MaruyamaRyoさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

デッドプール(2016年製作の映画)

3.5

この映画を完全に楽しむには、色んなリテラシー(アメコミ、映画、音楽、今のアメリカ文化)がいるかと。

とはいえ、x-men何それ状態で見た私も、アクションコメディ映画として普通にレベル高いので面白かっ
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

4.5

押井守だからという理由で、予備知識無く前一度見たが、今回改めて最初のOVAをおさえてから鑑賞した。

「ちゃんとレイバー動いてる!」と思った。

というのも、このOVA、予算の都合か知らないがビックリ
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

4.5

全く脳を使わずに見られる。
金曜ロードショーで腐るほど見たはずだが、やっぱり単純に面白い。面白い以外の感情が発生しないのが凄い。

1も数年前に見たのだが、あの世界観だけで話が進んでいくので、個人的に
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

2.0

もっと爽やかで明るい映画かと思ったが違った。

ファンキーなのは音楽だけで、
親父は失業中、母親は宗教に熱心で、兄は仕事を辞めてしまうという絶望的な状況。主人公もフリーターで唯一の楽しみが週末のダンス
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.5

ラストの解釈をつまみに話せば、ワインのボトル空けられそう。

萩原聖人が演じる正体不明の青年が催眠術を使用して、人が本来持つ嫌悪感を増幅させ、殺人を示唆していく。そしてその連続殺人を刑事役の役所広司が
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痛ましの恋(1914年製作の映画)

2.5

チャップリンがまたあの格好をしていない!初期は結構多いのね。しかも恋愛コメディな雰囲気のストーリーで珍しいし、特殊効果も使っていて凝っている。
フィルムが半分ほど消失しているらしく、話の流れが飛ぶとこ
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彼がお好みの娯楽/彼の好みの気晴らし(1914年製作の映画)

3.0

酔っ払い芸のみで構成された潔い映画というかコント。7作目にしてチャップリンが完全に主役な感じになった。
外ロケのシーンは良い。当時の街の風景とかに目がいってしまう。白人が肌を塗って黒人を演じてるのも時
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LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

4.0

友達にオススメされたのと、監督のライアン・ジョンソンが次のスターウォーズを撮るので見た。

タイムトラベルものなのだが、今まで見た映画で一番ワクワクしない、こんな淡白なのあるかって感じのスリップ方法だ
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.5

世にも奇妙な物語をすんげえ面白くしたらこうなる感じ。

この設定はぶっ飛んでいるが恐らく多くの人が、一度は似たようなことを妄想した経験があると思う。なので漫画のサトラレと一緒で飲み込みやすい。

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チャップリンの活動狂(1914年製作の映画)

3.0

チャップリン、映画館行ってみました編and撮影現場にも乱入しました編。
コメディ映画だからどこまで誇張しているのかわからないが、当時の映画鑑賞の雰囲気や、当時の撮影現場の裏側が見える一石二鳥な映画。サ
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メーベルの窮境(1914年製作の映画)

2.5

昔のチャップリンは性格悪い。酔っ払って女性に襲いかかるという、いい人要素が1つもないキャラ。終始ドタバタしてる。
タイトルの通りメーベルが主人公だが、完全に食ってるのが流石。

ヴェニスの子供自動車競走(1914年製作の映画)

3.0

チャップリンが初めてあの格好で出たという歴史的な映画。だが、それ以上でも以下でもない。
話は無いと言っても過言ではなく、カメラの前をチャップリンが邪魔しつづける。Youtuberのハシリですね。

成功争ひ(生活法)(1914年製作の映画)

3.0

最初のチャップリン映画。
あの格好もしてない。
映画というか、もはや記録映像を見てる感じ。

とはいえ、他の初期作と比較すると、凄い予算がかかってる気がする。街中走るシーンは構図も凝ってるし。

チャ
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.0

90年代のモノって一周回りきってない分、一番ダサく見えがちだが、この映画は、今見ても新鮮だった。

移民で構成された街の、過剰なアジアを感じるセットと、日本語/英語/中国語をぐちゃぐちゃに織り交ぜなが
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サーカス(1928年製作の映画)

3.5

大体のチャップリン映画は見たことあるが、これは未見だった。モダン・タイムスとか黄金狂時代とかに比べると、取り上げられることも少ないし、評価も低めな気がする。

見てみて、その理由が分かった。恐らく「普
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.0

邪悪なネバーエンディングストーリー。
そしてファンタジーの世界よりも、戦争している現実の方が試練というのが深い。
私はこの現実世界の辛すぎ展開に完全に引き込まれた。
最後の40分は洗濯畳むのを忘れてた
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

話が月9。
というか、トップガンを全部ベースにキムタクのドラマを作ってるんじゃないかと思うくらい。

そんな超ありがちな話だが、とにかく映像と音楽が80年代を凝縮した感じで最高。
やたら朝焼けや夕焼け
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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

4.0

まず70分という上映時間が最高。

アイドルはあまり知らなく、前田敦子についても何の感情も持っていなかった。
しかしこの映画の、アイドルだったことを全く感じさせないクソニート野郎の演技にはビックリし
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.0

予告編やタイトルから真夜中の弥次さん喜多さんのような、過剰演出のコメディを想像していたが、肩透かしくらうほど結構真っ当な時代劇だった。

話も学校の道徳で使われそうなほど真っ直ぐ。
決してつまらなくは
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.5

話の構成が凄い。計算しつくされている。
全てのシーンが伏線といっても過言ではない。
スタッフロールを読んでいくと、20人くらいの人が脚本に携わっていて、まさに集合知がなせる業だと思った。

最近のディ
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.0

今更ながら初めて見た。
男子が喜ぶ要素が満載。色んなゲームの元ネタがこれなんだろうな。
終始アクションで面白いんだけど、それ以上は無い。
そもそも考古学者なのに、宝物以外ぶっ壊す姿勢はどうなのか。
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キッド(1921年製作の映画)

4.0

映画史的な視点や意義で見たら点数が跳ね上がるので、中身だけで感想を。

今の時代に見ると、話の繋げかたが、ご都合主義で雑。
さっきまで元気にボクシングしてた子供が、5分後くらいに大病を患うってそんなバ
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サカサマのパテマ(2013年製作の映画)

2.0

設定は面白いがキャラ造形が浅く感じた。
尺の都合でしょうがないのかもしれないが、エイジとパテマが出会って、あんなすぐにラブコメ感だすのに違和感。

エイジがパテマを救いたいと思う動機も、正直希薄に感じ
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

4.5

私が見たスピルバーグ作品では一番好きだ。
「能力者が見た予知夢の映像から犯人の手がかりを見つけて犯罪が起こる前に逮捕する世界」と、文字で書くと訳分からん設定を魅力的に映像化する彼はすごい。

そしてS
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EVA エヴァ(2011年製作の映画)

3.5

他のヨーロッパ映画と同じように、静かで欧州の雪国の景色がただただ美しい映画。

SFだが、ロボットの存在が日常に溶け込んでいて、話もそれ一辺倒ではない辺り、藤子F先生的SF(=すこしふしぎ)を感じた。
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ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.0

「1」であった深いテーマが回を追うことに減少していき、ついに超ドンパチ物に成り下がった。
特に冒頭、上司がランボーに「お前、戦争好きっしょ?」って感じでミッションを誘うのだが、「1」でのランボーの悲し
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.0

ホラーは苦手で殆ど見たことない。なので、なるべく怖くないよう、天気の良い午前中に5月の爽やかな風を浴びながら見た。肝心のスプラッタシーンは怖面白い感じだが、「これから怖くなるよシーン」は初心者にはドキ>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016年製作の映画)

4.0

ここ数年のクレしんは第二黄金期に違いない。低迷期は滑り倒していた笑いのクオリティも高い。
今回は新キャラが少ない分、人物の掘り下げが良かったし、世界観もインセプション如く練られていた。
クレしんでネグ
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