Kuroitaさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

Kuroita

Kuroita

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Love Letter(1995年製作の映画)

5.0

お元気ですか?
わたしは元気です。
今でも私の中では名台詞です。

瑞々しく細やかな心持ちで、震えるような感情を生きてきたあの頃を思い出す。
雪の小樽も美しい。
大人になった樹ちゃんも、あの頃の樹ちゃ
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.8

はしゃぎながら笑いあう帰り道に、
どこか無頓着になれない複雑な心情を抱えながら、いったいいつまで少女なんだろう。と思った。
蒼井優の紙コップをバレエシューズの代わりに踊る美しいダンスが忘れられない。
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.0

誰がなんと言おうと好き。主人公の恒夫が食べた白いご飯とお味噌汁と卵焼きとつけものを、ジョゼ〜のサントラと共に映画の世界に浸りながら食べたくらい。
ジョゼはきっと誰よりも勇ましい。
そして恒夫は、コロコ
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草原の実験(2014年製作の映画)

3.6

こんな少女にお父さんみたいな役者が日本になぜいないのでしょう。

朝食、昼食、そして夕食(2010年製作の映画)

3.8

どのエピソードにでてくる人たちも、みんなどこかで繋がっていたと最後に気づかされる。
現実の世界でも同じように、結ばれた糸を手繰り寄せながら人と人とが出会い、朝昼晩と毎日毎日ご飯を食べている。

ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

5.0

難解な映画だけれど、映画の中に出てくる詩のようなセリフの羅列をもう一度自分の言葉でなぞり直したくなるような、なんだか心に残る映画だった。人間に生まれ変わった主人公の天使みたいに、そんなふうな心持ちで、>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

4.4

淡々と困難に立ち向かうとゆうよりは、淡々と生きる側に困難が寄り添っているみたいな感じだった。
フィンランドの人たちはどこの国の人たちよりも、静かで逞しい孤独と共にあると思う。

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

5.0

メキシコの美しい街並みから立ち上がる物語りは、時に残酷だが、容赦なく神々しい瞬間を切り取っていた。
白黒だからこそ光が生きていた。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.5

前半、逃げたり追ったりのハラハラする寸劇を楽しむくらいにしか観てなかったのに、後半から哲学が流れる。
空気銃で次々と人を殺す彼は、結局は、題名のノーカントリーそのものであり、どこにも帰還しない。
何に
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父の秘密(2012年製作の映画)

3.7

メキシコに暮らしたことがあるので、OXXOとゆうコンビニや街並みが懐かしかった。
話自体は次第に重くなる。
いじめって、最初のきっかけはささいなひっかき傷だったりするけど、庇う人がいなければどんどんエ
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.0

冒頭20秒ばかり、子役の言葉もない
表情だけで、すっとこの映画の世界に入れたような気がする。
子供の世界にも大人と同じようなルールや混沌があることを、もういいおばさんになったわたしも忘れないようにしよ
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パリの恋人たち(2018年製作の映画)

2.9

フランスらしい男女の戯曲。
なんでもない話しだけど、誰にもわからないそれぞれの心の声がナレーションとして流れる。
人を好いて嫌いになって、また好きになる。人を物みたいに手放したりする人間の勝手な心理を
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.8

母親になるって、どうゆうことで、人を育てるってどんな感じなんだろう。
純粋な母性が出なかったらどうなるんだろう。
危うさじゃなく、強さのあるラストに
明るいこれからを見たような気がする。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.5

良かった。
アメリカのおバカさと聡明さと。
人間てちっぽけで、でかいな。

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