Maiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Mai

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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.2

過去のアクシデントから心の傷を負う漁師のタイラーと施設から脱走したダウン症のザックがアメリカの湿地帯を舞台に、川を降りながらイカダで旅をしていくハートフルヒューマンドラマ。

ダウン症というハンディキ
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.9

タイトルにはそぐわないタランティーノ監督らしいバイオレンスでスタイリッシュな逃避行ロードムービー。

劇中に繰り返し使われる効果音的な心地いい音楽が過激な暴力シーンや銃撃戦の中和剤になっていて絶妙なバ
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

2.8

独裁政権下にある内戦中のスペインを舞台に、行く先の見えない不安と血生臭い現実を映し出したダークファンタジー。

好奇心旺盛な無垢な少女オフェリアの繊細な表情が現実の残酷さを浮き彫りにしていて終始重くて
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.4

ソニックがハリネズミってこと自体知らないぐらい無知だったけど普通に楽しめた。

CGと実写が融合された映像も全く違和感がなく、アクションシーンも見応えがあった。
思ったより感受性豊かで口の達者な人間味
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.7

原色のゴテゴテした色味と光の使い方が巧妙で終始映像が楽しい。

殺し屋専用の食堂を舞台にしてるだけあって殺し屋達一人一人の個性が強く、全員いい感じに狂っててゾクゾクした。
鮮やかな色彩も相まって出てく
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.6

渋谷を舞台に女子高生の援助交際をテーマにした作品。

ハンディカメラで盗撮してるかのような演出や女子高生の足元からスカートぎりぎりを映すアオリ映像が生々しくて度々ゲンナリした。

援交もテレクラも経験
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.0

『ゴッド・ファーザー』シリーズ最終章。

過去に犯した罪の重さと、どうしても裏社会から抜け出せないマイケルの苦悩し続ける姿が観ていて辛い…
そしてPART2に負けず劣らずの哀しいラストに胸が詰まる。
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名探偵コナン 緋色の不在証明(2021年製作の映画)

3.5

「緋色の弾丸」に向けたおさらい。

赤井さん大好きな自分は十分楽しめたし、赤井ファミリー1人1人に焦点を当てて紹介してくれることで忘れてた部分を思い出せて良い復習になった。
なにより新しい予告が見れて
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.6

シンデレラストーリーのその先。

序盤の怒涛の不幸から王子様との出会い、想像絶する結婚生活、強烈なラストまで次から次へと巻き起こるストーリー展開に引き込まれる。

主演家族3人の演技が素晴らしく良い意
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.8

父親を殺害した容疑で逮捕された女子大生の動機を探るべく公認心理士である主人公が自身のトラウマと照らし合わせながら事件の真相を明らかにしていくミステリーサスペンス。

北川景子がでてるという理由だけで一
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

アルパチーノ演じる主人公のマフィア、トニーの栄光から破滅までがテンポよく描かれている。

完全に悪役なのになぜか憎めない、むしろ格好良さを感じてしまうアルパチーノのギラギラした眼差しや振る舞い、人間臭
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.7

なかなか強烈な作品だった…

序盤から不穏な雰囲気と違和感で惹きつけられるが、観ていくうちにストーリーが二転三転してどんどん引き込まれていく。
特に後半の畳みかけからの驚愕の展開は予想外で衝撃を受けた
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.2

新3部作完結編!
主人公アナキンがダース・ベイダーへと至るまでの過程を描く。 

EP1.2でアナキンの成長を見てきたからどうしても感情移入してしまい辛かった。
ジェダイへの不信感や愛する人を失ってし
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

3.9

新3部作の2作目!

前作から10年後、美青年に成長したアナキンと元女王パドメの恋模様が主軸になっている。

愛と任務の狭間で苦悩するアナキンの心情が細かく描かれており、若さゆえの脆さやダークサイドへ
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空気人形(2009年製作の映画)

2.8

ある日突然、持ってはいけない心を持ってしまったダッチワイフのお話。

前半、人間の感情に触れ恋の楽しさや喜びを知る流れは可愛らしく微笑ましかったが、徐々に性処理の道具として存在していることを虚しく思い
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.3

自分の理解力が乏しいせいで後半の怒涛の展開からついていけず考察サイトで納得。
細かい伏線にも気づいてゾッとした…

全体的にじわじわと静かに物語が進んでいくが、何の前振りもなく突然恐ろしい描写を映して
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.9

新3部作の1作目!

スターウォーズシリーズで最も古い時代を描いていて、旧3部作にでていた馴染みのキャラの過去や登場シーンが見れて感動した。
特に、4.5.6で全盛期を迎えていたジェダイの騎士の全貌が
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

4.0

シリーズ3部作目!

旧3部作の完結編なだけあって終盤の反乱軍と帝国軍の決戦シーンの見事な大迫力に圧倒された。
戦闘機や爆炎の迫力はもちろん、宿敵ダースベイダーとルークの直接対決の結末に思わず涙腺が緩
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.8

昨日に引き続きスターウォーズ2作目!

前作より本格的な戦闘シーンと、新キャラ達の登場で、物語により一層深みがでていた。

終盤の衝撃的な事実に加え、主要キャラの成長や友情も垣間見ることができて今後の
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.8

ついにスターウォーズデビュー!!

40年以上前の作品なだけあって映像の粗さは多少気になるものの、宇宙へのロマンを感じずにはいられない圧倒的世界観に終始興奮した。
壮大な物語や音楽の入れ方など今観ても
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.4

雰囲気を味わうファンタジー映画。

一時停止した?って思うぐらい長々とした静止画や遠景の多用でゆったり静かにストーリーが進んでいく。

出演者のセリフやBGMがほとんどないから言葉を発さないゴーストの
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.3

心地いいジャズ調のBGMとアート風なオシャレな映像が見事にマッチしていて観終わった後もしばらく余韻が残る。

辛い失恋から旅を通じて徐々に立ち直っていく主人公の姿や、旅先で出会った人達の人間ドラマが濃
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.4

主人公達の年齢が今の自分と近いのもあるけど、主演2人の演技がナチュラルで刺さりまくった。

序盤のカップル間でのあるあるや、途中からすれ違っていく2人の描写が絶妙にリアルで後半は涙が止まらなかった。
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

2.5

最初こそビクビクして観てたものの途中から怒涛の展開に置いてけぼりだった。
怪奇現象より工藤Dのバイオレンスシーンのがよっぽど怖い…

シリーズ見返してから出直します🥲

スティング(1973年製作の映画)

3.8

冒頭のすり替えシーンからまんまと騙され一気に引き込まれた。
全編にわたり巧妙なトリックの数々、計算され尽くされた見事な脚本に何度も驚き感激した。
復讐劇なのに重々しい描写がないのも観やすくていい。
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.1

15年前に世間を騒がせた騒音おばさんをモチーフにしていて、前半は騒音おばさんに悩む主人公視点でストーリーが進んでいくが、途中からおばさん視点に切り変わることでそれまでの話の見え方がガラッと変わり思わぬ>>続きを読む

フットルース(1984年製作の映画)

3.5

ダンスが好きな都会育ちの主人公がロックもダンスも禁止された田舎町に引越し反発するお話。

80年代の音楽にのせて若者たちのキラキラ眩しい青春を堪能できる。
ケヴィン・ベーコン自体、ミスティックリバーの
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夢追いウサギ(2020年製作の映画)

3.7

ピクサーのショートフィルムにハズレなし。

温かみのある優しいタッチのイラストで動物たちをより可愛く魅せていて癒された。
周りに頼って助けを求めることの大切さをたった6分間で教えてくれる素晴らしい作品
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ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

3.0

ホラー映画の耐久がないから映画館で観るホラー怖すぎた…

PC画面上でストーリーが進行していくから映像の粗さや音の割れ具合がリアルで自分もZoomに参加している気分になった。
前半は会話中心で割と退屈
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.1

マイアミの貧困家庭で暮らす主人公の少年期・青年期・大人という3段階でストーリーが進んでいく3部作構成。
それぞれのパートごとに主人公が変わるが、3人とも統一感ある素晴らしい演技で何の違和感もなく入り込
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グーニーズ(1985年製作の映画)

4.3

単純明快な爽快感溢れる少年アドベンチャームービー。

「冒険」「宝探し」と子どもの頃誰もが憧れるシュチュエーションに胸がいっぱいになり、大人になった今では忘れかけていたハラハラドキドキ感を思い出させて
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うさぎドロップ(2011年製作の映画)

2.9

育児経験なしの独身男がおじいちゃんの隠し子を引き取り育児に奮闘するハートフルストーリー。

現実味がないし盛り上がるところも大してないけど、芦田愛菜ちゃんが可愛すぎてなんだかんだ最後まで観てたし主人公
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アフター(2019年製作の映画)

3.4

真面目な女の子が大学入学をきっかけに不良チャラ男と恋仲になる王道ラブストーリーだが、映像の見せ方や色彩、挿入曲など一貫してセンスが良く他のありがちな映画から抜きん出ていた。

主演2人の美形も綺麗な映
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グーフィーとマックス/ホリデーは最高!!(1995年製作の映画)

3.7

音楽もストーリーも素晴らしかった!

前半はグーフィが息子を想うあまりやることなすこと全て空回りしてく切ない場面が続くけど、後半の巻き返しはさすがディズニー。
心温まる展開に思わず涙が溢れた。
よかっ
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ニッポンの大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版(2009年製作の映画)

3.6

最初は大家族の日常を追う普通のドキュメンタリードラマに見えるが話が進むうちに不自然な点や奇妙な描写が映し出されじわじわと不安が襲う。

考察を読んで全編に散りばめられた多数の伏線や見事なミスリードを知
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.2

イケメンサイコパスが無差別に人を殺しまくる映画だと思ったら意外にも社会風刺のきいた映画だった。
80年代の消費社会+エリート証券マンときたら日々のストレスは計り知れないし、他人と比べて自分を見失う主人
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