みのまめさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

みのまめ

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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.8

見事にこの作品の世界観に引き込まれた。すぐ近くにも訪れるような近未来の街並みに視覚的な感動を覚え、大きく進化したOSの存在が、そう遠くない存在へと感じられる。

けれども脚本自体は、誰も経験した事のな
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サイコ(1960年製作の映画)

3.7

視覚的にホラーを訴えかけているシーンが多く、完成度の高い作品だなぁと感じた。

次のアルフレッドヒッチコック監督作品が楽しみ。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.3

ハマるハマらない、好みが大きく分かれる映画だなと感じた。

とにかく挑戦的かつ刺激的なシーンだらけで、この映画からそういったシーンを取り除くのなら、もはや何も残らない。
R15でもキャパオーバーなんじ
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.2

「もう一度最初から観なくちゃ」

そう思わせられる映画です。

見えない目撃者(2019年製作の映画)

2.8

主人公なつめの必死の捜査劇がなかなか興味深く、盲目で周囲から敬遠されながらも、限られた証拠から、犯人特定まで奮闘する彼女の姿を応援したくなる。

作品全体を通して、余計なサウンドエフェクトがなく、視覚
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.8

主人公ロバートの熱い正義感に震える作品。

激しいアクションシーンはそこまでなく、どちらかというとロバートの並外れた洞察力や、適応力でその場をこなしていくようなアクション映画だった。

彼の温厚な公の
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ面白い!

カンニング計画をここまで刺激的で、スタイリッシュに飾り付けできることが出来るとは!

作品全体を通して、観るものを飽きさせることのないテンポ感やスピード感があったし、度肝を抜か
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.4

ティムロビンスの演技がとにかく素晴らしい。納得のいくアカデミー、ゴールデングローブ助演男優賞の受賞だと感じる。

ストーリーはやや難解で、登場人物もイーストウッド作品にしては多め。複雑に絡み合っていく
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

3.2

これまで鑑賞したチャップリン映画と比べ、ナレーターが話を説明する場面が多く、ここは賛否両論あるというように感じる。

個人的には、そのコミカルな動きや表情で表現するチャップリンのサイレントがとにかく素
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

3.2

BSフジにて鑑賞。

子供向けの内容だけど、最後の展開で一気に物語に深みが出て👍

現実ではあり得ないような、ハチャメチャな出来事ばかり起こる中で、ラストに心揺さぶるれるとは‥

誰も知らない(2004年製作の映画)

2.9

子役たちの演技力がとにかく素晴らしかった。どの演技も自然体で、非常にリアルな彼らの困窮生活を描写していた。

4人の兄妹すべてに関心が持てるし、常に先の展開が気になるような映画のトーンで、4人を放って
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.0

アルパチーノの演技力が抜群に良かった。ゴッドファーザーの次の作品である今作で、ガラッと役者のイメージを変えられたのは本当にすごい。

一方で、イマイチどうでも良いようなシーンも多かった様に思えた。
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人生の特等席(2012年製作の映画)

1.4

主演は本人が演じていますが、
「クリントイーストウッド監督」作品
ではないんですね。今作では、製作に携わっているようですね。

以下レビューですが、はっきり言って残念な映画だった。

まず、この映画が
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.3

分厚い外国小説を、時間をかけてゆっくり読破した後の沈黙のように、シナリオの重厚さをしみじみと感じる。

マフィア同士の静かなる戦争。一見私たちと距離感のありそうな話だが、そこにはドンとファミリーの家族
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.8

面白かった!
スピルバーグ作品の中でも個人的にかなり上位に食い込む作品。

前半の陰湿な雰囲気から、中盤からラストまで手に汗握るスピード感のある権力への闘い。

キャラクターひとりひとりにじっくりと焦
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

5.0

文句なしの感動作。ほんといい話。

主人公オギーだけでなく、キャラクターそれぞれの個性が輝いてひとつの作品を作り上げている。子役がたくさん出演する今作だが、みんな演技がその年に似合わないぐらい上手で、
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.1

全体的に結構強引な感じでしたが、パニック映画からホラー映画へ途中転換するような演出は良かったです。

トムも父親としての演技が素晴らしいかった。

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.7

ビビアンが日を追うごとに、夢を失いかけていた娼婦の頃と違うオーラを出してくる、ジュリアロバーツの演技力がとにかく素晴らしい!

リチャードギアの、表情でキメる感情表現も、彼の冷静でハンサムな役柄にベス
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.9

冒頭部分はある種のSF映画なのかなーと思っていたが、その予想とは打って変わって、地球から分断された人間によって構成される社会集団の奥深さを描いた作品。

経済的身分というセクションに、大きく区切られた
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.8

エリアスとバートンの対立する人物像から、自分の志があるがままでなくなっていく主人公の心情変化に面白さがある。

今作には多くの個性的なキャラクターが存在するが、決して誰とも共感できるわけではない。それ
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

2.9

淡々と次のシーンに行くようなシナリオで、続く3作品及び1に比べ(2は置いといて)特にハラハラドキドキする事もなく終わってしまった今作。

ジュリアの存在は、なかなかのものでストーリーを引き立てている。
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フューリー(2014年製作の映画)

2.0

物語の終盤、フューリーを愛す男たちの男気溢れる勇姿に素晴らしい感動を覚えた。
このシーンが最も印象的。

ただし映画全体としては、別にどうでもいいシーンも多く、より深くキャラクターのバックグラウンドを
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街の灯(1931年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

主演脚本監督すべてをこなすチャップリンは、本当に天才的な才能とカリスマ性を持っているのだと改めて痛感させられた。

そして、今作は社会風刺をひとつのテーマとしたモダンタイムス等とは異なり、純粋な人間同
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

1.6

「これがアメリカン・スタイルだ!」
とでも言うような、青春時代の学生たちのラブロマンス、友情映画。

というのも、とにかく登場人物の感情の起伏が激しすぎる!好きと嫌いの狭間というようなものを期待してい
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.0

脱獄犯の男ブッチと人質の少年フィリップ、一見正反対に見える2人がお互いの心を分かち合うヒューマンドラマ。

脚本の完成度がズバ抜けて素晴らしく、2人の人間像を細かく、丁寧に描写していて私たちが彼らに寄
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.4

イーストウッド演じるウォルトの生き様が鮮明に描かれていて、そこに多く関心が向くような脚本は見事。

ストーリーは隣人同士の極めて狭い規模で進んでいくものの、そこに飽きることはない。

イーストウッドの
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.1

凄惨な戦争映画だった。
無数に飛び交う銃弾、辺り一帯に倒れ込み苦しみの声をあげる兵士達‥非常にショッキング。
血と共に、戦いのリアルさが伝わってくる演出はこの上なく素晴らしいものだった。

一方で、戦
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

2.0

全く知性的でない無計画な愉快犯に対して、動物のように目の前の問題しか眼中にない警察本部の無能さに呆れる。

唯一ハリーだけ、何をやらかすかわからない危険な犯人を殺そうと奮闘していますが、もっともハリー
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

心から「観て良かった映画」というように思った。

映画としての完成度は本当に素晴らしく、アンディーやレッド、その他の登場人物にも深くスポットを当て、狭苦しい刑務所生活での複雑な人間関係は非常に興味深い
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.8

子供の頃から何度も観てきた、私個人にとっては切っても切れない映画。もちろん、5作の続編も全て鑑賞済み

トムさん演じる主人公イーサンが、暗躍するIMFの内通者すなわち裏切り者を探し出していく、サスペン
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

3.5

何と言っても1885年のヒル・ヴァレーの街が最高にイカしている👍

住民や建物に当時の文化を感じるというか、実際自分もあそこにタイムスリップしてみたいような魅力的な街並みに、心惹かれる。

キャラクタ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.0

シリアスな展開も多いシリーズ二作目。
未来の時計台広場を描いたシーンがとても印象的。視覚的に訴えかける、未来の開放感はもちろん、JAWS19🦈のなんとも言えない皮肉(笑)は好き。

前作の直後かつ続編
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.7

私がピクサーで1番好きなシリーズの記念すべき第1作目。

もしも「おもちゃの世界」が‥といういたってシンプルなテーマで、心から感動できるこの作品は、いつ見てもアンディのようなかつての少年時代を思い返す
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.4

人生初のチャップリン映画🎬

「喜劇王っていうけど、ほんとなのか?」
鑑賞前そうっていた自分。

はっきり言うと、度肝を抜かれました。

彼のキャラクターにどハマり。

愛らしくて、コミカルな工員を演
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.9

終始悪夢を見ているような不気味さ漂う屋敷の中、ジャックが変貌してゆく過程は、まさに演技の枠を超えたエンターテインメント。

あえて我々に映画の細部までは伝えず、目の前に起こる全ての体験に、恐怖を植え付
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.2

ドリスとフィリップの、表情で訴えかける感情表現が作品に深みを与えている。

細かい部分ですが、2人の被写体がお互い邪魔することなく、ひとつの画に収まる何とも芸術的なカメラワークが素晴らしい。

徐々に
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