初トリュフォー
幼少期に信じられる大人、信じてくれる大人に出会うことの重要さをひしひしと感じた
「好きにすればいい」と言われたドワネルの空虚な目が辛い
ラストシーン、ずっと見ていたい 大人は判ってくれ>>続きを読む
クローンとアイデンティティと存在の意義
台詞が抽象的だったり話の掴みどころがなくていまいち消化不良ではあるけど、映像は綺麗
めっちゃおもろい笑
「今何時ですか?」の一言を皮切りに、自分とシンクロする謎の女からアイデンティティを奪われた男。立場を奪った方の女、チェロは弾けないんかい!12分でもしっかりランティモスらしい
全体として惜しいところもあれど、ワイエスを彷彿とさせる田舎の不穏な風景は本当に美しいし、唐突に見せつけられる素晴らしいカットの連続
予告で感じられる怖さよりも、登場人物たちの救いのなさが目立つ映画だな>>続きを読む
感情むき出しで身体が勝手に動いちゃうようなダンスたまんない 純粋で真っ直ぐなエネルギーとその煌めきにやられて涙しちゃう
デビュー作から構図と台詞が洗練されている... あと猫がいっぱい
前を向く1人と横を向く1人のカットはここが始まりだったのか
氷を溶かすメタファー
Kin Leonnによるひんやりアンビエントなサントラがすてき
このレビューはネタバレを含みます
元選手で同性愛者のコーチ、言葉がうまく出てこなくて特別スポーツの才能もないけれど、好きに真っ直ぐでいるタクヤ、そんな彼にいろんなわだかまりを感じるさくら、3人の眼差しが絡み合う スケートのシーンがとて>>続きを読む
表明して闘うことの勇敢さと、自分たちとは違う人間を排除しようとする傲慢さよ、、
ちょうどベル・フックスの「フェミニズムはみんなのもの」を読んだところで、(ちょっと違うかもしれないけど)差別を包括的なも>>続きを読む
どこもかしこも犬、犬、犬、しあわせすぎる....... 独特なグラフィックもすてき!犬たちの表情がコロコロ変わるの最高に可愛い
普通の会話って何なんだ〜〜 イカれてるのはどっちなのか、という話に帰着しそう 踊るジーナ・ローランズ美しい
人間と動物の間を行き来するような。虚無になったり衝動に突き動かされたり忙しい。なかなかすっと感想が出てこない映画だったけど、色んなことに怒り狂う彼女のことは嫌いじゃない。カナ個人の行動には共感できない>>続きを読む
相変わらず流れはいつも通りではあるんだけど、設定には所々新鮮味もあり、ドントブリーズや死霊のはらわた撮ってるだけあって音も見た目もピカイチのキモさと怖さ 白い血、オート照準、AI、ディストピア的な世界>>続きを読む
駅でのたれ死んでる構図良い。
「アンナ・カレーニナを読んでみるよ」
このレビューはネタバレを含みます
「何も持っていない、これまでもこれからも」
家族も仕事も金も失い、死んだも同然の状態で犯罪者と共にする逃避行のなか、唯一の心の拠り所も失い、諦観の表情を浮かべるワンダの長回しで締まる なかなかここま>>続きを読む
なんてうつしくて悲しいフェミニズム映画
前半は控えめなテルマと男勝りなルイーズ、という印象だったのが後半にかけてテルマの意外な強さとルイーズの意外な弱さがどんどん垣間見えてくるのがおもしろい やった>>続きを読む
人間のひとつひとつの表情や動きをすごく丁寧に捉えているなと思った
アニメーターへのリスペクトが伝わるエンドロール
京本に触発されて基礎練始めるあたりからずーっと目頭が熱い
このレビューはネタバレを含みます
「願うことはなにもない」からの蝋燭の長回し、空っぽの部屋でぞわっとした。本編は長い時間かけてパーティーの準備をしているのに、時折挟まれる父親のギリギリの姿や身内の葛藤のせいでずっと死を意識させられて、>>続きを読む
撮る側の優位性と暴力
芋っぽいオタクとキレたオタク両方うますぎる....急なマスコミとの立場逆転で一気に持って行かれた、時代的にキレる若者がめちゃくちゃ反映されてるな
一貫してカメラマンが映らず、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
濃い45分
何かが起きる、何かが起きている、それも理解や、人智の及ばないようななにか
料理へのプライドやアイデンティティが踏み躙られるほど苛立ちは増し、チャイムはどんどん近づいてくる それを受け入れた>>続きを読む
洗浄とVOIDがすき
お風呂場の扉の向こうにうごめく人間、手洗い場の排水溝とか
このレビューはネタバレを含みます
オープニングから好き!と思える映画に出会えるとかなり嬉しい
上から下へ真っ逆さまのカメラワーク、行ったり来たりのアスペクト比、柔らかく幻想的な質感と映像的にも独特で全く飽きさせない
「人の目を楽し>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
めっちゃ気持ち悪くてよかったけど、
やさしさ、とは一体
メロディの「飽きたら捨てるんでしょう」「あなたも彼と同じように支配したいだけ」という台詞が孕む、男に対する懐疑的な姿勢とは裏腹に、ラストの確信>>続きを読む