エンタメ性よりも作家性が前面に出ているが、その作家性も作品としてデザインされたものではなく、やや "垂れ流し"感があり、AIが作ったような作品だなという印象でした。とはいえ世界観は嫌いではなく、印象的>>続きを読む
原作の良さを引き継ぎつつ、脚色や日韓カルチャライズにも成功していてお見事。藤井監督画力あるわ。
ちなみに原作は中仏比でもリメイクされるなど人気。
ゴヤ表現をここまで凄惨にする意義をあまり見いだせない作品。子供の死体をデコレーションにするなと言いたい。
ツルッとした絵柄や独特の笑いのリズムに最初は乗れなかったが、終わる頃には心を鷲掴みにされていた。中国のアニメーションは初体験だが、ここぞというシーンの掴みのグリップや鮮やかさは中々のもの。夕空・李白の>>続きを読む
面白かったけど、ルーブル貸しきった(?)割には小さくまとまった感。予算百億円付けて監督にレオン・カラックスを引っ張ってくる位の熱意をクールジャパン機構には求めたい。
いやあ楽しませてもらった。予算が無くても色々頑張ってるなあと思ったし、ヤンキー、太鼓持ち、ヘタレなどのスクールカースト生態系も丹念に描いてて乗れた。ビーバップ・カメレオン・湘爆とか読んでた世代には刺さ>>続きを読む
低予算の韓国高校生不良もの映画。アマプラで自動表示されたので何となく再生したところ、画のリーズナブルさや俳優の年齢不詳さ(※主人公演じた俳優は公開当時30歳超えてらしい!)に何度も失笑を漏らしてしまっ>>続きを読む
もはや格闘シーンで泣ける。労働は義務から離れたところに喜びがある。
次回作はAIアプリをどのように活用するのか見物だけど、AIの進化が速いから公開時には陳腐化するリスクがあるが、でも活用しないわけにはいかないというジレンマに既に制作側が陥っていると勝手に予想してます。
本作は宗教的な作品であり、宗教とビジネスは通じるものがある。理にかなったマーケティング百発よりも、一つの確信と"狂気"が時代をつくる。そんな信じる力の威力をこの作品は描いている。
スティーブ・ジョブ>>続きを読む
すげえカオス、もはや前衛映画、途中から笑いながら観た!一周回って面白いみたいな。韓国では酷評され興行も惨敗したが、ジャンル映画マニアからは好評だったとか。あと海外人気が意外に高く、タイのネトフリでは暫>>続きを読む
軽すぎず、重すぎず、絶妙なラインの面白さを実現していたなと思う。魔法が絡む多次元のアクロバティックなシーンでも、観る側がシンプルに理解できる映像になっており、映像のデザイン力がお見事。
アクションシーンにシビれながらも、働くって何だろうなと不意に考えさせられたわ。まひろに自己投影した人も少なくないのでは?コミュ障だろうが社会不適合者だろうが、自己を正しく理解できれば幸せに近づける。
ショッカーの親玉がAIといのも今日的で良いし、高性能ロボットがそれを補佐し、遺伝子操作された人間兵器が前線で戦うという、もしかすると今後ありそうなディストピア感も面白かった。そしてシンギュラリティを阻>>続きを読む
感情移入させるドラマだが、これは慎重に評価すべき作品だなと。なんというか、社会問題として裁ききれておらず、この曖昧な着地点で済まされるテーマなのかなと疑問が沸いた。
キャスティングは抜群。監督の演出力も高いものを感じる。ただ、このテーマに見合うだけの画に欠けるかなと。例えば『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』の一種宗教画のような格調高い最終シーンと比べ>>続きを読む
何者にもなれなくても、愛する人、共に生きてくれる人、頼れる人、頼られ相手がいるだけで人生は成功なんだと気付かされる。この作品を観ることで生き延びる人もいるのだろう。グラン・トリノよろしく、引き継がれて>>続きを読む
気持ちがあれば何者にでもなれる。勝つことより燃やすことが大事。若いことがなぜ尊いのか、存分にみせてくれた作品。
宮本大の声(山田裕貴)が説得力ありすぎる。
魂を際立たせるが、奪うこともできる映画という芸術。血を吐き、返り血を浴びながら生死を繰り返すコントラストの芸術。人の幸も不幸も肥やしにする塞翁が馬の芸術。
意味のないものに意味を与え、定まらないものにピリオドを打つ勇気。答えはなくとも温もりはある。量子力学×文学が最強の時代。
面白いかは別にして作家性はさすがパク・チャヌク、見応たえあり。『オールド・ボーイ』と同じく観察者と対象間のミラー構造を精緻に描いている。以下批評(ハングル)で徹底分析されているので興味ある方はDeep>>続きを読む
尊厳を支える構造とバランス、芯を再生する力学について描いた作品。
イカれた者は救われる。シャーマニズム最強。異端審問官がぶち殺されて心底スッキリした。
イノベーションのない美学は腹の足しにもならないという産業論の教材のような話だが、斜陽の側の話ならではの儚さや噛み締めるものがある。
豪華共演に関わらず韓国では興行的に惨敗しクライマックスの描写が批判もされたが、一種民度を問うような挑戦的な内容で良かったなという感想。
空間の造形が見事。内戦を遠景に静謐と閉塞が共存する村社会で、平凡と非凡それぞれの境地から突き詰めた生きる意味のようなものを描いていて奥行きあり。
戦争映画の決定版。迫力、政治の延長、残酷しと虚しさ、すべてたっぷり入ってる。静謐なコントラストと共に。
絵はシンプルだが凄みがある。ゾクゾクした。ジャンプ連載中の熱気を昨日のことのように思い出せた。ありがとう!