みのまめさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

みのまめ

みのまめ

映画(211)
ドラマ(1)
アニメ(0)

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

2.5

 全体的に平坦すぎる映画だった。展開は読みやすかったし、それでいて内容も濃くなかった。モンスターのビジュアルはもう見慣れて怖くなかったし、ハラハラドキドキを狙ったシーンもその展開の読みやすさで緊張感に>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

2.4

<良かったところ>
・VFXの技術
→合成と本物の境目が全くわからないくらいの映像技術だった。
・Dr.オクトパスとグリーンゴブリン
→そのビジュアル、スパイダーマンとの戦いぶり、内に秘める葛藤などな
>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.1

 劇中、目もあてらないような重く深刻なシーンが多い。その辛さと言ったらシリアス感を売りにした他の映画とは比べものにならない。これはひとえに秀逸な脚本構成だけによるものではなく、俳優陣の迫真の演技によっ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.4

登場人物の複雑な感情をゆっくりと咀嚼しながら汲み取れるような日本映画の特徴が、この作品にはぎゅっと凝縮されていた。

死という事実そのものより、残された者たちがそれを事実として受け入れ生きていく方が辛
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.1

周囲の暖かさに気づき、徐々に人間らしさを取り戻していく主人公の姿が印象的だった。物語後半の「涙」の意味は深く、社会的孤立の残酷さを直に感じた。

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.8

これほどの映画は今まで制作されたこともなかっただろうし、今後二度と現れないような世の中になって欲しい。

見終わった今、心底気分が悪いのは私たちがこういった現実を直視できないでいたことの反動だからでは
>>続きを読む

アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.3

歴史に学び、現場の声に耳を傾ける。そして最後まで生命を尊重する。当たり前の事だけど、いつも人間は躊躇する。それは今日のコロナ禍にも言えることだと実感。

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

ジェイクギレンホール演じる主人公の狂気の変遷がこの映画の見どころ。皮肉混じりに、日常とかけ離れ過ぎないスリリングな映画体験を楽しませてくれるような作品だ。

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.6

映画の“音”=映画の挿入歌 というイメージがあった。だがそれは映画音響の中の“音楽(music)”というジャンルの一つに過ぎないことが、ひしひしと伝わった。

映画音響を生み出すスペシャリストたちの技
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.1

ホラー、パニック、スリラー。
まさにその通りの映画なのだが、「人間の心」が良い意味でも悪い意味でもこの作品を物語っているように感じた。

エイリアン2(1986年製作の映画)

3.6

エイリアンの続編映画としても、アクション映画としても高く評価できる。

前作同様、映画全体の緊張感のある雰囲気を上手く継承し、それでいて前作にはなかった爽快で派手な演出も盛り込んでいる。完成度の高さが
>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「境遇」が導く2人の運命になんとも言えない侘しさを感じた。しかしそれでも、親からの愛を充分に知ることのなかった2人が最後まで「家族(愛犬であったメーガンもそうですよね)」に愛を注ぎ続けたところが観客に>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

3.7

何度観ても純粋に素敵だなぁと思える数少ない作品。これが初めて観るラブロマンス映画だという方も多いのではないだろうか。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

韓国映画特有の先の読めないストーリー展開に興味をそそられる。さまざまな犠牲者の無念さがクローズアップされていて、なかなか見るに堪えないシーンも多い。だが、これが本当にあった事件だと言うことを踏まえて観>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.2

自分が「行動」にこめている想いと、周りがその「行動」から受け取るメッセージは、ほんとに違うものなのだなぁと痛感。だからこそ、「行動」は回り回って自身に良いことも悪いことももたらすのかなぁ‥

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.4

主人公の2人がとにかく魅力的なキャラクターで、とにかく感情移入させられた。2人と同じように楽しめたし、笑えたし、悲しめたし、興奮度の高い映画体験だった。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.8

ショーンコネリー演じる人情味あふれる警官が抜群にカッコいい。彼は架空の人物ではあるが、主人公に匹敵する存在感である。ストーリーはかなり脚色があるものの、当時の時代風景と合致していて、理解しやすく十分満>>続きを読む

ハンニバル(2001年製作の映画)

2.4

前作の方が緊張感があり楽しめた。誰がレクターの犠牲者になるか、かなり予想できたうえ、ストーリー展開もテンポ感に欠けていた。アンソニーホプキンスの怪演は前作同様、一見の価値あり。

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.9

寡黙な性格の内に秘められた、主人公の爆発的な感情をR・ゴズリングが見事に表現していた。一見するとハードボイルド色が強いが、寡黙な1人の男の心が揺れ動いてゆく、非常に人間味のあるストーリーであることも忘>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.4

前作の壮大な近未来のスケールを中心に描く「外」の作風であったのに比べ、今作は文明を再興しようと試みる人間の情熱や信念をテーマに「内」の作品であった。

前作のアクションをさらに発展させ、ダイナミックな
>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

4.5

SFとアクションの前衛的作品であることを実感。唯一無二のワイヤーアクションシーンに、近未来の独特の世界観が見事にマッチしてる。

アス(2019年製作の映画)

2.5

現実で暮らす私たちも同じように体験しうるかもしれない、日常への恐怖を誘うようなホラー作品で、程よい緊張感を味わえた。