kamakurahさんの映画レビュー・感想・評価

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映画、演劇、落語等のレビューや書評を書いています。第27回東京国際映画祭WOWOW賞選考委員

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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.0

三大バレエ曲のひとつ以上の前知識なしゆえか、もうひとつ物語の勘所がつかめなかった。プリンセス役のマッケンジー・フォイが可愛い、キーラ・ナイトレイ敵役かぁ、という印象。絵も綺麗。字幕版を観るのに時間選択>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

キャッチコピー通り魂が震える1本!受験勉強をしながら毎日ラジオから流れてくるのを聴いていたボヘミアンラプソディー、観ながらそんな遠い風景も甦ってくる。主演のラミ・マレックのフレディ・マーキュリーに感服>>続きを読む

ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

3.5

村上春樹の短編、映画化を聞いて原作再読して吉田羊、最適のキャスティングと期待しての鑑賞。三人称を一人称に換えて心象と周囲の人物描写やエピソードに原作との適度な距離感の意匠が凝らされ脚本、編集とも手がけ>>続きを読む

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)

2.5

三島監督、これはいけません。原作と映画とは別物、というスタンスを否定はしません。しかし、ビブリア古書堂の事件手帖、のファンは怒ります。ぼくはガッカリでした。古書への薀蓄こそが原作の魅力なのに不倫愛とは>>続きを読む

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.0

劇場予告で勝手にコメディマインドでTIFF 鑑賞したせいもあり、あまりに重い主題で衝撃、大なり。引きこもり、自死、家族としてそれをどう受け止め、超えていくかが笑いをちりばめ真っ直ぐ描かれて辛く苦しい>>続きを読む

ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~(2018年製作の映画)

3.5

デビューから不慮の死まで、ずっと同時代だった。ケビン・コスナーとの競演でトップに駆け上る様子も見続け、聴き続けていた。そのディーヴァ、ホイットニー・ヒューストンの人生の全てが貴重な記録フィルムと周囲に>>続きを読む

A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.5

フィルムアート社の「コーヒーの人 仕事と人生」読了後にDVD鑑賞。東京にあっての2015年現在のスペシャリティコーヒーシーンを同書で押さえ、その上でドキュメンタリーを受け止めたためか、グローバルな視>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.5

アカデミー賞リスト入り作品ながら見逃してしまったのでDVD鑑賞。いまの日本の新聞記者全員必見!アメリカでも、きっと現大統領のもとで決して昔話ではないはず。構えはエンターテイメントだが内容は重い。活字印>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.5

映画館での鑑賞を逃してしまい、遅まきながらDVDでの完結。三作に費やされた時間が、そのまま広瀬すずの女優としての成長に重なり、幸運な作品となった。原作のよさを手堅くまとめて楽しく観ることのできる完結篇>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.0

柴崎友香原作の映画化。よくまとまった佳品だが、柴崎ワールドをもう一つ具現化しきれなかった。似ているは似ているであって、一人二役とは違う。主演の二人以上に伊藤 沙莉がとてもいい雰囲気を出していた。

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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.0

物足りない。設定も配役も納得だし、面白くないわけがない。しかし、描かれた熱量に最後まで圧倒が感じられなかった。若松孝二や、その周辺の映画人を知っているせいなのだろか、画面とリアルとの距離が埋まらなかっ>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

2週間限定上映のIMAX❗️こうして感嘆符を打つ以外、何が必要だろう。今はなきテアトル東京での50年前の原体験をありありと思い返して、それだけで胸いっぱいになった。キューブリックは、50年前に50年以>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

小三治師匠が近来にない出色の一冊、と大興奮の森下典子の同名原作を大森立嗣監督が自ら脚本を書いての映画化。樹木希林追悼の思いに縁取られ、作品に惜別の情がそえられることとなった。黒木華、多部未華子、鶴見辰>>続きを読む

旅するダンボール(2018年製作の映画)

4.0

環境問題の現況を超えていくための新たなパラダイムとも言える「アップサイクル」が、Carton/島津冬樹の活動と、魅了されたひとつの段ボールの出自を探索する旅によって明瞭、ハートフルに描き出された出色の>>続きを読む

宝物の抱きかた(2017年製作の映画)

3.0

作り手の内的必然性から生まれたことが確かなものとして伝わる一本。真面目な印象が全編を包んで、地味ながら味わいがあり兄弟の描き方に普遍性がにじみ出ていた。商業色、排されて愚直な作品を生み出した若さを真直>>続きを読む

君が君で君だ(2018年製作の映画)

4.0

本年最高の一本!松居大悟監督、池松壮亮くん、歴代最高作と評したい。恋愛映画として出色。向井理もいい味。吉高似のキム・コッピが魅力的で池松、満島、大倉トリオをの熱量を十分に引き出した。YOUさんの立ち位>>続きを読む

散り椿(2018年製作の映画)

3.5

木村大作監督、撮影納得の楷書で、まっすぐな時代劇映画。富山、彦根城など絵としても安定感のあるロケ地が選ばれ、岡田准一、西島秀俊ら役者も揃って破綻なく観終われます。ただなんとなく、ここでも黒木華か、の印>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

第30回東京国際映画祭観客賞。松岡茉優全開作品。近年出色の恋愛映画と評したい。好き嫌いあるだろうけど個人的にはミュージカルシーンが好き。しかしながら最後のセリフがどうしても納得できずレビュー保留のまま>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.0

怖い!とにかく、設定がお見事で観客一体になっての90分、映画ならではの緊張感が続きます。できるだけ前情報なしでの鑑賞をお勧めします。カメ止め、とは違います。シチュエーションホラーとしての佳品。見応え十>>続きを読む

華氏451(1966年製作の映画)

4.0

KAATでの長塚圭史作、白井晃演出の舞台を観る予習のため約50年ぶりの鑑賞。半世紀前にして既に古典的名作と称されていたことが納得の仕上がり。ドクトル・ジバコでノックアウトされたジュリー・クリスティの二>>続きを読む

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

3.5

こういうミュージカルに筋立て云々は無用。アバの音楽を聴いていればよし。リリー・ジェイムズ、きれいだし歌もよし。すぐにサントラを聴きたくなります。個人的には前作より◯でした。

別れの曲(1934年製作の映画)

3.5

鎌倉市の男女共同参画フォーラムで鑑賞。川喜多かしこ尽力による配給のドイツ語版。
古き良き時代の楽聖映画。名曲に惹きつけられ、あっという間の90分。リストとの連弾場面は圧巻。エンディングには、ひと言つけ
>>続きを読む

純平、考え直せ(2018年製作の映画)

3.5

純然たる青春映画。去年の傑作、あゝ荒野と比較するのは筋違い、十分了解ながら、熱量の差、またSNSスーパーでは『何者』の既視感、否めず。原作力の差異かも知れず、判断は各位におまかせです。柳ゆり菜さん、大>>続きを読む

エリック・クラプトン~12小節の人生~(2017年製作の映画)

4.0

洋楽ファンで「Tears in Heaven」誕生の経緯を知らない者はいない。映画「エリック・クラプトン 12小節の人生」は、周知の悲劇に向かうドキュメンタリーである。ジョージ・ハリソンとその妻との>>続きを読む

ライ麦畑で出会ったら(2015年製作の映画)

3.5

サリンジャー本人を出したのにはビックリ。キンセラの名作「シューレス・ジョー」を映画化して「フィールド・オブ・ドリームス」にする際でさえ人物像への遠慮があったのか別の作家に仕立ててあったのに、時代が経過>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.5

韓国映画完コピ、川村元気プロデュース、大根仁監督、脚本、篠原涼子主演のリメイク。広瀬すず、山本舞香、大健闘、板谷由夏の遺影の美しさにびっくりの118分。オープ二ングはLA LA LAND、エンディ>>続きを読む

輝ける人生(2017年製作の映画)

3.5

洒脱なイギリス映画。年齢を重ねてこそ見えてくるもの、自己発見が軽やかに描かれた佳品。添えられた楽曲もすべて心地よく、老いを楽しむべきことを教えられる。

#輝ける人生

旅猫リポート(2018年製作の映画)

3.5

猫ブームに松竹らしい一本。各地フィルムコミッション活用の模範例。高畑充希が声の出演のみながら健闘。善意に満ちた小品。安心して鑑賞できます。

#旅猫リポート

We Love Television?(2017年製作の映画)

3.0

鎌倉まちの映画館、上映にて鑑賞。欽ちゃん、土屋氏トークショーつき。ドキュメンタリーとしては、あれこれ注文をつけたくなるものの、萩本欽一、という稀代のコメディアンの、70歳超えてなお維持され続ける熱量に>>続きを読む

検察側の罪人(2018年製作の映画)

4.0

原田眞人監督の名人芸を堪能できる一本。キムタクも役者としての存在感を強烈にアピール、男優賞ものの好演。原作を尺内にまとめあげた(原作にはない要素をも追加して背景を深めています)監督自らの脚本にも感服。>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.0

軽快、豪華!アン・ハサウェイが思いっきりキュートで、サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェットに全くひけをとらない存在感。リアーナもカッコいいです。サスペンスのヒリヒリ感はないものの、ヘェーって思って>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

遅まきながらの超話題作鑑賞。開映前、映画館がざわついている感じからしてウキウキさせられ嬉しい。映画って、こんな風に観たいものです。内容については触れっこなし。楽しく時間を過ごしたい人、必見です。上映拡>>続きを読む

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

3.5

主演のスベリル・グドナソンは、ボルグそのもの。また青年期を演じる役者を観ながら、よく似た若い子を見つけてきたなと感心していたら、ボルグの実子起用と知って、ビックリ。マッケンローを演じたシャイア・ラブ>>続きを読む

杉原千畝(2015年製作の映画)

3.5

胸が震える実話映画。20日金曜日に原案提供された白石仁章さんの大船中学校でのご講演に立ち会い、遅まきながら鑑賞。公務にあっても自分自身は貫けることを深いところで実感。外務省が顕彰にいたるまて44年とい>>続きを読む

港町(2018年製作の映画)

3.5

観察映画、と名付けられた想田監督の新作ドキュメンタリー。奥様のご実家、瀬戸内の牛窓の流通(平田オリザ評)とそこに暮らす人々と猫とがモノクロで淡々と描かれて、終盤、心に突き刺さる告白にいたる。その120>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.0

長い、です。詳しく語ってもらいたいソロとキーラふたりの帝国軍での中身なしで2時間20分は、ないものねだり承知ながら冗長感を払えない。活劇にもドラマは欲しい。役者は、粒ぞろい。ソロもランドも、それらしく>>続きを読む

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