chanmasuさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

プロヴァンスの贈りもの(2006年製作の映画)

3.6

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ゆるめのリドスコ。なかなか笑えるし、やはり気が抜けててこれはもはや良さ。内容はジョーダンベルフォートみたいなイケイケトレーダー?が今は亡きおじさんのワイン畑付きの家を相続して良い感じの女性もできてスロ>>続きを読む

ブラック・イズ・キング(2020年製作の映画)

3.6

ビヨンセがアフロフューチャリズム的に黒人のルーツを語る壮大な神話MV。音楽最高だし、彼女の堂々とした姿に文字通りエンパワメントされる。ブラック・イズ・キングとルーツを讃えながら。

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.9

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めっちゃ良かった。最後にこちら側に問いかけるのがいい。主人公はいわゆるナードみたいな感じで序盤はちょっと共感性羞恥が働くかもですがめげずに観てほしい。終盤めっちゃいいので、、。というかアニメ的にオモロ>>続きを読む

ラストキング・オブ・スコットランド(2006年製作の映画)

4.0

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怖かった。フォレスト・ウィテカー怖すぎる。責任転嫁するし、いうことコロコロ変わるし、こういう人いる...と思わされる。絶対にこんな人の元で働きたく無い。ジェームズ・マカヴォイは調子こいてる医者で合って>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.9

死と性、戦争、人の愚かさ、可笑しさ(傲慢さ)が笑えるシニカルな作風。これまで犬が島、ムーンライズ・キングダム、フレンチディスパッチと観てきましたがいつになく寂しいラスト。この物語は本の内容を回想する形>>続きを読む

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

3.7

こんなものがお蔵入りしてたとか勿体無い。
最後の黒人の催しなんて誰も興味なかったという言葉がグサリとくる。確かにあったハーレムでの素晴らしいイベントの記録。

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.9

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めっちゃ良い。派手さは無いけど堅実で誰でも楽しめそうな良作。悲しみを発散する事でスッキリすることもあるし、それはSOSにもなったりするから閉じ込めたりすると良く無いよねーというメッセージ。イマジナリー>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.8

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面白かった。思いっきし90年代の回顧になってる(レコードでニルヴァーナがかかり手本のようなネルシャツ腰巻き穴あきジーンズ、ナインインチネイルズのtシャツ)。
感情的になるな、それは弱点と言われ続ける。
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

面白かった。彼の映画を観るとなんて書こうかすぐ出てこない。しかしメンツが豪華すぎます。市民運動を茶化したりしない所がなんだか安心します。

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.8

面白かった。思いっきし神の話だった。
愛は世界を救うのよ...という締め。死を持って彼は戦争を終わらせた。まぁ男女逆転しただけともいえるがそれが意義があるし、女が..?というジジイを尻目に毅然としたガ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

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面白かった。巨匠が晩年に撮りそうな作品てこんなんだよね、という感じ(具体的には挙げられないけど)。盛り上がりには欠けるのでジブリと宮崎駿の結構ファンでないとのめり込めはしない気が。自分がそうなので。面>>続きを読む

キートンのセブン・チャンス/キートンの栃麺棒(1925年製作の映画)

3.8

オモロい。体トムクルーズばりに張ってる。
疾走してるとこ気持ちいい。

ハブ・ア・ナイス・デイ(2017年製作の映画)

5.0

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超好き。オフビート感はタランティーノとか感じる。グラフィックノベル?ロトスコープみたいな絵が超いい。寂れた雰囲気が最高。

ボストン・キラー:消えた絞殺魔(2023年製作の映画)

4.0

良かった。女性記者2人が家族や周囲の無理解に阻まれながら連続女性殺人事件を追う。結局模倣犯捕まえただけで他の犯人は不明というの怖すぎる。そして女性は家で家事をするのがまだだいぶ強かった時代(まぁ今もで>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

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結構メタで面白かった。見る/見られる。サルは見せものにされる。テーマがそこにあるように感じました。映画の中で映画を撮る。
黒人の騎手の話は実話らしい。バイクがアキラで笑った。IMAXカメラ持つじじい。
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悪の法則 特別編集版(2013年製作の映画)

3.7

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2回目観ると会話とモチーフが非常に示唆的だし、リドリースコットの思想は一貫してるという印象。赦しとかこいてる宗教はくだらない、世界は滅茶苦茶ドライ、人間は馬鹿で愚かというメッセージ。

エデン、その後(1970年製作の映画)

3.2

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エデンというカフェで劇をやって遊んでる大学生。いつものようにやっているとだんだんおかしくなっていく。夢オチかなこれ笑。
現実か夢か?境界があやふやになるけど2元的に分けられるものでもなく無い?ってこと
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名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

5.0

うーん、凄すぎる。文化、アートが好きな人必見と思われます。語りがあるとイライラする事多いんですが全く不快じゃない、むしろ心地よい。個性を出せなどと言うが、人がこれだけ生きてきたのでそんな物は既に腐るほ>>続きを読む

山女(2022年製作の映画)

3.7

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別に面白いとかでは無いんだけど良かった。森が北欧みたいな感じで撮られているような。家父長制、村社会、地獄ですよええ。

ザッツ・エンタテインメント(1974年製作の映画)

3.6

面白かった。ミュージカルの豪華さって映画が一番輝いていたころっねよく言われてる気しますがその通りかも。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

2.0

ここまで合わないのも逆に珍しくて面白い。
岸辺露伴もジョジョ本編も何も知らずに観たので、まぁ知ってたらある程度面白かったんだろうなぁ。ルーブルの見せ場は少ししか無いし、カメラもあんまり迫力が無い。時代
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過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道(2020年製作の映画)

3.7

映画の作り自体は正直イマイチ。音楽は作品のスライドショーの時、インダストリアルみたいな禍々しい音でかっこよかった。いちいちサイレント映画みたいに黒に白文字の画面になるのがうざったい。森山大同先生イズム>>続きを読む

青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない(2023年製作の映画)

3.8

結構好き。相変わらず咲太のおっさんくさいセクハラはどうにかならんかと思うけど。
でもこの尺で妹が通信制高校を選択してそれを肯定するというだけをやる贅沢さとゆったり流れる感じは凄い好きなんですよね。妹は
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.6

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ボケーっと見てたら構造理解せずに終わった。頭が全然働いてない。親父は亡くなったのか。名言されないけどそうっぽいよね。全く心動かず。主演の女の子は凄い。音楽がどことなく不穏だし、親父はどこが具合が悪そう>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

4.4

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めちゃ面白い。恋愛至上主義の風刺、手段としてのメリットを劇仕立てにするとこ(夫いるとレイプされない、喉詰まらせても助けてもらえる)なかなか効いてる。最初のホテルの箱庭感はウェスアンダーソンぽくもあり。>>続きを読む

星くず兄弟の新たな伝説(2016年製作の映画)

3.5

なかなか楽しめた。メタギャグはちょっと飽きたし前作の方がエンタメ度全然上ですが。
これからは若者だ!なラスト等、イカれてるように見えて割と真っ当。出てる人豪華過ぎて笑う。これ結構お金かかってるよな笑
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.1

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凄かった。冒頭、ジェフクーンズの現代アートがぶっ壊される展開に笑う。調べたら制作協力してたらしい。で、全編とんでもない密度の絵がとんでもない速さで動いてて最初は字幕選んだの失敗かもと思った。後から慣れ>>続きを読む

ハーダー・ゼイ・カム(1973年製作の映画)

3.7

面白かった。ハーダーゼイカム、親がよく流してたからめっちゃ聴き馴染みありました。
ジミークリフかっこいいなぁ。

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.3

何も分からないで終わった、、、
なんか色々言われてるけどロケーションも海外でやってて頑張りは感じる。てか小松菜奈の出番少なっ。彼女が黒幕?これなんかプロローグ的なやつですかね。ヤンキー漫画っぽいから三
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若者のすべて(1960年製作の映画)

3.9

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凄い映画。あと結構見やすい。クラシック入門としていいんじゃないしょうか。兄貴は救いよう無いけど人間臭い。弟に女取られたの悔しくて仲間引き連れて強姦、弟〆るのは閉口。縁切りだろこんなんと思うけど、ロッコ>>続きを読む

蟻の兵隊(2005年製作の映画)

3.8

大学の授業で監督の方が講義してくださるという事で。自分の罪に向き合う。戦争において人なんて道具だし、気にもかけられていない。輸姦なんて文字、ポルノ以外で初めて見た。人の尊厳が踏み躙られるのが戦争。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.5

トゥウェルブモンキーズの元らしい。スライドショーに語りがついてくる感じなんだけど白黒写真がめちゃかっこいい。

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.6

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ララランドがオマージュした最後は凄かった。空想のもしこうだったならミュージカル。しかし女性の人は浮気してるし男も思っても無い事言ってちゃうし、エンタメでこれはノイズでしょ笑。話にノれなかった。男2人の>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

3.7

イーオー
動物愛護の観点から作られたらしく、ひたすら人間のしょうもなさを浮かび上がらせる。
サッカーで衝突してその腹いせにボコボコにされたり、拾われてほったらかされたり散々な目に遭う。映像面白かった。
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

観ている最中は評価の難しい映画だなと思ったけど、総合的に観て良かったし、それなりに楽しめた。良い所を挙げると、役者陣の使い方が上手い。ナイスキャスティング。岡田准一の起用が絶妙だと思う。自分は今回と似>>続きを読む