だーきしさんの映画レビュー・感想・評価

だーきし

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

やっと観れたよ、オッペンハイマー。もちろん劇場で。
普段は最後列から俯瞰したい派なんだけど、ノーラン作品はなぜか前列でスクリーンに飲み込まれたくなる。

ダンケルクが壮大なる地上戦&時間の線を描いた作
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

なんでもなくない日を求めてしまいがちだからこそ、なんでもない日常を愛せる平山は尊いんだ

微笑みだけで画を持たせられる役所広司さんはとても素晴らしいし、こういう映画が評価される世の中でよかった、ってふ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

記念すべき300Mark!目

これはまた大変なものを観てしまいましたよ、過激なシーンも然ることながら、見てはいけないものを観てしまった気分

エログロナンセンスだけど、ベラの成長を応援したくなるし
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.7

話的にはオェーっなんだけど、その気持ち悪さがやっぱり相殺されてる

ウェスの映画は好きだけど、短編を気軽にみるくらいがちょうど良いのかも

白鳥(2023年製作の映画)

4.1

ウェスの描く子供は特に好き

まあまあ酷いストーリーなんだけど、無表情だからこそ悲しくならないのよね

どう観ても舞台装置感強いのもまた良い

(2023年製作の映画)

3.4

何も起きませんが、ウェスみが満載です

ストーリーテラーがいて、みんな無表情で舞台装置のように動く暗めのパステルカラーという要素だけで世界観を作れるの凄い

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

ここ数年のアカデミー賞で唯一見逃してたやつをやっとこさアマプラで
そしてスクリーンで観なかったことを激しく後悔

アメリカ資本主義の影と光、老いと生、物質的豊かさと思い出への執着、いろんな対比がなーん
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.7

アマプラレンタルでやっとこさ鑑賞

ブラック版グレイテストショーマンといったところでしょうか
輝かしい世界で欲に溺れたショーマンの末路をギレルモデルトロが描いてるから、絵面は終始美しくて気持ち悪さがあ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.9

こうしてスピルバーグは作られた!

そう語れるほど、彼のことも彼の作品もさほど知らない
だけど、そこには誰にでも起こりそうな青年期のドラマと家族の物語があって、それが映画監督・スティーブンスピルバーグ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.1

ザ・ファンタジーを地でいく映画

あー、これこれファンタジーってこういうこと!ってなる
疲れて枯れた心にはちょうどいい。
サリーホーキンスが出てるのもグッとポイント

町と人々の描き方から中〜近世のヨ
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.8

今さらながら初鑑賞

マイフェアレディとプラダを着た悪魔のフュージョン系とでも勝手に呼びましょうか
マイフェアレディがプリティーウーマンになってプラダに昇華したとでも言いましょうか

シティ系シンデレ
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.2

短い時間にたっぷりのウェスが詰め込まれてる!!
いつものノリで真顔早口長台詞だからまーえげつない情報量!

色彩も横パンも衣装も舞台もすべてがウェスウェスしてて、40分とは思えない満足度の高さでした
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

YES! WES!
っていうテンションで見たら、いつも以上に棒読みの世界線にうっかり序盤でウトウトしてしまった
50年代B級SFにあんまり耐性ないせいかも、、

とはいえ、ジェイソンシュワルツマンの成
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バービー(2023年製作の映画)

3.7

対象年齢:18歳以上の玩具映画
これ、本来バービーの対象年齢とする子たちが見てもさっぱりだよね笑

ちゃんとダークコメディで社会提起しつつ、ただのフェミ推しに収まってないのも良き
ケンvsケンを全力で
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

賛否両論が賛否両論を呼ぶもんで鑑賞

あー、確かに「おんじのやりたいこと全部詰めすぎちゃったかな」感否めないかな
今までの集大成的なノリに、おんじ自身のストーリーも乗っかってくるから、天そばにカツ丼セ
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バンクシー・ダズ・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.8

社会実験というか芸術活動というか
違法行為というかパブリックアートというか、、

NYの光と影(いや、ほぼ影か)にスポットライト当てて、人々の欲望を浮き彫りにする

彼の掌の上で踊らされてる感じ
彼か
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バビロン(2021年製作の映画)

4.4

チャゼルの愛と狂気が詰まった映画!

もう開始早々酒池肉林だし、カオスとクレイジーに塗れた作品なんだけど、ちゃんと3人のメインキャストの栄枯衰退に沿って映画史を一気に網羅した気になれる

ララランドの
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.6

ネオンの街で交差する人、感情
すべてが刹那的でそして暴力的

90年台の空気感をまんま缶詰にしたような作品だった、缶詰のモチーフが多い作品なだけに、ね。

やってることなかなかクレイジーなんだけど、あ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

2.8

西海岸の風と一夏の恋
オールドなアメリカンにはちゃめちゃコメディ

文字にすると好きな要素満載なのに、あんまりハマれなかったんだよなー
テンポというか消化し切る前に次に進んでいく感じ
「あ、これであっ
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.1

ちょいリアル寄りな非リアルコメディー!!
ありえん設定ーと思いながらゲラゲラ笑いつつも、随所で良いこと言ってる

アリソンの「人生は遊び場」の一言にグサっときた

Mr.顔芸ことジムキャリーがマスクば
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

5.0

こんなにもステキな恋物語があるでしょうか

ただ喋って夜通し歩いてるだけなんだよ、
ただそれだけ、それだけなのに見知らぬ2人がかけがけのない2人になっていく過程がとても美しくて儚い

知り合った時間の
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ハングリー・ハーツ(2014年製作の映画)

3.6

信念の不一致ほど悲しいことはないよね、
それぞれが持つ正義がどこまでも噛み合わないんだから
だからみんな苦しかっただろうなー、、
息子の幸せを願ってるのには変わりないのに、ね

よくもまあ、こんな難し
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

青春群像劇と言えるほどのきれいさはないけど、起承転結があってわかりやすい

みんな幼いなりに色々問題を抱えてて、それをぶつけるかのようにスケボ抱えてストリートに繰り出してるのかと思うと、じんとしちゃう
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.9

心の浄化映画
映画館で観れて嬉しい、観終わった後の満足感と多幸感よ

言葉とか手話では収まりきらないコミュニケーションもあるよな、って思わされた
温度感というか、そこに人がいるからこそ伝わるものを凄く
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.7

グリンデルバルド、ジョニデジャナクナッテルー‼︎‼︎
あれティナどこいったん?あれクイニーそっち側やったっけ?
てかニュートにお兄ちゃんいたっけ?
そんなレベルで、前作から時間経ちすぎて話忘れてたけど
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.7

ミュージカルは劇場で派なので例に漏れずやっとこさ映画館へ
数年前にオリジナル版観た以来にみたけど、忘れてた、、

自分、あんまこのストーリー好きくないんだったわ、、

いかんせん共感ポイントが少なすぎ
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.8

ハーレイ様が好き放題ドンパチやってるのを微笑ましく堪能する映画
ハーレイ様はご乱心でお暴れになってる方がカッコよくて可愛い

ストーリーのテンポが良いので普通に楽しめるし、思いの外失恋吹っ切れムービー
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.6

色と音の映画
色彩は大好きなherに近しいものを感じる

家族は他人同士の集まりでしかないのかもしれない
けど、良い時も悪い時も愛で以って尊重し合えるのはやっぱり家族だからかもしれない
家庭持ったこと
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アラジン(2019年製作の映画)

4.2

今さら観たけどこれはもう、ウィル・スミスの映画やんwww
もうずっとウィル・スミス=ジーニー、ちゃんと青くてよかったw
(後から吹き替え山ちゃんジーニーも観たよw)

踊りもダンスも最高級で、映像綺麗
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.7

これ可愛いであってるよね?
って不安になるくらいには可愛いのにどこかヘン

決して可愛くはない人形たちがウェスカラーの世界でコミカルな言動してるからなんか可愛く見える

そんなウェスマジックを堪能でき
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

ナチ信奉少年の成長記
半年でこんなにも変わっていくんだから、戦争ってイデオロギーってある意味恐ろしい

楽しいノリで観てたはずなのに、後半に行けば行くほど辛くなって、考えさせられて心が温まる

良いシ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.7

何を見せられてるんだってなったら終わりなんですよ
舞台のようで漫画のようなジオラマみたいなウェスの世界を十分堪能するつもりで行けばもう開始早々ニンマリしてまう

ビル・マーレイにオーウェン・ウィルソン
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

ドンパチ音楽映画で最高のダイナー映画
理想のクラシックアメリカンが詰まっててキュンキュンしちゃう

ブルースブラザーズのショッピングセンターめためたにするシーンとか好きな人は絶対好きw

昔のiPod
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真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

2.5

実写残念邦画

小説では感じられた余韻が、映画になるとどうも、、、泣

F氏の言葉のチョイスが好きで散々本を読み込んできたからこそ、薄い映画にはしてほしくなかったなー、心にそっとしまっておこう笑

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