遊さんの映画レビュー・感想・評価 - 32ページ目

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

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すべての職業紹介ビデオがこのレベルで魅力的だったらやりたいことが見つからない若者なんて居なくなりそう
実際のジェット機の音の迫力が大したことないからって動物の声を足すの興味深い
やっぱすべての映画は映
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ひまわり(1970年製作の映画)

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サンボマスターの歌詞の「俺たちは 俺たちは イタリアの映画みたいに分かち合ってたんだ」がどんなニュアンスなんだろうと気になってイタリアの恋愛映画の有名どころを観た 卵を24個使って巨大なオムレツをつく>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

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物語を伝えるために画を撮って繋げてるんじゃなくて、たくさんの美しい画を味わえるような物語を書いてるのかもしれないな
ストーリーと直接関係あるとは言えない余韻がある

プロジェクターで壁に映して観てたら
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

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アバウトタイムとかwonder君は太陽とか、みんなが観てて評価も高くて誰でも泣ける定番レベルのヒューマンドラマみたいな映画は無条件に眉をひそめながら観始めてしまう腐った心を持っていますが、この映画を観>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

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デビュー作ですでに確立してた方向性からまったくブレずに予算とグレードを上昇させてアカデミー賞に至るのマジでかっこいい

ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

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変な人の変な挙動と、ピタゴラスイッチ的な偶然の連鎖を笑うチャップリン・Mr.ビーン系統の喜劇だけど、チャップリンの哀愁を押し売りしてくる感じとMr.ビーンのジャンクフードみたいな笑いのちょうど中間くら>>続きを読む

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

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どこにいっても絶賛につぐ絶賛ばかりで、そこそこキテレツだったなくらいの感想しか持てなかったのがちょっと悲しい カンヌとか出品されそう
でも少し調べて、逮捕される前提で無許可で皇居で一発撮りしたとか知っ
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浮き雲(1996年製作の映画)

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れっきとした理由もなく伏線もなく、どん底からふと善い方向に向かっていく物語を知ることは、生きていく上で大変心強いことだ!!ありがとうカウリスマキ
 
マッティ・ペロンパーがここで亡くなることがカウリス
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

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カウリスマキの映画に出てくる人々の顔はあだち充の漫画並みに統一されている もともとは違うはずなのに どんな演技指導してるんだ

オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

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病める時も健やかなる時も人生の全瞬間で頭の中に歌と踊りが流れてんだろうな、最高

自分の半生を映画にしてパルムドールもらえたら自己肯定感ハンパなさそう!!!
実際この人にしか創り得なかったような映画、
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

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前半かなり集中して観てたのに、今日の夕ご飯はお茶漬けに炒りごま入れちゃおっかな〜とか考えてたら急にエンドロールになってた

秘密と嘘(1996年製作の映画)

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登場人物全員のキャラクターそれぞれの奥が深くて、シナリオの精妙さも文句つけようがないから、「すべての演技が即興」という事実に驚愕と納得を同時に激しく感じる
ブレンダ・ブレシンの芝居、あの声、ラストのセ
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

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特別打ち震えるような体験とまではいかなかったけど、音楽もほぼなしにエンタメ的な盛り上がりもなしに4時間ずっと観せる力があるってだけでアンビリーバブル
映画制作の実習ではこの映画から構図全部パクろ

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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

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台詞も演出も展開も封切り前のレビュー★4.7も何から何までウソくさいのだが、映画というのは徹頭徹尾ウソであるからして、白ける隙を与えないくらい完成していて心の底から本当に涙が出ちゃうようなウソならそれ>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

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選曲、音像、流れ始めるタイミング、鳴っている間に描かれる心象、鳴っている間の映像演出、ぜんぶ凄く良い意味で「いつものドラン」の音楽

みんなが漠然と抱いてるドランの作品像ド真ん中に直球を投げ込めて、か
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

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信仰とは、神とは、救いとは
めちゃくちゃ興味あるテーマをめちゃくちゃ好きな俳優達が演ってたからほんとに喰らいつくように観れた
宗教学の授業のイントロダクションはこの映画観るのが良い気がする  

信教
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

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こんなカラッッッカラに乾いた状態で提供される笑いってあるのか
通奏低音だけが響き続けてるみたいな重苦しい映像と展開を観ながら声出して笑っちゃってる自分がおもしろい

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

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すべての恋愛の原点回帰みたいな映画
どう言葉を与えようとしても陳腐になるけど

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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本当に「いろんなこと」を知ってれば知ってるほどどんどん面白くなる映画だろうな!!多分全然気付けてない
だから今すぐ2周目観ても理解度は上がらないな!!
でも140分ず〜〜〜〜っと釘付けでめちゃくちゃ面
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

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このアイデアが映画となって永遠に残っていくことに価値がある気がする

ちょっと寝ちゃったけど観てよかったととても思ってる

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

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ビル・マーレイが亡くなったとき葬儀に呼ばれる人間になるために人生頑張っちゃおうかな

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

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本当に揺さぶってくるドキュメンタリーを観ると 全部嘘のフィクションの劇映画なんか全然観なくていいみたいな気持ちになるな 一瞬

スケートボードというものが単なる乗り物以上の「手段」ということが分かった
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

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70歳のデニーロが出勤前夜に家の鏡で笑顔と挨拶の練習してるの、You talkin' to me?へのオマージュならまじでセンスありすぎ

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

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芸術かぶれの若い男女がウジウジ葛藤するだけの、フランス映画の観てて疲れる部分をぜんぶ素敵な音楽とファッションで彩って塗り込んで見やすくした感じ

映画観ながらゆったり落ち着いた気分に包まれたい、でも脳
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

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こんなの観たら、分かり易く起承転結が組まれたほとんどの映画が味気なく思えてくる

それでもロスト・ハイウェイよりはかなり筋が通ってる、だけど「理解できる一歩手前」で寸止めされて置いてかれて、そんな仕打
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

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これメメントより前か
パルプフィクションより後か

無限に考察したくなるノーラン的な難解さと、最高の構図に最高のタイミングで最高の音楽がかかるタランティーノ的なエクスタシーとがどっちもあるって言ったら
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タンポポ(1985年製作の映画)

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最後の最後にほんのちょっと宮本信子を綺麗かもと思わされたところで伊丹十三の勝ち

この映画だけ一生流してる劇場の隣でラーメン屋開いたら誰でも儲かるな

卵の黄身の口移し官能的すぎ

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

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マイケル・ケインの役っていつも「周りをわがままにさせる」安心感がある

理不尽でつらい物語なのに、観終えたとき人生を肯定したい気持ちにしてくれて素敵

喘息持ちで咳き込む子が出てくると1.5倍増しで感
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殺したいほど愛されて(1984年製作の映画)

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死ぬほど綺麗な女優さんが「死ぬほど綺麗なので周りを狂わす」役でコメディエンヌぶりを発揮してるのを見ると笑いながらも本当にありがとう...という感情を抱きますね

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.7

ガチガチに予習をして臨んだため、完全理解には全く及んでないけど「何を自分は理解してないのか」を終始把握できたので精神の安寧を保って鑑賞し続けることができた
次回鑑賞時に何を見るべきかも多分そこそこ見当
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ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

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「あの瞬間」をもう一度観たいがために、そこだけ見ても意味ないから、二時間まるまる見返してもいい!って思えるワンカットがあった
映画ってそういうことができる表現だよなと心から思えた
役者も役もぜんぶ魅
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

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こんなに頑張られたら主演男優賞あげざるを得ないじゃんって空気になってただろうな

抱きしめたい(1978年製作の映画)

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最高の多幸感、脚本の粗さもむしろ、狂おしくビートルズを追っかけるティーンの野放図な熱情と合っていて良い!

BTTFの監督・脚本コンビのデビュー作かつ全編ビートルズが流れてるって前情報の期待が気持ちよ
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トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

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なんてことないけど、これから歩いててもし「トト・ザ・ヒーロー」って名前で看板掲げてるお店見つけたら、なんとなく入っちゃうだろうな、と思える映画

汚れた血(1986年製作の映画)

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異次元の美をもつ女性がふたりも出ているため現実から浮遊した世界観が強固に確立している ふたり居るのが凄い

トータル・バラライカ・ショー(1994年製作の映画)

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ブルース・ブラザーズを地でいってるみたいなライブ映像
彼らが映画から飛び出してこれてみんながほんとうに幸せ