あだちさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

気障なレビューです↓

「人生はチョコレートの箱のようなもの、開けてみるまで中身はわからない。」

とはフォレスト・ガンプの名セリフですが、もし開ける前から中身も味も全て知っているとしたら?耐え難いよ
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OUR SONG and all of you(1978年製作の映画)

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デビュー9ヶ月、10代で史上始めて武道館ソロコンサートを行なった天才原田真二のライブドキュメンタリー

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.0

宇宙遊泳とか怪獣の乳飲んでドヤッとかマジでバカバカしすぎて笑っちゃった。

キャラも展開もめちゃくちゃだしこれを受けての9に良い予感は全然しない笑、でも文句なくぶち上がってしまう画が多数あるし、どこか
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

2.7

福士蒼汰のキャラに全然リアリティない上に嘘くさすぎる設定が次々重なってくるから全然乗れなかった。

とはいえこれ観て仕事休んで実家帰ろうとか思う人はいそうだし、そういう意味では良い映画だと思う。

裏切りの街(2016年製作の映画)

4.0

吉祥寺〜新宿間の駅に流れる気だるい雰囲気がよく出てる。生臭い演出本当に巧い。シンメトリーなクロスカッティングはちょっとしつこいけど。

逃避的なセックスに走らさせたら池松壮亮の右に出るものはいない。

Kino(1998年製作の映画)

5.0

実験映画のラストに最高のハッピーエンドを観客にプレゼント。

劇場版 SPEC 天(2012年製作の映画)

3.5

2017年映画館で観たやつベスト10

1. 美しい星
2. ハクソー・リッジ
3. 沈黙
4.カフェ・ソサエティ
5.エル
6.スパイダーマンホームカミング
7.散歩する侵略者
8.怪物はささやく
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何者(2016年製作の映画)

4.1

桐島の方が好きだけど、桐島より効いた。
ものすごい荒療治を受けた気分。

大学四年生及びすべてのモラトリアム終わりの若者は漏れなく観るべき!

ブロードウェイのダニー・ローズ(1984年製作の映画)

3.9

ラストのロングショットで泣きそうになった。

他のウディアレン作品にはない真正直なキャラクターとポジティブなメッセージ。このとき心の調子良かったのかな?

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

2.8

4DXで。話はなんも入ってこなかったけど、アトラクションとしてはめっちゃ楽しかった。
そういう意味でエンドロールにCome Togetherが流れるのって意味なんかねーよってことなのかな笑

クライマ
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.0

命懸けで嘘をつく怖さと辛さが伝わってくる一方で、嘘にデコレーションしていく快感みたいなのも一瞬感じるところがあって、それって映画の楽しさそのものだよね。

なんとか製作スタッフになり切ろうと、映画のス
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ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

3.8

やっぱ文明崩壊後のショッピングモールほど楽園ってないですよね。

とか思ったところで自分の人生における志のショボさに気づけた良い映画。

隠された記憶(2005年製作の映画)

3.7

このラストシーンの為の映画だったのかも。メディアアート的にもやべぇ事件。

サスペンスとしても面白かった。

ホームレス ニューヨークと寝た男(2014年製作の映画)

4.0

とにかくマンハッタン。ビルの谷間の花火。サントラめっちゃいい。世界一ジャズが合う街。

屋上で日々惨めさと戦いながらも、外でのイケてる自分を見失って無いのは滑稽で哀しさもありながらやはりカッコよかった
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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.1

こんな多角的に人物を描いた映画初めてかも。主人公が変態とか異常者とかって、解釈じゃとてもつまらない。

劇中で言ってるように、昔も今も被害者なんだから息を潜める必要はないし、常人を超えた善人である必要
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めまい(1958年製作の映画)

4.0

謎が解明されてからが本題なのが面白い。

コミケでレイヤーと恋に落ちた男がプライベートの彼女を受け入れられず、ついにレイヤーとしてしか彼女を愛せない。的なキモい話。

幻想を押し付けられるヒロインを見
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.6

原作出たころ高校入りたてであまりにも身近でヒリヒリ滲みるテーマだったから直視出来なかったけど、いま映画で見ると全然学園どうこうの話じゃなくてもっと普遍的な"神は死んだ"な話だった。

持つものと持たざ
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リング(1998年製作の映画)

2.7

このビデオと一緒で、今となってはあまりに焼き直されすぎて霞んじゃって見えた。
序盤一回だけ飛び上がったけど(笑

ホラー演出は文句なしだけど、それ以外のドラマはかなりイマイチ。頭の中全部セリフで言わせ
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紙の月(2014年製作の映画)

4.0

終盤にかけて3回くらい思わぬ人たちがそれぞれに核心突いてくるシーンがあってそこがすごいハッとするし快感。
そしてラストは突き抜けろおおお!って感じだった。

この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

4.1

映画として真っ当な所は一つもない、大林版ゲルニカ。予告編からして相当イってたけど、想像を遥かに凌駕した。作り手の伝えたい気持ちが強すぎて、画面がずっと氾濫状態。

原爆や震災をテーマにしてるからってこ
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時をかける少女(1983年製作の映画)

4.0

終始不穏な空気と散りばめられる性的メタファー。ラストも存在しない理想に囚われているようで、決して幸せには見えない。少女にイタズラしたあげく、前時代的理想という棺桶に放り込むようで、ものすごくいたたまれ>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.5

ただただ面白くて、笑いあり涙ありの王道エンターテイメントだと思う。あと長澤まさみがとんでもなく良い!

失踪前の加瀬真治の人物像を見せないことで物語への希望の持ち方のベクトルが、目の前のシンちゃんを愛
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