まにまにさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

まにまに

まにまに

映画(304)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

後半「May I kill him ? 」からの怒涛の巻き返しが凄い。
そして究極は、リズベットがミカエルにクリスマスプレゼントを選ぶ所からのシーン。
ここからの為の今まで。と思う程、リズベットの高揚
>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

5.0

恋愛に於いて、社会を支配している価値観が異性愛のみの時代に、自己表現を奪われ、自分らしく生きて行くことが難しい同性愛者の葛藤や社会的孤立を美しく描いた「人権」の映画という気がした。
改めて、日々の生活
>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.5

「崇高なる7人」それぞれのキャラとスキルが明確なので、映像を見ているだけでも楽しい。中でも2丁拳銃「妻のエセル」と「愛人のマリア」の使い手で、弾丸を恐れず突き進むファラデーが表向きのヒーローだとしたら>>続きを読む

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

※マーベル超初心者の感想です。(´∀`)

ストーリーはとても分かりやすかったです。
色々な次元やカタカナ言葉が沢山出てきて理解するのが大変でした。
主人公は天才なので、飲み込みが早い。でも私は「え?
>>続きを読む

FOUJITA(2015年製作の映画)

3.6

フランスで最も評価された日本人画家レオナール・フジタの画家としての半生を描いた映画。
フランスでの成功、日本への凱旋帰国、世界恐慌、日本画壇の牽引、終戦と、時系列でフジタの絵の変化を辿れます。
フラン
>>続きを読む

母と暮せば(2015年製作の映画)

3.5

冒頭の長崎への原爆投下は衝撃。原爆により家族を亡くし、友を亡くし、親しい人に裏切られ、生きていても楽しい事なんて1つもないと感じながらも、身近な人々を気遣い愛を注げる信子の人としての魅力に魅入ってしま>>続きを読む

X-ミッション(2015年製作の映画)

3.2

崖から飛び降りて6秒以内に風に乗れないと死ぬ。
とか、、、!死と隣り合わせのエクストリームスポーツの熱量と迫力に終始見入ってしまいました。
話の内容は、今まで見た映画の中で一番意味不明。
「オザキ8」
>>続きを読む

ウォール・ストリート(2010年製作の映画)

3.5

前作に引き続き、お金と情報と心理戦に翻弄されるウォール街の内側の話。
「欲は善」「冷酷なものだけが生き残る」と言い切るゲッコー氏(マイケル・ダグラス)は健在。流石の貫禄でした。
2作品を通してこの映画
>>続きを読む

ショコラ(2000年製作の映画)

4.4

カカオは心の鍵を開ける媚薬☆

お皿を回して何が見えるかで好みのショコラを当てるヴィアンヌは、本当はきっと、一目会った瞬間からその人にどのショコラが合うか分かっているのだろう。
どこのコミュニティでも
>>続きを読む

ガガーリン 世界を変えた108分(2013年製作の映画)

4.5

世界初、有人宇宙飛行に成功したロシア人 ガガーリンの話。
「地球は青かった」の感動の真意は、無重力状態で脳が正常に機能し、青い事を確認、感動でき、伝えられた事。またその状態に行き着くまでの科学者や整備
>>続きを読む

モンキー・ビジネス(1952年製作の映画)

3.8

製薬会社に勤める天才博士が新薬(若返りの薬)を作るにあたっての正統派ドタバタコメディー。
若返りの薬を飲んで10歳に戻ってしまった主人公が、子供達と結託し、嫌いな友達を悪人と称して頭の皮を剥ごうとする
>>続きを読む

聖の青春(2016年製作の映画)

5.0

深々と降り積もる雪と張り詰めた静寂の中で、聖の将棋を指す「パチン」をいう音の響き。
その音の波動が、死を隣に感じながらも今この瞬間を生きたい。負けたくない。という魂の声と共鳴していて、息をする間も無く
>>続きを読む

ミュージアム(2016年製作の映画)

3.6

冤罪や裁判員、被害者家族の心の負担を話の核としてチラつかせながらも、実際のカエル男の殺害理由は浅はかで、よく言えば思っていたよりもライトに観ることができた。
カエル男演じる妻夫木君の怪演は一見の価値あ
>>続きを読む

2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

5.0

IMAXにて鑑賞。(2回目)
1回目は難しく感じたが、2回目はとても面白く観ることができました。
細かいところまで見ると、発見がいっぱい!!


2016年 12月7日 1回目
難しすぎて全然分からな
>>続きを読む

ラウンダーズ(1998年製作の映画)

3.0

後半1時間のポーカー心理戦が面白い。正直前半は忍耐、、、。
若かりし頃のマット・デイモンとエドワード・ノートンのコンビを観れるのは嬉しい限りです。
カウントして勝っていく「ラスベガスをぶっつぶせ」とは
>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.4

非常に面白かったです。
私はファンタジー映画が苦手なのですが、冒頭に1920年代のアメリカ。街並み、服装、車、船と、時代背景が事実に基づきしっかりしていた事。脚本が原作者なので、イメージが映像化しやす
>>続きを読む

月の輝く夜に(1987年製作の映画)

5.0

冒頭5分で惹きつけられた方は絶対に好きになる、嵌る映画だと思います(o^^o)

建前の幸せを掴もうとした矢先の月の輝く夜に、特別な何かが起こります。
男性は何で女性を好きになるのか?またその逆もです
>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

第二次大戦後、少年トトと映画技師アルフレードの映画館を舞台にした絆の物語。

戦争で父を亡くしたトトに父親代わりに接するアルフレードの厳しくも深い愛情とラストシーンに涙腺崩壊しました。

美しいシチリ
>>続きを読む

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.7

タイタニックで注目を浴びたディカプリオが次回作に選んだ映画。

公開当時観たものの懐かしくて久しぶりに鑑賞。内容は殆ど覚えておらず。。。(o_o)
やっぱり、レビューに残しておくって大切だなって思いま
>>続きを読む

祇園囃子(1953年製作の映画)

4.6

顔で笑って心で泣いて、強く生きていく祇園の世界を垣間見た。
この世界に、基本的人権なんてものはただの飾り言葉なのか。
小暮実千代が悲しくも美しい。
溝口映画の中で、個人的に1番好きな映画です。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.3

今年1番泣いた映画かも。
でも決して観る人を泣かせる映画ではないです。
普段の生活の中で「何かしてあげたくなる人」って、間違いなく私達は普段その人から、その3倍以上沢山の何かをして貰ってるんですよね。
>>続きを読む

ウォール街(1987年製作の映画)

3.6

マネーゲームは専門用語と展開の速さで難しく感じますが、人間ドラマメインの作りで意外と観やすかったです。
見所はマイケル・ダグラスの大物感。
中盤、お金と欲について演説するシーンは、凄まじいほどの金の亡
>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

私にとって初めての黒澤映画。

戦後わずか9年の高度経済成長期前、戦後復興期に撮影された映画。
こんなに面白い映画だなんて思わなかった。
午前十時の映画祭に感謝です。

全てのシーンが細部まで良いし、
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.9

1960年代アメリカ、天才詐欺師とそれを追うFBI捜査官の実話。

パイロット→医者→弁護士へと姿を変える、ディカプリオの華麗なる七変化(実際は三変化)は見事です。
特に8人のCAを引き連れて歩く姿は
>>続きを読む

ドクトル・ジバゴ(1965年製作の映画)

4.0

ロシア革命の激動の時代を背景に起きる194分の恋愛ドラマ。

長時間集中して観れるのは、ロシアの大自然の美しさと、医者であり詩人の主人公が、時代に翻弄されながらも美しい物に対する好奇心を忘れなかった事
>>続きを読む

偉大なるアンバーソン家の人々(1942年製作の映画)

3.5

19世紀末、飛躍的に産業が発展するアメリカを舞台に、大富豪アンバーソン家が没落していく話。

アンバーソン家の嫡男で我儘放題、敵意むき出しのジョージに対して母の恋人ユージーンの雅量の深さに感服しました
>>続きを読む

ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

4.1

この映画は、破天荒なオヤジと気弱な12歳の少年の交流を通して生きる力(勇気・犠牲・慈悲・人間性)を学んでいく話。

ヴィンセントには行動で、オリヴァーには言葉で、「聖人とは何か。」を教えて頂きました。
>>続きを読む

猫の集会(2007年製作の映画)

4.3

1分で観れる新海誠アニメーション。
「人間どもめ!ムカつくぜ!」

うちの猫も言ってるんでしょうかね。笑

youtubeで1分で観れるので、猫好きさんにはオススメです。

誰も知らない(2004年製作の映画)

3.8

実話ベースの映画。

是枝監督により、この映画は悪者を作らず、かなり穏やかに描かれていますが、現実は想像を絶する。

育児放棄されている子供は、社会との関わりがない閉鎖的な世界で生活している為、自分達
>>続きを読む

デスティーノ(2003年製作の映画)

3.6

ダリ×ディズニー。

動くダリの絵の世界を観れるのは嬉しい。

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

3.4

シュルレアリスム、
全然理解できない。

ずっと観たかったので観れてよかったです。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.4

この映画は第2話をどう捉えるかによって、映画全体の感想が大きく変わる気がした。
私は主人公に自己投影しないタイプの見方をしたので、最後に流れる曲の歌詞に違和感を感じてしまった。
主人公はずっとあかりを
>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.1

観終わった後の心の澱を、エンドロールで流れる 坂本龍一feat.2CELLOSの『M-21 許し forgiveness』がゆっくりと浄化されせくれるこの感覚は、映画ならではの効果的表現方法なのだろう>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.9

伏線好き、タイムトラベル好きにはお勧めの映画だと思います。
話が大きいので、最後ちゃんとまとまるのか??と思いながら観ていましたが(失礼ですよね。。)最後の最後、未来につながる終わり方で良かったです。
>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

4.3

「身の程をわきまえなさい」という事なのか。

後ろ姿や佇まいだけで魅せる京マチ子さん、田中絹代さんの演技が凄いです。


幽玄とはこういう映画の世界観に使われる言葉なんだろうな。

溝口健二監督、次は
>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.7

雨がこんなに綺麗に見えるなんて知らなかった。
新海監督の目線で見たら、世界ってもっと違って見えるんだろうな、、、。

話の内容も雰囲気もさり気なく官能的で好きでしたが、主人公2人に共感できる部分が私に
>>続きを読む