Kuroitaさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

Kuroita

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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

ニューヨークのタクシーの話が好き。
世界にはほんとにたくさんの今がある。

花様年華(2000年製作の映画)

3.7

チャイナ服を着てファイヤーキングでステーキを食べる異国感。
カーウァイ監督は撮り方の画が、彼自身。

恋する惑星(1994年製作の映画)

4.1

恋をする瞬間て、音楽が流れるね。
トニーレオンの警官役がまた色っぽい。

スイング・ホテル(1942年製作の映画)

4.0

まさかまさかのホリデーインホテルの話。
古き良きアメリカなんだろう。
歌い踊りスウィングする国民に、わたしたちは何で対抗しようか。

2つ目の窓(2014年製作の映画)

3.4

わたしも木を眺めながらさようならって死にたい。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.9

この時の市原隼人は神。
始終切ない。
朝方見終わり眠れなくなった。
若いって柔らかいし危うい。
そこに傷はつけたくないなぁ。
曇ったガラス窓越しにみる世界みたいな、岩井俊二らしい光の使い方がよりエモさ
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.5

自分が存在しなかったとしたら?
当たり前だけど、自分がこの世界にどうしたって関係していることを、まざまざと考えさせられる。

ラストレター(2020年製作の映画)

2.8

ラブレターのその後とか言わないでほしい。ラブレターとは全然まったく別物で、中山美穂や豊悦はでてきますが、福山はやはり福山で、広瀬すずはやはり広瀬すずだった。
わたしは藤井樹のラブレターが好きです。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

何故だか観ると泣きたくなる。
若草物語の、わたしはジョーが好きだけど、ほんとはエイミーになりたいな。
ティモシーのローリーはイケメン過ぎますね。

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.0

冒頭から最後を見せつけて、だんだん最初へと巻き戻してゆく人生の見せ方が、とても斬新に感じた。
河の流れに逆らえば苦しいから、身を任せていたいけど、もしどうしてもやり直したい過去があるならば、シャケみた
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存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)

4.5

まず題名のセンス。
それにジュリエットビノシュのかあいらしさ。
最初は嫌なやつだと思っていたトマシュの、実に勇敢な態度、そしてエロス。
まだまだわからない部分も含めて、もう一度見返そうと思っています。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

1.0

最後気持ち悪くなった。
なんだろう。なにをいいたかったのだろう。登場人物みんな薄っぺらい。
これがアカデミーをとったから、唖然とした。まるでジェットコースターみたいな物語だとかゆう人たちもたくさんいる
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食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.3

これは食べ物を見るだけで充分。
イタリアで食べる細長いグリッシーニや、
オリーブオイルを使って料理する場面がとてもおいしそうで、真似をして料理した。
主人公が旅をしてバリにいったときに、占い師のおじい
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ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

4.0

青春映画が大好きだけど、
揺れ動く若葉みたいな季節にはもう戻れないね。
だからこそ眩い一瞬を切り取るのです。
今ならわかる、蒼井優だからできたはぐちゃん。
櫻井翔はこれが一番の適役だった気がする。

あなたが寝てる間に…(1995年製作の映画)

5.0

ずっとずっと長い間、冬のシカゴにいって
アチアチのシカゴドックを食べたいと切望してます。
サンドラブロックもいい感じのゆるさでチャーミングだった。
ザ、アメリカなラブコメ。
安心するなぁ、この感じ。

シングルマン(2009年製作の映画)

4.3

セリフもしつらえも芸術。
コリンファース演じる主人公の色っぽい中年感も良い。
彼が自殺をしようと決めて過ごす最後の1日が、淡々と終わってしまうにもかかわらず、大変美しい。
時間の枠を超えて人間は存在で
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8

やっぱりノアバームバックだよねって感じの映画です。
まだまだ始まりのフランシス.ハ。
これからも彼女の人生は続くのだ。
それにしても、アダムドライバーはいつどこで観ても愛おしい。

海でのはなし。(2006年製作の映画)

4.5

渋谷のユーロスペースで観た。
涙がでたけれど、悲しみや嬉しみやそんなにわかりやすい類のものじゃない。胸のつかえが一瞬取れて、目から押し出された涙だった。
スピッツ好きにはたまらないと思う。
少し哲学的
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

5.0

いわずもがな。
ロベルトベニーニが最高。
ナチス占領下にて、混沌と破壊の世界の中でも、ユーモアを胸に最後まで突き進んでいくお父さんは、息子のピエロになりきった!

母なる証明(2009年製作の映画)

4.2

すごかった。最後に踊り狂う母の、
表情よ。
お母さんほどわかりやすく、そしてわかりにくい存在ってあるのかな。
息子を守るとゆうことにかけて、命を差し出してくるような、そんな人にはきっと勝てない。
ポン
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ひまわり(2000年製作の映画)

3.6

私の旦那はこの時の麻生久美子が大好きでした。
日本映画が、今よりも繊細に色づいていた頃。
1980年代に生まれた私たちにとっては。

八日目の蝉(2011年製作の映画)

5.0

苦しかった。涙が止まらず。
法律やルールや社会の中をなんとかすり抜けて、2人の生活は続いてきたのだけど、圧倒的な制裁の中で、ただただ立ち尽くす愛は、なんて切ないんだろ。

色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

3.6

なんかエモい。
峯田やくるりの岸田さんがでてるの神。

めし(1951年製作の映画)

4.5

林芙美子の言葉。
「無限な宇宙の広さの中に、人間の哀れな営々としたいとなみがわたしはたまらなく好きなのだ。」
これは人間の繰り返す愛おしい営みの話。どこにでもある夫婦の話。
少しだけおばさんになった原
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それから(2017年製作の映画)

3.5

ホンサンスは、韓国のロメールだという。
淡々と続く会話劇に、ズームで切り取る日常を写した単調さにあきてしまうのは、少しもったいないと思う。
贈り物を受け取るには、自分から手を伸ばすしかないのです。

或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.2

まさかクラークゲーブルとは。気づかなかった。
この頃の白黒映画はおもしろい。
良質な物語に、憎めない人たちの暖かさがたっぷり詰め込まれていて、見ていて冷たくなれない。

人生はあるがままに(2020年製作の映画)

3.7

子供を授かれない女性の心情が、切ない。
隣の子供の気持ちを、実のお母さんよりわかってあげられるのに。
丸くサークルを作ってヨガをする集団を少し離れた場所から眺めながら、世界の外側に弾き飛ばされたような
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

5.0

家族とか夫婦はたとえ離れてしまっても、何度でも何回でも、泣いたり笑ったりできる星の元にある。
ノアバームバックの感じが好きです。

楽園の夜(2019年製作の映画)

3.7

ヤクザな映画なのに、ボコボコにされたりするのに観れました。役者さんたちがどなたも自然で、いやらしい臭みが一切なかった。日本の半沢直樹などの顔芸主流にはうんざりなので、韓国の役者さんの、人間らしい顔だち>>続きを読む

1978年、冬。(2007年製作の映画)

4.0

画面がどこを切り取っても美しい陰影の塊だった。
わたしは中国の少女が大好きだ。
黒い三つ編みに細い身体、すっとした漆黒の瞳で、頬を寒さに赤らめている少女が。
国に翻弄される一家の悲哀もろとも、絵画みた
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

ティモシー君が美しいのは当たり前ですが、男同士でこうも清潔で正統派な性描写ができるのかとびっくりした。
「call me by your name.」
なんて究極な言葉だろう。と思った。