manaminieさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

観た直後は、面白いけど少し物足りないな、という気持ちでした。

“You can’t wake up if you don’t asleep”というフレーズがキーになっているように、映画の始まりと終わ
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五月のミル(1989年製作の映画)

3.3

ヒューマンドラマなのかなと思ったら、五月革命を背景にしたドタバタコメディだった。働いたことのない主人公をはじめ、登場人物みんな身勝手だけど憎めない感じ。
そのなかでレオンスの寡黙な姿が強烈に残る。
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.0

認知症に迫った映画や、記憶喪失をテーマにした作品はいろいろあるけど、これまでとはまた別の切り口で「記憶とは何か」を提示しているように思えた。
一見、淡々とした日常を映し出した画面が奇妙に思えてくるのが
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古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

3.2

過去作よりCG感が強くてちょっと残念、でもガラスやステンドグラスの表現はとても素敵でした。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.5

実はこのシリーズ初めて観ました!過去作を全く予習せずに前知識なしでも楽しめました。

基本的にはトム・クルーズが走りまくる映画!ですが、ちょうどハリウッドのストライキが長期化しているタイミングで、AI
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

前評判ほど意味不明とか、支離滅裂とか、気持ち悪いとか、は思わなくて、割とシンプルな2部構成と受け取れたのだけど
後半(特に産屋以降)は少し長く感じた。回廊×2は必要だったのだろうか…

普段アニメーシ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

レトロ。台詞回しが独特で日本語なのに字幕必要なレベル。登場するキャラクターやエピソードが多くて混雑しているがテンポは良い。ラスト付近のトンネルが狭すぎるし暗すぎて少し単調に感じた。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.9

冒頭からレディオヘッド、重要な局面でフレーミングリップスなどが効果的に使われてサントラ映画としても面白い
Creepで始まってdog days overで終わる構成はシンプルに快い!

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.6

陸、海、空とカメラを切り替えながら緊迫した時間軸を描く構成力や、カチカチという音に代表される演出力が高く、練られた映画だと思う。登場人物やシーンのスイッチが多いと途中で混乱することもあるのだけど、この>>続きを読む

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.8

表現者や芸術家に憧れたことがある人には刺さると思う。
ふつう人間は流されやすくて、恋愛でも仕事でも最初は自分の意思でなくても、評価されると楽しくなって、これでやっていこう、みたいになりがちなんじゃない
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.0

全体的には面白かったけど、引き伸ばし感はあった。時代劇パート長くない?墓参り必要?
地下のシーンも、あそこまでスローモーションでマイムやる必要あったのかな…?
大画面で薄暗い&アップのシーンが続くと高
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.8

フーディを皮肉る映画かなと思って観たら完全にサイコだった…。
資本主義グルメ、階級社会や職業差別、ビッグマウス経営者、男性社会、アルコール中毒、職場内の上下関係、ハラスメント、ジャーナリズムの問題点な
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.0

ドタバタコメディなんだろなと思っていたら、めちゃくちゃ切ない話だった!
国境の封鎖や政治体制が、個人の生活や人生をどれほど大きく左右するのか、という問題をビジュアル的にもタイムライン的にもすごく分かり
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.0

「カエルが降ってくる映画」っていう噂を聞いていたけど、そのシーンほんとうにラストなんですね!どうやって撮影したのだろうか。
登場人物が多くてエピソードもバラバラなのにストレスなく観られたのは、撮影/編
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.5

わりと静かで単調にも思える絵づくりなんだけど、行く先々で出会う人々との会話、移り変わる景色を楽しむうちに、国境とは、民族とは、社会とは…を、しみじみと思わせてくれる

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.0

黄色がかった画面を観ているだけで砂埃に吹かれているような感覚に陥る。砂に埋もれて土の一部になりたいという気持ちがわかるような気がしてくる。
曲がりくねった高低差のある道を幾度も往復するレンジローバーを
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

アクションも小道具もかっこいいけど、ストーリーは少年漫画っぽいかも…下町の不良少年が父親の知人にスカウトされて成り上がり、階級社会の中で認められる、っていう。思ってたよりかなり保守層向けの設定だった…>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

セレブ、インフルエンサー、テック系CEO、南の島、マーダーミステリー、大量のアート作品、著名人たちのカメオ…というド派手な道具立てが目立って、若干ダニエル・クレイグが霞む内容でした。ジャネール・モネイ>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.1

アナ・デ・アルマスの田舎娘っぽい演技が可愛い!クラシックな洋館、遺産相続トラブル、誰が招いたかわからない名探偵…という古典的な道具立てだけど、移民問題やビューティー系起業家など今っぽい要素が入っていて>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

音楽もいいし、友人たちだけじゃなく、兄や母を含むキャラクターがそれぞれ魅力的。
ちゃんと滑れる人たちやプロをキャスティングしているのも「カルチャーに対するオマージュ」が感じられた。

楢山節考(1983年製作の映画)

3.3

映像演出やカメラワークが怯えるくらい古いのに、シーンの切り替えがテンポよく、山の四季の移り変わりもスムーズでストレスなく観られました。
水子や顔のあざが完全に作り物なのは現在の画質で観ているせいなのか
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.0

マーベル俳優が2人も出ている!と気づいて観始めたら良質なヒューマンドラマでしんみりしました。
林檎畑も海も漁場も映像が美しい。若き日のシャーリーズ・セロンがすごく魅力的!
駅員カメオ出演も味がありまし
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

Son LuxとMitskiとDavid Byrneが好き!という理由で前情報なく観たら、かなり下品なシーンがいくつかあり、まずびっくり。

過去の映画へのオマージュが散りばめられているところ、「家族
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ブロンド(2022年製作の映画)

2.8

執拗に鳴り続ける電話、引き出し、夜空などの挿入が多く、精神世界を描きたかったのかなと思いました。が、スタジオとの交渉や演技の勉強といったキャリア上の重要な要素の描写があっさりしすぎていて、モノクロとカ>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

3.8

娯楽作品として楽しく、俳優陣のキャスティングが適切

マチルダ・ザ・ミュージカル(2022年製作の映画)

3.8

オープニングとエンディングが特に華やかで楽しい!マチルダの頭の中の物語のファンタジックな映像化も素敵。一本にまとめるためには仕方ないけど、友だちを中心にキャラクターの描き込みが原作より少し薄いように感>>続きを読む

トゥモロー・モーニング(2022年製作の映画)

1.0

この映画が制作中というニュースを見たときからすごく楽しみにしていたのに…近年まれなレベルのがっかり作品でした。
撮影も変、ロケーションやセットも工夫されていないし、編集も変、ダンスシーンもほとんどない
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