iさんの映画レビュー・感想・評価

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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

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ライブ映像として断片的にしかみたことなかったんだけど、単なるライブ映像ではなくひとつの舞台芸術や映像作品として本当〜にクオリティが高い!象徴的な肩幅バカ広スーツがマジでイケてるし、楽器が一個ずつ増えて>>続きを読む

ミュージック(2023年製作の映画)

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極限まで言葉を排して目と耳に訴えかけてくる映画 監督の行きすぎたとまで言える美学はショットとしての美しさはあるものの、物語自体の理解には及ばなかった オイディプス王のストーリーは何となくしか覚えていな>>続きを読む

ゴンドラ(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

車椅子のおじいさん危なすぎるし、ゴンドラデートもどんちゃん騒ぎだし、いろいろファンタジーだけどみんなが楽しいならいっか!という純度の高さ
わたしたちは言葉という情報に囚われすぎているのではないか...
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

4.5

コメディとホラーの境界がわからなかったり、何となく掴めない独特な間や空気感、気味が悪くて気持ちの良いカット割りなどなど、家族モノを撮っても最高に黒沢清だ...

狂人になり得る凡人・香川照之、クリーピ
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幻の光(1995年製作の映画)

4.0

小津安二郎を観たことがなくても気が付くくらいわかりやすい小津的定点撮影。ベルイマン、タルコフスキーの感じもある。あんまり他の監督を引き合いに出すのも気が引けるが、実際デビュー作というのもあってそれだけ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

誰もが傷を、自分がしたことの証を背負っている 本音と建前の狭間で揺れている それらと、自分と、相手と向き合うことを怠ってはならない 残された者は、受け入れがたい「本当」と折り合いをつけて生きて行かなけ>>続きを読む

落穂拾い(2000年製作の映画)

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アートのため、生きるため、拾う理由も拾う対象も様々あれど行為そのものにフォーカスしてフラットに扱っているのがおもしろい 

外に向かうヴァルダの視点は軽妙でおしゃれでお茶目だけど、度々挟まれる自身の老
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逃げた女(2019年製作の映画)

3.9

にゅ〜っとズームする瞬間が癖になる、猫にまで🐈

誰かと会話をしたくなる映画
映画館の座席の赤、不器用に剥かれた林檎が愛おしい ひたすらに日常を描くこの何でもなさが好き

移動、移動、戻る、たまには逃
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.0

刑務所でも演奏しちゃうboys

food...food...からの生の玉ねぎ可哀想すぎる笑 みんな大好きborn to be wild🇺🇸

ジェーンとシャルロット(2021年製作の映画)

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冒頭からTOKYO
ジェーンの振る舞いは気高いのに自然体で、堂々としていて、自信に満ちている シャルロットの撮るジェーンの写真がかなり素敵

一人っ子なので、特別な次女がいる家庭ってどんな感じなのだろ
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

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初トリュフォー
幼少期に信じられる大人、信じてくれる大人に出会うことの重要さをひしひしと感じた
「好きにすればいい」と言われたドワネルの空虚な目が辛い
ラストシーン、ずっと見ていたい 大人は判ってくれ
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徒花-ADABANA-(2024年製作の映画)

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クローンとアイデンティティと存在の意義
台詞が抽象的だったり話の掴みどころがなくていまいち消化不良ではあるけど、映像は綺麗

NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

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めっちゃおもろい笑
「今何時ですか?」の一言を皮切りに、自分とシンクロする謎の女からアイデンティティを奪われた男。立場を奪った方の女、チェロは弾けないんかい!12分でもしっかりランティモスらしい

柔らかい殻 デジタルリマスター版(1990年製作の映画)

3.9

全体として惜しいところもあれど、ワイエスを彷彿とさせる田舎の不穏な風景は本当に美しいし、唐突に見せつけられる素晴らしいカットの連続
予告で感じられる怖さよりも、登場人物たちの救いのなさが目立つ映画だな
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リトル・ダンサー デジタルリマスター版(2000年製作の映画)

5.0

感情むき出しで身体が勝手に動いちゃうようなダンスたまんない 純粋で真っ直ぐなエネルギーとその煌めきにやられて涙しちゃう

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

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デビュー作から構図と台詞が洗練されている... あと猫がいっぱい
前を向く1人と横を向く1人のカットはここが始まりだったのか

国境ナイトクルージング(2023年製作の映画)

3.8

氷を溶かすメタファー
Kin Leonnによるひんやりアンビエントなサントラがすてき

ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

元選手で同性愛者のコーチ、言葉がうまく出てこなくて特別スポーツの才能もないけれど、好きに真っ直ぐでいるタクヤ、そんな彼にいろんなわだかまりを感じるさくら、3人の眼差しが絡み合う スケートのシーンがとて>>続きを読む

ハーヴェイ・ミルク(1984年製作の映画)

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表明して闘うことの勇敢さと、自分たちとは違う人間を排除しようとする傲慢さよ、、
ちょうどベル・フックスの「フェミニズムはみんなのもの」を読んだところで、(ちょっと違うかもしれないけど)差別を包括的なも
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

5.0

どこもかしこも犬、犬、犬、しあわせすぎる....... 独特なグラフィックもすてき!犬たちの表情がコロコロ変わるの最高に可愛い

こわれゆく女(1974年製作の映画)

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普通の会話って何なんだ〜〜 イカれてるのはどっちなのか、という話に帰着しそう 踊るジーナ・ローランズ美しい

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

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人間と動物の間を行き来するような。虚無になったり衝動に突き動かされたり忙しい。なかなかすっと感想が出てこない映画だったけど、色んなことに怒り狂う彼女のことは嫌いじゃない。カナ個人の行動には共感できない>>続きを読む

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

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相変わらず流れはいつも通りではあるんだけど、設定には所々新鮮味もあり、ドントブリーズや死霊のはらわた撮ってるだけあって音も見た目もピカイチのキモさと怖さ 白い血、オート照準、AI、ディストピア的な世界>>続きを読む

自由の暴力 デジタルリマスター版(1974年製作の映画)

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駅でのたれ死んでる構図良い。
「アンナ・カレーニナを読んでみるよ」

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「何も持っていない、これまでもこれからも」

家族も仕事も金も失い、死んだも同然の状態で犯罪者と共にする逃避行のなか、唯一の心の拠り所も失い、諦観の表情を浮かべるワンダの長回しで締まる なかなかここま
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