manamiさんの映画レビュー・感想・評価

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金の国 水の国(2023年製作の映画)

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え、おもろ。公開時にはまったくのノーマークだったけど、劇場で観ても納得できたなってくらいの面白さだわ。
いきなり「国で一番美しい娘を嫁に」っていうのでややカチンときて、その後は分かりやすいロミジュリも
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

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数年後か数十年後か、未来のクレイジージャーニー。いやマジでクレイジーすぎるよ、ロイ少佐。宇宙エレベーターか何かの事故で奇跡的に生き残るシーンから始まって、その事故を引き起こした原因を解決するために「遥>>続きを読む

セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター(2014年製作の映画)

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ブラジル出身のセバスチャン・サルガド。進学のために都会へ出たものの、それまで自給自足の村で育ったために最初は現金の使い方すら知らなかったという。学生時代に一目惚れしたレリアと結婚すると、彼女が仕事で使>>続きを読む

パワーズ・オブ・テン(1968年製作の映画)

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チャールズ・イームズ監督の短編。イームズ、そう、あのイームズ。映像まで作ってたとは知らなかったわ。しかも面白い!才能豊かすぎるわ!
シカゴの湖畔でピクニックをしている男性を真上から捉えていたカメラがど
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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三宅唱監督作品は『Playback』『きみの鳥はうたえる』『ケイコ 目を澄ませて』どれも好きだけど、今作はそれらをさらに上回るくらい、私のど真ん中をギュッとつかんでくる。期待も想像もはるかに超えてくれ>>続きを読む

アメリカ、家族のいる風景(2005年製作の映画)

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ヴィムヴェンダース作品鑑賞18作目。サムシェパードが主演も脚本も務める。
かつてはスターだったが酒、クスリ、女などスキャンダルまみれとなり今や落ち目の俳優ハワードが、撮影現場から突如として逃亡するとこ
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フレーミングホット!チートス物語(2023年製作の映画)

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「The Fire Inside」がアカデミー賞歌曲賞にノミネートされたということで興味を持ち鑑賞。監督のエヴァ・ロンゴリアは『ディスパレートな妻たち』ガブリエル役でブレイクした俳優らしい、そのドラマ>>続きを読む

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

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主人公は真田家次男の日出男。両親を10年以上前に亡くし、兄が営む焼き肉店を手伝っている。しかし彼には秘密があり、「トロ・ピカル」として遂行しなければならない任務の期限が迫っている、というお話。
振り向
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

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キューバ音楽の大御所アーティスト達を追いかけるドキュメンタリー、らしい。キューバ音楽なんて何も知らないからなんだかよく分からないまま観てたけど、途中で聞き覚えのある曲も出てきて「これ、キューバのだった>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

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西加奈子原作。小学校高学年女子の、クラス内覇権を巡る諍い、あるあるだね〜。そういうリアリティもありつつ、デフォルメされた演出は笑いだけでなく「子どもの目線からはそう見えてるんだよねー」という懐かしさ、>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

5.0

親友、ソウルメイト。先日観たドラマの影響で『赤毛のアン』がまだ頭の片隅に残っている私は、「腹心の友」という言葉も浮かんだ。
そんな二人の、15年近くに及ぶであろう年月にわたる愛と、その一語だけではとて
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ベルリンのリュミエール(1995年製作の映画)

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ヴィムヴェンダース作品鑑賞16作目。どうしてこれがドキュメンタリーにカテゴライズされてるんだろう。確かにインタビュー映像も入るけど、それだけではないし、むしろファンタジーだし、なんならコメディとも言え>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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エマストーン演じるベラは、身体は美しい成人女性だが、中身は赤子同然。そんな奇妙な生命体が誕生するに至った経緯が、序盤で明かされる。
ここを起こりとして、きっちり起承転結で話が進む。四字熟語だし日本と中
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サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)

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昨日、清原翔さんお誕生日だったので。
4年前、コロナ禍直前公開作品。メインとなる若者たち、みんな若いっ。北村匠海は「オレ」と「僕」の違いも、変わっていく「僕」も、しっかり表現できている。新田真剣佑は歌
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時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!(1993年製作の映画)

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『ベルリン・天使の詩』の続編であり、それを鑑賞済みであることを前提としている割合がかなり高い。カシエルは何者なのか、どうしてモノクロなのか、などなど。設定の説明は前作ですらけして丁寧になされてるわけで>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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こーーーわっ!日本のエンタメで言うところの「大奥」みたいなやつ。女が女の寵愛を奪い合うという意味では、よしながふみ版『大奥』の方の要素もあり。要するに好き。
駄々っ子のようなアン女王。歴史的にも今作に
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ある男(2022年製作の映画)

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再鑑賞。初鑑賞時はレビューできなかったので、改めて。
石川慶監督。経歴を知らずに今作を観てもきっと『愚行録』を思い浮かべるだろうな。沈殿していく湿度のようなものがよく似ている。
「別人」として生きてい
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夢の涯てまでも  ディレクターズカット版(1991年製作の映画)

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ヴィムヴェンダース作品鑑賞14作目。287分!こっちこそ何度も夢の涯てへと行きかけたわよ!そのたびになんとか生還して、記憶のあるところまで戻ってまた再生する…の繰り返しだったわよ!謎の男としてずっと現>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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オープニングからウェスアンダーソン調全開、列車のカラーリングが既にウェス、可愛らしい。その後もずっと、アステロイドシティに集まる人々のファッションも、部屋の内装も、おままごとや絵本のようなファンタジー>>続きを読む

ジュリア(s)(2022年製作の映画)

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1989年アムステルダム、17歳のジュリアは親元を離れて音楽学校でピアノのレッスンに日々励んでいる。そんな折に起こった歴史的な出来事、ベルリンの壁崩壊。彼女は仲間たちを誘って、その現場に行こうと計画す>>続きを読む

都市とモードのビデオノート(1989年製作の映画)

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山本耀司。今の若者はどのくらい彼のことを知っているのだろう。慶應義塾大学から文化服装学院という一風変わった経歴の持ち主で、タブーとされていた「黒」をファッション業界に持ち込んだ人物。映画好きには、北野>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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敬愛する和山やま先生の名作を、なんと綾野剛主演で、しかも大好きな野木亜紀子氏が脚本という、私にとってはいったいぜんたい何のご褒美かしらってくらいの作品。待ちに待って待って待ち焦がれてましたよ。というわ>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

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お笑い、ネタ、売れたい、何年か前にネット上で流行った脳内メーカーってやつをもしツチヤタカユキにやらせたら、そんな言葉しか並ばないんじゃないんだろうか。とにかく笑いで認められたい、それさえ叶えば他はどう>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

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ヴィムヴェンダース作品鑑賞12作目。
たとえばロンドンとかパリとか、そういう有名都市は街並みが映し出されるだけで、そこがどこなのかが分かる。でもベルリンは正直、どんな街なのか何があるのかという印象がな
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図書館戦争 THE LAST MISSION(2015年製作の映画)

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こちらも続けて再々鑑賞。原作シリーズ全て既読。
映画2作目である今作では、手塚光の兄・慧、および彼が主催する「未来企画」が本格的に登場することにより、良化委員会と図書隊の対立がいよいよ激しさを増し、世
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図書館戦争(2013年製作の映画)

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再々鑑賞。原作既読。
公序良俗に反して有害である(と自分たちが判断した)メディアを取り締まる良化委員会。表現の自由、思想の自由、何よりもとにかく「本」を守ろうとする図書隊。この二つの組織が、比喩的な意
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東京画(1985年製作の映画)

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私の旅は巡礼ではなかったーーというモノローグが冒頭、『東京物語』の映像を挟み込んだ直後に入る。しかしこれはどう見てもどう考えても、今で言う「聖地巡礼」だろう。小津安二郎の撮った「東京」を自分の目で見た>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

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アニメ版は1989年の1作目から2008年の3作目まで鑑賞済み。
大筋は1作目をなぞった上で、かなり多くのシーンを追加することで、アリエルとエリックが互いを理解して惹かれあっていくのが伝わってくる。そ
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禅 グローグーとマックロクロスケ(2022年製作の映画)

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か、か、可愛い〜!これ以上ないほど地味な色彩で、喋らないし表情もほとんどないのに、信じられないくらい可愛いんだが。職場のパソコンを立ち上げたときにもし毎回出てきてくれたら、ものすごく幸せな気持ちで仕事>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

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ヴィムヴェンダース作品鑑賞10作目。
4年間も行方知れず音信不通だったトラヴィスが突如として見つかったことから始まる、家族の物語。兄弟、夫婦、父と子、母と子、それぞれの想いはまだらに混ざり合い、「家族
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The Son/息子(2022年製作の映画)

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昨年春頃に話題になっていたのも記憶に新しい作品。
主演は私の長年の推し、ヒュー・ジャックマン。彼演じる仕事のできる弁護士ピーターが、妻ベス(ヴァネッサカービー)と生まれて間もない子どもと暮らす家にある
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DRAGON ドラゴン(2015年製作の映画)

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2024年ということで、こちらを。
古今東西、枚挙にいとまがない異類婚姻譚。「自分とは違う考え・境遇の者に心惹かれる」を突き詰めた形ということだろうか。今作でも恐ろしいドラゴンと、生け贄として捧げられ
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666号室(1982年製作の映画)

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1982年のカンヌ国際映画祭期間中に撮影されたドキュメンタリー。どこかのホテルの一室らしきところ(ここが666号室なのかな?)に、15人の映画監督が入れ替わり立ち替わり現れる。そして映画の現状と未来に>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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日本後版台本の制作も英語版と同時進行で行われ、しかも私の好きなヨーロッパ企画・上田誠が参加したということで、かなり気になっていた作品。ただし、マリオのゲームを数えられるほどしかプレイしたことがなく、き>>続きを読む

ただいま、ジャクリーン(2013年製作の映画)

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脚本は映画美学校脚本科第1期修了生の村越繁、監督は同監督科第1期修了生である大九明子。そして染谷将太が主人公サトルを演じる。
冒頭はサトルの子ども時代。山奥でのバス転落事故で両親を失ったサトル。事故現
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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すごい。これはすごい。すごいものを見せてもらった。映画かくあるべしという矜持がこれ以上ないほど熱く、しかしそれでいてとても静かにみなぎっている。
トイレ清掃員・平山の朝は早い。掃き掃除の音、水やり、缶
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