幕のリアさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

女神の継承(2021年製作の映画)

3.1

モキュメンタリーな造りがノイズでしかないほどに撮影が上手で美しい。
昼間劇場でよく寝たせいもあり、集中力が下がらない素晴らしい出来映え。

タイをバックパックで回った時のコーンケンとかメーホーソンの景
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ヨーロッパ(1991年製作の映画)

2.9

映像は枚挙に暇が無いほどに凄いんだが、話が絶望的につまらなくてビックリ。

サスペンスフルな展開には出来るはずだから、撮影技術全振りじゃなくてもイイのにと残念でならない。

終盤の車内昇進試験と爆弾コ
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エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

-

未見のトリアー作品が二本立てで観れるということで昨年10月以来の早稲田松竹へ。

"キングダム"予告編で見たサンドベージュな色合い。
ちょっと苦手かも。
変わってしまった祖国やヨーロッパ文化を犯罪や警
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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

2.8

さしてストーンズ好きではない上に、ゴダールのポリティカルスパイスがどうにも小賢しい。

それでも、
カラフル過ぎて巨大過ぎるスタジオでのどうにも煮詰まりまくりのレコーディング、
唯我独尊はイイとしてな
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

4KリマスターとあらばIMAXレーザー奮発は当たり前。
何度見たか覚えてないけどよく考えたらスクリーンは初めて。

巨大スクリーンの目で追いきれない映像の洪水に歌詞の字幕なぞ途中で放棄、バーンにティナ
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カーマイン・ストリート・ギター(2018年製作の映画)

4.0

グリニッジ・ヴィレッジて、どのあたりだっけ。
チェルシーの下の方か。
確かチェルシーで有名なステーキ屋でランチ食って、JCREWのニューバランス別注を買いたくて、この辺まで歩いた気がする。

ギターは
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ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション(2018年製作の映画)

3.2

ダコタ・ファニング、クリステン・スチュワートが出てる"ランナウェイズ"が好きで、このドキュメンタリーも見たいと思っていた。
クリステンのコメントもあるよ。

70年代ロスの堕落したロックシーンでブリテ
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NETFLIX 世界征服の野望(2019年製作の映画)

2.8

なぜかフォロワーさんのレビューが一つも無い。

どうせNetflix万歳な提灯ドキュメンタリーと思いスルーしていた。
解約して久しい今こそサブスク配信の歴史の勉強に見てみた。

意外にもスタートは90
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高校大パニック(1978年製作の映画)

4.9

ハイテンション映画の最高峰だと思ってる。
譫言を繰り返す女学生、泡を吹く男子生徒、銃ぶっ放されブチギレる河原崎長一郎…
枚挙に暇無い。
全て暑さのせい。

本作の浅野温子は今まで観てきた映画の全ヒロイ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.7

ヴェンダースの下から目線の東京観光、ファンタジー、そしてノスタルジー。

こんな穏やかに日々を過ごせたらどんなに良いかと思う。
いやはや、無理無理。
と思ってたら、平山も心乱され、行動も表情も少しばか
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

2.5

ミスマガ受賞者とのコラボ作品なのか。
WACKオーディション的な下品さで押し切るのかと思っだが、国岡のエエ奴ぶりがナチュラルに青春部活物たらしめている。

フォーマットは良いから新人アイドル連続ドラマ
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

2.4

キリンジのお兄ちゃんこと堀込高樹がサントラを手掛けていると知り見てみた。
富山ロケが良い。

大した力量も無いジャニタレを迂闊に映画で見ることが今後激減するよう願う。

昨今の日本のミステリー小説って
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.8

リッチな映像だが好みではなく個人的な眼福度は低め。
テーマ的に、もっとSF的な未知を体験させてくれるものかと期待していたが、新しさは無かった。
余白の無い退屈な映画だったと思う。

アバンギャルド・タ
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

4.0

例の問題でもう見れないかも、と思っていたウッディ・アレンの新作。
外出先での仕事が早めに終わったので、終業時間前にドロン。

主演のチビハゲ爺が全く可愛げ無くウッディ・アレンの化身を饒舌に表現。
自虐
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最終絶叫計画(2000年製作の映画)

3.2

"スクリーム"冒頭の完コピに散りばめられたくっだらないギャグの数々だけでも最高。
小ネタのプリンスはボコられて欲しかったけど。

パロディにとらわれ過ぎない下ネタのオンパレードが気持ちイイ。

こんな
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ヘルレイザー ジャッジメント(2018年製作の映画)

1.8

新魔導士含めルックはなかなか。
刑事物要素での自力試しが中途半端。
グロシーンであわわわとならない。

集中出来ず。

どうせ次作オリジナルのリメイクもつまらんのだろうな。

ヘルレイザー:レベレーション(2011年製作の映画)

1.9

ヘルレイザー ばっか見てたら体調崩した。
まともな映画を床で伏せってるついでに見ようにも漏れなく熟睡。

U-NEXTにはヘルレイザー 5から8は無いようでシリーズ9作目の本作を。

POV風に始まり
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ヘルレイザー4(1996年製作の映画)

2.7

4は初見。
2027年宇宙ステーションから近世フランスでのパズルボックス誕生秘話、そして現在未来。
火の鳥くらいの壮大なプロットではあるが、満腹感はさにあらず。

双子魔導士のツープラトン攻撃にもっと
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ヘルレイザー3(1992年製作の映画)

3.0

これまでのカオティックな展開と面白ガジェットの畳みかけが無く物足りない。
それでも丁寧な脚本と演出、人気シリーズなりの予算を感じる画面のリッチさは良い。

何気なくAmazonでヘルレイザー 検索して
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ヘルレイザー2(1988年製作の映画)

4.0

ガキだった当時、制服で大勢で観て爆笑した思い出。
U-NEXTで見れるんだけど、公開当時以来のスクリーンでタイムマシンに乗った気分を味わおう。
記憶に残ってるのは、体にまとわりつく幻覚に"取り除いて〜
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日本統一53(2022年製作の映画)

2.5

久しぶりに続きを見てみれば、コメディパートと氷室田村のですます会話が寒くて、かなりしんどい。

横浜港湾のドンとして尾藤イサオ登場。
若い頃のトンパチぶりは有名で今後の活躍に期待するも即退場。

港湾
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怪談蛇女(1968年製作の映画)

3.7

性悪地主の酷い仕打ちがひたすら続く展開なのに中川信夫ならではの俯瞰ショット含め縦横無尽のカメラワークで全く退屈しない。

山城新伍含め悪の地主一家の惨たらしい死が見れなかったのは少々残念。

呪うでも
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枯れ葉(2023年製作の映画)

-

"レニングラード〜"さえ見てないアキ・カウリスマキ弱者。
だいたいずっとカリウスマキだと思ってたし。
なんでスルー予定だったが、いま観るべき作品なんじゃないか、ふとそんな気がしたのでスクリーンへ。
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ホット・スポット(1991年製作の映画)

4.1

91年デニスホッパー監督作をスクリーン上映にて初見。

当時のアメリカン・タフガイを代表するかのようなドン・ジョンソンの甘いマスクと精悍で小麦色の体躯、Vネックから覗く胸元が眩しく膝丈のスカートとお花
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ショッカー(1989年製作の映画)

4.0

"スクリーム"のウェス・クレイヴンが89年に撮った作品を初見。

サイコスリラーかと思いきや、途中から一変、ジョジョ的スタンドバトル展開に。
力技の連続はクライマックスで時空をも超える。
80年代的外
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スクリーム(1996年製作の映画)

3.7

先日イーライロスの新作を観て、ほのかに香る90年代の雰囲気を感じ、そいやこの時代の軽妙ホラーの代表と言っていい本作を再確認したく。

監督は、サランドラ、エルム街で名を上げたウェス・クレイヴンである事
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.0

新年明けましておめでとうございます。

こんなんよりヴェンダース観ないとな〜と思いつつ、新年一本目。

ブラックフライデーセールに集うアホの大群。
ゾンビオマージュか?と思いつつ期待の膨らむシークエン
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女系家族(1963年製作の映画)

4.5

実家帰って母親の昔話を聞いてあげながら鑑賞。

以前に、宮沢りえ主演のテレビドラマで見た山崎豊子原作。
その内、若尾文子映画祭でスクリーンでと思っていたが、期待通りの素晴らしさ。

宮川一夫撮影、セリ
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Bi Gan | A SHORT STORY/ビー・ガン | ショートストーリー/壊れた太陽の心(2022年製作の映画)

4.0

本年度スクリーンの〆はビー・ガンの短編500円鑑賞。
なかなか15分のために足を伸ばすのは憚られたが年内にスケジュールが合って良かった。

下段には本年度スクリーン鑑賞ベストをまとめましたので、よろし
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虚空門 GATE(2019年製作の映画)

3.2

公開時観たかったやつ。
ただ、ドキュメンタリーはスクリーンで観てこそという作品は殆ど無いし、劇場に集う客層に馴染めないのもあり、なかなか足が向かない。

本作はそんな懸念が見事に当たりそうなこれ見よが
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

2.3

誕生月割引クーポンを早めに使いたい、
金曜日のレイトで諸々リセットしたい気分、
ジャポネのスパゲッティを久々に食べたい、
丸の内ピカ二階席最前列に久々に座りたい、
というモチベーションで本作をチョイス
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

2.6

樟葉とか京阪出町行きとか鴨川とか寺町三条のシェーキーズの食べ放題とか。
京都人として、ほっこり出来るところはある。

面白くないわけではないんだが、この監督なんか苦手。
なんでか1ミリも笑えん。
あと
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

2.5

ポスタービジュアルとキャストからもうちょいポップな作品を期待してたけど、いつものやつ過ぎて困惑。
流石にもう飽きた。

とは言え、劇中の市川が言う"黒石監督のオカルティズムを超えられますか?"と二重構
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ヘッド・ロック GO!GO!アメリカン・プロレス(2000年製作の映画)

2.8

U-NEXT、こんなのまで観れるとは有難い。
前から📎してたアメプロファンのコメディ。

WWFの"RAW IS WAR".に対抗して、WCWが"MONDAY NITRO"で踏ん張っていた頃。
DDP
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アイアン・シーク(2014年製作の映画)

3.6

U-NEXT初入会。
"プロレス"で検索し開いたのが、ヒールレスラー、アイアン・シークのドキュメンタリー。
これが入会一本目というのは少々恥ずかしい。

イランでの輝かしいアマレスキャリアと師と仰ぐ
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