てて飽きない!好き!!
ポール・ダノはやっぱり芸達者だなぁ。
ただのアイデア一発勝負映画と思いきや、なんだか深く心を抉られてしまった感じ。

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.5

戦争がなくならない世の中を思うと、なんのために彼らは散っていったのかと、虚しさを感じる。
彼らが命を懸けてしたこと、最期のときまで戦い続けたことを無意味だとは決して思わないけど、なんともやるせない。
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

アダムを堪能、満喫。
今までで一番好きなアダムでした。
贅沢な時間をありがとう。
久しぶりにマッチで煙草に火を付けました。
私もお気に入りの銘柄のマッチってのが欲しい。(←こんな風に、日常に小さな影響
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あさがくるまえに(2016年製作の映画)

4.0

劇中にも使われた言葉「ていねいに…」
改めてその意味を考えてしまう。
シモンに対するトマの接し方の様に、親から子への、子から親への愛の様に。
丁寧に、命と向き合う。
現代の進んだ医療の中にも、全ての命
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

4.2

青春恋愛もの、久しぶりです。
こういう作品は、今まさに青春時代を生きてる若者よりも、たまにふと胸をよぎる「あの頃」を持つ大人に向けたものなんじゃないかなぁ。
実らなかった恋、いつまでも忘れずに覚えてい
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.8

イザベル・ユペールの色気。
同じ女から見ても、いやいや、同じ女だからこそ、あの雰囲気にヤられる!
まだまだこんな演技ができるなんて、さすがだなぁ。

じわじわと感じる、これは恐怖?フラストレーション?
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きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.0

きっと、いい日が待っている。…だから、今は我慢しなさい、耐えなさい。なんて子どもに言い聞かせる大人でありたくない、私は。
厳しい規則と暴力で抑え付けられても、夢と希望は手放さない。
兄弟の絆と勇気に胸
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チェイサー(2008年製作の映画)

4.0

この後味の悪さ、嫌いなのに大好き。
なんならもっと私を絶望させてくれ、と精神的にマゾになってきてる気がする今日この頃。
情け容赦のないところが韓国映画の魅力なのです。
デビュー作からすでに観客を甘やか
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哀しき獣(2010年製作の映画)

4.2

スタイリッシュなガンアクション、じゃないところがいい。
包丁、斧、そして牛骨!
おっさんら不死身かよ、とツッコミつつ楽しむバイオレンスシーン。
このくらいやってくれないとね!
勢いのある映画、アドレナ
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.0

やっぱりファン・ジョンミンが好き。
「ブラザー」の言い方ひとつとっても、もうなんというか、たまらない。
兄貴。
一生ついていきます。

会長の葬儀や理事会のシーンも雰囲気出てたし、スーツでキメた悪そう
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

ラストカットで声出して笑ったの久しぶり!
中身のないガールズトークもバーの雰囲気もカーチェイスも好き。
日本じゃ撮れないよなあこういうの。

ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-(2009年製作の映画)

5.0

こんなにカッコいいバンドを、他に知らない。
私の中には、きっと、存在しない。
ラストライブ、あの熱狂と興奮の渦に入れるなら、なんだってするのにって本気で思った。
小さなテレビ画面じゃ足りない、生の音楽
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.3

とんでもないものを観てしまった…
心地好い混乱。
観賞後もこの映画のジャンルがよく分からない、にも関わらず全くブレのない作品だったと思う。
ミステリ?サスペンス?時々コメディ?やっぱりホラー?と戸惑い
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君はひとりじゃない(2015年製作の映画)

4.0

好きな映画でした。
泣かせにくるようなものではなくて、感動ってのもちょっと違う。
「死」というものは、日常であり非日常。
自分の悲しみや痛みと向き合うことは大切だけど、そばで生きててくれる人と向き合う
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イヴの総て(1950年製作の映画)

4.5

午前十時の映画祭で。
劇場のスクリーンで観賞できたことが本当に嬉しい。
名作って何年経っても色褪せないものなんですね。

マーゴの台詞にあったけど、女にしか分からない感情って確かにあると思う。
そして
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

4.0

超人的なパワーを手に入れたからといって、すぐにヒーローになれる訳ではない。
そりゃあ私利私欲に使うわな。
そのへんは結構リアルなのかも。
でも、そこからヒーローになってゆく過程がいいのです。
観覧車の
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ムーンライト(2016年製作の映画)

5.0

夏の青く静かな夜。
月明かりの下。
二人だけの海辺。
波の音。
きっと、いつまでも忘れられない映画。

草原の河(2015年製作の映画)

4.5

チベットの厳しい大自然。
そこに生きる家族の、その人生を、丁寧に丁寧に切り取った映画。
6歳の少女の瞳を通して見る、乾いた草原、険しい山、どこまでも広がる空。
見たことのない景色を見せてくれるだけでな
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

オスカー納得のケイシー・アフレックの演技、そしてそんなケイシーと堂々と渡り合ったルーカス・ヘッジズにも称賛を。
乗り越えられない程に辛い出来事なら、無理に乗り越えなくてもいいよって言ってもらえた気がし
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八重子のハミング(2016年製作の映画)

4.0

久しぶりに映画館へ。

12年間、愛を持って妻を介護した夫の記録。
アルツハイマーの症状が進んでゆく妻のことを、時間をかけてゆっくりと僕にお別れをしてくれてるんだって言える、この深い深い優しさに胸を打
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

宗教や信仰というものがよく分からない私にも、とても観やすく優しい映画。
可愛らしいおばあちゃん、おじいちゃんとクラシカルな衣装、素朴で素敵な台所…などなど幸せな画ばっかり!
そしてなにより、丁寧に丁寧
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.0

湿度高め。
海の上、小さく古い漁船、立ち込める霧…
生臭さが画面の中から漂ってくるような、じわじわもやもや嫌な気持ちにさせてくる感じ、ザ・ポンジュノ映画。
「殺人の追憶」、「母なる証明」ほどではないか
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真夜中のゆりかご(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アレクサンダーの死因が判明したときのやるせなさったらない。
そんなのありかよ…と思った。
アナが救急車を呼ぶのを拒否してたシーン、異様な光景に見えたけど、理由あってのことだったのね。
自分のしたことが
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.0

デンゼル・ワシントンの怪演。
正義感溢れる男や、思慮深く落ち着いた紳士を演じることが多いと思っていたら、今回は暴力的な悪徳警官を演じている。
文句なしの演技力。
脱帽です。
よくあるバディ・ムービーと
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.0

人でごった返す街中を音楽に合わせてノリノリで躍りながら歩く。っていうめちゃくちゃやってみたいけど出来ないことを、ジェイクがやってくれました。

妻が死に、ちっとも痛まない心と涙の出ない身体だけが残って
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アシュラ(2016年製作の映画)

3.8

ファン・ジョンミンの怪演…
眼だけで心底「怖い」と思わせられた。
あの眼を前にしたら、「怖い、逃げたい、でもこの人からは逃げられない…」の無限ループに陥る自信があります。
声や仕草や表情じゃなくて、眼
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リスボンに誘われて(2012年製作の映画)

3.8

美しくどこか哀愁漂うリスボンの街を、何かに導かれるように、何かを追い求めるように歩くジェレミー・アイアンズ
そっと静かにパズルのピースがはまり、それまでは見えなかった絵が出来上がっていくような、過去を
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世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方(2014年製作の映画)

3.0

可愛らしいちびっこギャングを眺めて癒されました。
たまに児童書や絵本を読んで、ほっとするというか懐しさを感じるみたいな、そんな気分になる映画。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

-

点数つけられない。
ヴァンサン・カッセルの演技が鬼気迫るというか迫られすぎてもう何も言えません私。
レア・セドゥが妙に幼く見えて可愛かったな。

百円の恋(2014年製作の映画)

4.5

安藤サクラが最高すぎ
ほんとすごいわこの人
女優魂を感じた
劇場で観たかったぁぁぁ
ラストの感じも、かなり好き
なんか体動かしたくなる

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