実生活でも夫婦であった監督とミューズがとにかくいちゃいちゃするノロケ映画。
2人が離れると不幸になり隣にいれば幸運になるという設定で、幸せの絶頂で映画は終わるのでとにかく楽しく笑えるが、その続かなかっ>>続きを読む
とにかく喋って喋りまくる。喋りで映画をドライブさせるが、室内劇でも撮影がしっかりそれをブーストさせている。
最初のモブシーンから釘付け。
アクションはとにかく早くカットを割っているが、親密なシーンでは長回しにしているのが印象に残る。
鶴田浩二が電車から窓へダイブして大立ち回りするの、かっこよさもあるけど笑え>>続きを読む
近未来SFなのに、フィルムカメラの質感ががっつりあったり全体的なデザインが地味めだったりして、ノスタルジックなノワール感を出しているのがまず素晴らしい。
ストーリーがメインの映画だが、監督であるスピル>>続きを読む
人生最高の旅になるところがとぼとぼ日常に戻るロングショットが切な良かった。
最悪な出会いも、酒をあおりダンスをすれば打ち解けられるが、、観客や嫌なことした奴を気持ちよくさせない展開も良い。
法廷劇がメインであるが、作品の主題はその量刑や有罪無罪ではなく、母と娘の関係についてである。
支離滅裂ともとれる被告人の答弁や証人の心持ちがこぼれおちる発言で、傍聴席にいる主人公の過去と現在そして未来>>続きを読む
ソ連だった国の風景と人を、撮影と編集のみで映画にしている。
台詞と脚本がないのに情報量が凄いのは、たくさんの人とその動きが映っているから?
複雑な関係を詩的に品をもって表す。
刑務所の閉塞感の中で、幾度もなく登場するタバコが希望の灯りのよう。
運動やロケーションによって心情や関係を表現しているのは良いが、あまりにも辛すぎるよ。。
美しい関係を美しく映す。
仕立て屋の仕事での布に触れる手、人の肌に触れる手など、登場人物の触れる仕草にフォーカスしている。
日々の機械化によってトラウマに対処している男の贖罪の映画。
「手」を映すショットが印象的。
このレビューはネタバレを含みます
アニメーションの凄み。。
作家性が存分に発揮されている。
寓話として掴みきれていないところがあるが、着地はとても好きだった。
宮崎駿は老成してもなお若者に語りかける。
パールがシリアルキラーとなった過程が狂気と悲しさを伴って語られるが、色味はあくまで鮮やかでポップ。
主演のミアゴスがとにかく映画を引っ張っていく!
大部分がある街での1日を映す小さな話ではあるが、
ご都合主義と反復によって映画的なダイナミズムは充分にある。
全く退屈しない長回しの会話劇。
現代が舞台の映画なのに50年前のようなルック。
主人公のメソッド演技に圧倒される。
「家族っていいわね」が空虚に響く家族映画。
このモチーフの映画は数あれど撮り方がユニークすぎる。
何をどうしたらこんな映画が撮れるのか皆目見当がつかない。劇中劇で、苦悩した女優は脚本家や演出家、プロデューサーを超越していく。
キャラクターデザインはもちろんのこと、音響や脚本がよく練られている。
そのためか聡明で愉快だけど頑固なマルセルに感情移入してしまう。
吉村弘にインスパイアされた音楽も良かった。
おばあちゃんと孫の関係>>続きを読む
1作目に引き続き作画の革新的な素晴らしさが際立つ。メトロブーミンによる劇中歌も白眉。スパイダーマンが背負う宿命をなんとかして跳ね除けようとする主人公の意志だけでも胸が熱くなる。
マルチバースもういいよと思ったけど、あまり無理のない話運びだったし、役者の力もあり最後まで楽しめた。サプライズやカメオ出演が賑やか。
マギーチャンがミューズの映画であるが、ひたすら批評的。
演者を追う撮影がとてもかっこ良い。
グラスゴーに住んでいた音楽が好きな若者たちのドキュメンタリー。
バンドを取り巻く諸々で関係が崩れてダメになっちゃうこともあるけど、
結局は自分たちがかっこいいと思う曲を作って演奏したり周りの仲間と一緒>>続きを読む
「異物」である主人公が入り込んだ犯罪コミュニティの雰囲気を切り取る。
バイクのシーンがどれもかっこ良い。
議論を映画でどう見せるかが上手く出来ているように感じた。
冒頭のシーン特にかっこよすぎ。。
猫も人も映画自体も飄々としているし、一筋縄ではいかない。
是枝監督と坂元脚本の作家性の相性がとても良いことがわかる。
撮影は監督の近作では1番ドライブがあったように感じた。
しかしこの露悪さをどうとらえるかが難しい。
2人の過去作を考えると共通してある部分で>>続きを読む
主人公である腐敗政治家の描き方がリアリティたっぷり。周りの利用される登場人物は脚本も演出も駒として扱っていてそれが効果的。
記憶の明滅を手がかりに父子のバカンスを映す。説明はほぼなくて、トルコの青い空や夜の黒い海がその代わりになっていた。
冴えたショットに感傷が少し乗っていて、登場人物とは重ならないが自分の過去のことを考え>>続きを読む
愚かでしかない主人公も最後には愛おしくなってしまう映画の不思議。
階段のアクションが多用されていた。