たけひろさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

たけひろ

たけひろ

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RRR(2022年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ格好良すぎて笑っちゃうけど泣いた。

エモエモのエモ。

いちいち色々と、たとえば動物たちのあれとか

「いやそれ自分たちもマッリも食われるから!」

とツッコミながらも楽しかった。

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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

胸が高鳴り興奮するのはやっぱり、アイデアを駆使して映画を撮るシーン。

サミーがスタジオ入りしたのちを是非続編で撮ってください。

予備知識を入れずに観たもので、エンドロールでデヴィッド・リンチの名前
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

5.0

暗喩と皮肉が込められた軍服のエピソードが、戦争とプロパガンダの恐ろしさを物語っていた。

仲間たちとの朗らかに歌う、希望と誇りに満ち溢れた、笑顔の行進。

生きて家に帰れるとは到底信じがたい、とてつも
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.0

エルヴィスについては曲をいくつか聴いたことがあるだけで、知識が全く無かったので、その音楽性とステージでの圧倒的なパフォーマンスに興奮した。

大佐が初めて目にしたステージ、チャリティーショーでのステー
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

「平等」とは。

バレンシアガとH&Mでのモデルの表情、ファッションショーでの観覧席トラブル、ディナーでの支払いについての議論など、序盤の色々で期待値が高まった。

安価ならば媚び、高価ならば高慢とな
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

-

とてもユニークなアイデアとプロットと映像表現。

けれども、マルチバースの全ての登場人物たちが、記号的に感じられてしまって無念。

個人的な好みで言ってしまうと、エブリンにとっての人生における苦悩、家
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別れる決心(2022年製作の映画)

-

スマホとスマートウォッチを駆使し過ぎていて(頼り過ぎていて?)うーん、となってしまった。

パク・チャヌク監督の作品では「復讐者に憐れみを」が大好きなのだけれど、DVDでしか観たことがないので、死ぬま
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

5.0

繊細で、美しく、温かな光。

映画館の暗闇の中。

映写室から眩い光が照射されることにより、1秒間に24コマの写真が連続して、スクリーンに映し出される。

そのコマとコマの間には、人間の視神経では認知
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バビロン(2021年製作の映画)

-

へびのくだり最高に笑った🐍

“Voodoo Mama”がめちゃくちゃあがる。

サイレントが狂喜乱舞でトーキーが愛別離苦。

日本橋三越で衣装を見てきました。

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

5.0

ライアン・ゴズリングの出演作を色々と再鑑賞してる近頃。

やっぱり好きな俳優だなあ。

ライアンがゴズってた。

好きな作品の好きな役を彼バージョンでも観てみたくなる。

「ファイトクラブ」のタイラー
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

-

あれの正体が実は…という設定が発明的で面白かったです。

チンパンジーがこわすぎる。

靴が立ってるのもこわすぎる。

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

4.0

実話に基づく物語。

演劇を創る苦しみ、喜び、興奮をとても良く表現していた。

囚人たちにぴったりだと「ゴドーを待ちながら」の上演を思いついたことが天才。

「塀の中のジュリアス・シーザー」でも囚人の
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

5.0

家族の愛と団結を描いた感動作。

そんな映画の3D上映をみんなで仲良く観た直後に大喧嘩する、うちの家族。

映画もうちの家族も面白かったです。

アバター(2009年製作の映画)

5.0

ウェイ・オブ・ウォーターの前に家族で復習鑑賞。

姪っ子は初見。

2009年の公開当時以来なのでストーリーは忘れてた笑

みんなでわいわいと楽しみました。

家族で映画観るのやっぱり好き。

ウェイ
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

5.0

最高に素晴らしかったです。

エンドロールで拍手した。

大好きだ。

無邪気で純粋で奔放なピノッキオはとても魅力的。

そして、物語の舞台を第一次世界大戦の時代のイタリアにしたことによる効果が絶大。
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めまい(1958年製作の映画)

4.0

クリスマスの夜。

夕食のあと。

「なにか映画でも観ようか」

となり

「ヒッチコックが観たいな」

そんなリクエストにより鑑賞。

まさかクリスマスの夜に、ソファーに並んで腰掛けて、クラシックの
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

ポップな作風で小ネタやカメオ出演も含めシンプルに楽しみました。

一番笑ったのは殺人ゲームの謎解きの場面。

衣装のセンス好き。

初めて聴いたけれど、ビートルズの「グラスオニオン」って良い曲ですね。

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

家族のみんながチャーミング。

じいちゃんの素敵な哲学には感銘を受けまくり。

そう、答えがひとつなら。

家族みんなで映画を観るのって楽しいんだよね。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

「ター
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

-

慎ましく丁寧な暮らし振りが淡々と。

私のような凡人からすると、眠くなっちゃうよ、もっと短く切れるでしょう、といった長回しのシーンばかり。

結果、上映時間はなんと198分。

長いな!

(タイトル
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

俺たちは強い!

やー、原作の連載開始から最終話までをリアルタイムで読んでたファンとしては、もう熱々でした。

ザ・カタルシス。

以上です。

(山王戦までのエピソードを知らないとかなりの損をするか
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

-

夫婦の関係で発明的なアイデアがあり、その起承転結の「転」がとても面白かったので、あそこからの掘り下げと展開がもっと欲しかったなあ。

「マトリックス」のような既視感はあれど、あの使い方は素晴らしかった
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パリ13区(2021年製作の映画)

-

脚本で設計された通過点のシーンは劇的で面白いのだけれど、その前後の描写が、ほんの少しずつ足りなかった印象。

過去に身体の関係のあった人物を、好きな人に紹介されたくないよね…(経験ある)

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

-

「シェフのテーブル」は好きで観てるのだけれど、あのシェフたちがみんな、あんなやべー奴だったら大変だ。

予備知識無しだったので、「なんなん!?」と何度も心の中で叫びながら苦笑。

「ミッドサマー」に通
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その道の向こうに(2022年製作の映画)

4.0

心情を丁寧に描いた作り。

夜のプールと刑務所でのシーンに、感情が大きく揺さぶられた。

ジェニファー・ローレンスの演技が、観た作品の中では最も好印象。

続編が製作される作品ではなさそうだけれど、ふ
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ノベンバー(2017年製作の映画)

5.0

奇妙で滑稽でグロテスク。

北欧エストニアのダークファンタジー。

モノクロならではの光と闇。

生と死。

貧富。

神と悪魔。

物質的な欲望と純粋な恋心。

対比が見事で、鮮やかな伏線回収に驚き
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エスター(2009年製作の映画)

5.0

神様…

どうか…

どうか…

マックスだけは無事に…!

と、ずっと祈りながら観ていた。

きっとみんなもそうだよね。

こんなにも心を掻き乱されながら映画を観たのは久し振りです。

邪悪すぎるだ
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オアシス(2002年製作の映画)

4.0

地獄の底での将軍と姫君だけの魔法に感動。

(出前バイクで撮影車の猛追してたの、めちゃくちゃ笑った)

グレイマン(2022年製作の映画)

-

楽しみにしてたのだけれど、悪役の造形が弱くて、私には刺さらず…

無念…

とんでもない拷問をする奴!

みたいなフリがあるのに、別に大したことないし…

「24」のあの手この手の拷問を観てきちゃって
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

-

こじらせてしまったふたりの独特な可笑しさと愛おしさ。

HAIMの「Lost Track」(最高)を聴きながら帰ります。

P.T.Aの作品の中では「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」が一番好きで、何度か
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

-

絶叫したり、走ったり、ヴィンス・ヴォーンの女子高生が可笑しくて、声に出して笑った。

あんなに撃たれてなんで無傷だったの???

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

あっつ熱のザ・王道。

鑑賞前に前作を復習しておいて正解。

戦闘機の爆音が映像と相まって大迫力なので、映画館で観るの、推奨です。

スーパースター、トム様のものすごい熱量が詰まってる。

前作でもだ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

-

期待していたのだけれど、私には刺さらず無念。

全てのキャラクターに魅力を感じることができなかった。

俳優ではなく、脚本上の造形に惹かれなかったのだと思う。

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

-

粗野であるのに知的でもある憎たらしいカウボーイの叔父さんと「お嬢ちゃん」と笑われてしまうスキニーな甥っ子との関係。

その終着点。

ラストの意外な展開に驚かされた。

奇しくも「カモン カモン」で素
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

ある種、宇宙人である9歳の甥っ子と、ラジオのジャーナリストでインタビュアーの伯父さん。

マイクや録音機の存在が無くても、インタビューの仕事でなくても、きちんと向き合って対話し、信頼関係を築いてゆける
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

STORY #1の「確固たる名作」が素晴らしかった。

ベニチオ・デル・トロとレア・セドゥとエイドリアン・ブロディが、魅力的なキャラクターを演じており、芸術的で、野蛮で、可笑しくも切なくて、遊び心がそ
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