幕のリアさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

バタアシ金魚(1990年製作の映画)

3.8

原作は生涯ベスト漫画の中の一つ。
小学低学年まで中耳炎を患ったこともあり、カオルになりたい、俺のソノコはいつ現れんのと異常に感情移入して、何度も何度も繰り返し読んだもんだ。

原作厨にとっては、初見時
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絞死刑(1968年製作の映画)

2.6

久しぶりの国立映画アーカイブ。
520円はありがたい。

序盤死刑執行の下りまでは傑作を確信したが‥

この時代特有の舞台演劇的レトリックとテーマ性のクドい見せ方にウンザリσ(^_^;)
死刑宣告者の
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タイガーボーイ(2012年製作の映画)

3.0

鋼鉄ジーグの監督の新作フリークスアウトが公開中。
どうやらアベンジャーズ崩れのようなのでスルー予定だが、タイガーマスクオマージュの短編があると知りYouTubeで発見。

流石にイタリアのマット事情は
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.0

どこのスクリーン探しても、IMAXもドルビーAtmosも見当たらない。
GW明けでエンタメ作目白押しだけに仕方ないか。
平日会社帰りにレイトで見る尺でもないし、大きめのスクリーンを選んで、六本木でポイ
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希望と絶望 その涙を誰も知らない(2022年製作の映画)

2.6

前作は下積みからのブレイクスルーにカタルシスが得られた。

下剋上後の反動とコロナ禍の暗黒。

闇堕ち脱退者続出で崩壊した欅坂。

大所帯アイドルグループだからこそ可能である、誰かがコケてもなんとかな
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.3

ルッソ兄弟作という事で気乗りしていなかったが、オフビート感有り、軽快アクション有り、ドラマ有りで、心地良い仕上がり。 

ライアン・ゴズリングの心ここにあらずな存在感も、偶像としての映画スター然として
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キラーナース その狂気を追跡する(2022年製作の映画)

2.5

「グッド ナース」のドキュメンタリー。
映画での表現が巧みであったことを痛感させられドキュメンタリーをセットで準備したのは蛇足とも思える。
ただ、延べ400人もの連続殺人を行ったと見られるこの事件はよ
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.4

エディ・レッドメインの役者としての凄まじさを堪能出来た。 

憔悴したジェシカ・チャスティンに寄り添う救済者。
ほんのひと時訪れる信頼と平穏。
それが一瞬にして崩れてからの表情の変化が残酷で恐ろしい。
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2001: The Making of a Myth(原題)(2001年製作の映画)

2.0

ドキュメンタリーof2001年宇宙の旅

特に目新しい情報は無かった。

70ミリ版観たかったな〜
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/18
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

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早起きして午前中から別用済ませて天気も良いので結構歩いて旧友と合流。
IMAX 3Dサービスデイにて2100円也。

オープニングの選曲には、なるほどそういう物語ね、と理解するも、その内興味を失い、案
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アメリカ THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.3

維新以降の近代史をこんな感じでやって欲しいが、今や日本に表現や報道の自由なんか無いし、そもそも無理矢理にでもヒーロー視出来る対象がいないか。

オマージュ満載のクライマックスバトルは最高だし、トホホな
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.6

会社の女子にえらい勧められたような気がするが、誰にどんなポイントを推されたのか思い出すことが出来なかった。

ラストシークエンスの生き写しカップル登場からようやく上がった。

ロジ業界と2024年問題
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

2.2

昨日観た映画に出てくるイラン人並みに言葉が通じなそうな人ばかりで心底無理だった。

エンディングの白城さんの言葉とか頷ける節が無かったわけじゃないけど、嫌な烙印をジュジューッと押しつけられたようで、し
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.2

「ボーダー」のアリ・アッバシ監督新作にして舞台は生まれ故郷イラン。

所謂シリアルキラー物とはかけ離れたぐだぐだの殺し。
見慣れない光景、見慣れない人々、見慣れない行動が、なんとも不穏を煽る。
ブギー
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サスペリア・テルザ 最後の魔女(2007年製作の映画)

3.0

ダリオ・アルジェント新作を観たので、漏れてた作品を。

アーシア・アルジェント主演。
正しくはアジアの発音で良いらしい。
ユマ・サーマンぽいルックスで役者としての色気充分。
父親の作品に付き合わずにい
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.0

ダリオ・アルジェント御歳82歳!
新作がスクリーンで観られるとは思わなかった。
と言いつつ、デモンズ、フエノミナ以降の作品は全て黙殺していた事を今になって知る。

エジプト出身フィフィみたいなルックス
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天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命(2011年製作の映画)

2.5

大学の時に見沢知廉の著作を読んで、えらく面白かった記憶はあるが、その主張がなんだったのかは全く記憶に無い。
本作冒頭に一水会の鈴木邦男が語るように、そのコミカルな表現にユーモアとインテリジェンスのバラ
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主戦場(2018年製作の映画)

3.8

上映時話題になっていたものの上映されていたミニシアターの辛気臭い空気が苦手で敬遠。

アマプラはこういうのもラインナップしてくれる、というより、闇雲にラインナップを加える中に玉が混じってくるガチャ感が
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.5

オープニング上がる!
ここだけで1000円くらいの価値はあったがこれじゃまんまMTV。

所謂アメリカンドリーム物であり、お仕事ムービーでもあり、スポーツビジネス史の転換点であり。
ベンアフレックがこ
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.0

"バッドジーニアス"の女の子主演。 
タイ人の名前は覚えられない。
唯一記憶に残ってるのはチャンプア・ゲッソンリットというキックボクサーのみ。
これもリング名に過ぎないのだが。

スウェーデン帰りのミ
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ハンガー:飽くなき食への道(2023年製作の映画)

3.0

"バッドジーニアス"の主演の女の子が更に逞しく。

昨日何年ぶりかに会った大学時代の友人達。
彼らとは現地集合現地解散でタイ各地をバックパックで回ったことがある。
その中の一人は間も無くアメリカ駐在す
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劇場版ほんとうにあった怖い話〜事故物件芸人4〜(2022年製作の映画)

1.2

のっけレインボー編が、存外にまともな仕上がりで驚いた。
池田の演技力とルックスには今後オファーが入るはず。

期待のジェラードン編はアタックもかみちいも跳ねることなく残念。
それにしても、かみちいは良
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好色家族 狐と狸(1972年製作の映画)

3.0

田中登と言えば、"色情めす市場"。
そして室田日出男の"人妻集団暴行致死事件"が代表作と聞くがFANZAでレンタルする気にはなれず未見。

こんな初期作がアマプラに落ちているとは有難い。

70年代初
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.2

画作り丁寧、テンポ良い、熱が伝わる良作。

アニメ制作の実態はよく知らないが、例えばアニメ好きの外国人なんかは更に興味津々で楽しむはず。

この人誰?と調べたら、久しぶりに見た小野花梨。
相変わらず存
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劇場版ほんとうにあった怖い話〜事故物件芸人3〜(2021年製作の映画)

1.0

今回は、
東京ホテイソン、 
蛙亭、
ザ・マミー  

劇場版とあるが、一体どこで上映してるんだ?
心霊系YouTubeでもこんな酷いのは見たことない。

次作は、ジェラードン、レインボー、マジラブ村
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スマホを落としただけなのに(2023年製作の映画)

3.1

オリジナル作はアホくささが売りだったが、流石は韓国製。
2組の親子を巧みにストーリーに織り込みリメイクとは思えぬ仕上がり。

WBCでどうしょうもない実力差に韓国野球界が打ちのめされたように、日本映画
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最後まで行く(2014年製作の映画)

2.7

岡田君リメイクの予告がよく出来ていたのでオリジナルを。

テンパり具合は岡田君の方が上か。

サスペンスフルと言うより無理が過ぎる展開は派手なコントの連続。

いや、これは巨悪のジェイソンばりの不死身
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ドリーム・スタジアム Dream Stadium(1997年製作の映画)

3.0

大阪球場の思い出と言えば。
ガキの頃に見た南海広島のウエスタンでバッター転向前の池田高校出身畠山の打席と第二次UWFの船木初参戦対藤原喜明戦。
屋根の無いスタジアムは例え狭かろうが最高だ。
南海ホーク
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ある用務員(2020年製作の映画)

2.6

わるきゅーれブームに乗り損ね関連作全て未見。

女子高生バトルシークエンスが良いなあと思ってたら、この二人がわるきゅーれ主演なのね。
道理でここだけは完成度が異常に高い。

日本統一のジョウジが活躍。
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.1

なんとも評価が難しいが、サブスクに来たらもっかい見ると思うし、概ね満足。

予告編のダークさはキープされなかったが、ロケハンの素晴らしさは白眉。
ダム、トンネル、富士山麓、貨物駅、風車と砂浜、干潟、山
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.2

前線で消費される戦力。
一方、血まみれ、肉片まみれの軍服や軍靴は頭陀袋に山と包まれ内地へ帰り、洗浄され、再び命を吹き返す。

この時代にリメイクされた意味は充分。
近代兵器が大量殺戮を可能にした第一次
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

2.8

時代設定は「悪魔のいけにえ」公開当時。
セピアがかった映像とキャラの立った登場人物達。
「フッテージ」でも見られたクールな映像が随所に。

誘拐犯登場から失速かと思いきや、"鳴らない電話"ならぬ"通じ
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アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

2.2

スクリーンで観るつもりだったのが、ようやくアマプラに。
カンフー愛に溢れており好感が持てる。
ガーナやドイツでも、安く売られた香港や日本のアクションプログラムがかつて大量にテレビで垂れ流されてたんだろ
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Winny(2023年製作の映画)

3.9

予告編で妙に耳につく三浦貴大の関西弁イントネーション。
なんの映画かよく知らんまま、謎の予感を頼りに会社帰りにレイトショーへ。

愚直に目の前にある課題に打ち込む者を阻む外的圧。
VS国家権力という図
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.1

ミッドセンチュリー、アメリカが最も輝いていた時代。
その輝かしさの余り、所々指す影。

ポシとネガが像を結ぶ。
0と1の組み合わせがアルゴリズムを産む。

過ぎ去りし日々の美化でも回顧でもない少年の成
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日本統一50(2021年製作の映画)

3.0

7人会?
今までどこに居ってん。
渡辺裕之はともかく六平直政登場はちょっと嬉しい。
待てよ、渡辺裕之…

ラスト10分で日本の闇に迫る急展開。
日本統一を謳うだけの気概は感じさせる。

〜〜

今日の
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