たけひろさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

たけひろ

たけひろ

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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

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ボーイ・ミーツ・ガール。

違うか。

ライアン・マッギンレーの写真かよ、とある種の眩しさを覚えた。

「ぼくのエリ」とはまた違った異形のマイノリティが描かれていて、確かに映画ならではの世界だなと。
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

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運転している車中での電話マルチタスク劇だった「オン・ザ・ハイウェイ」。

街中の公衆電話ボックス内での皮肉な密室劇だった「フォーン・ブース」。

ひたすらパソコンの画面の中だけで物語が繰り広げられた「
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アラジン(2019年製作の映画)

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ジーニーがいちいち楽しかった。

ガイ・リッチーが監督だって忘れてて、エンドロールで思い出したよ。

またいつかクライムものの傑作も撮ってください。

ひとつめの願い事。

ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

笑顔に流れる涙。

悪魔的な覚醒のダンス。

悲劇でありながらも喜劇。

もうね、映画としての全てのクオリティが最高で脱帽。

映画史に刻まれるような大傑作を生み出してくれたキャストとスタッフ全員に大
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

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ブラッド・ピットの尊さ。

個人的には「インターステラー」や「ファーストマン」に軍配が上がります。

荒野にて(2017年製作の映画)

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「お前だから正直に言えるけど」

出会いと喪失。

15歳の少年からイノセントを奪うのは早過ぎる。

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

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「良質な映画」

まったく集中を切らさずに観られた。

すごく地味な物語にも関わらず。

まだAmazonや電子書籍など無い時代、1959年のイギリスの田舎町に本屋をオープンする。

素敵じゃないか。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

さすがカタルシス番長。

なるほど、古き良き時代のハリウッドの空気や舞台裏を味わう作品なのか。

タランティーノにしては落ち着いたトーンだな。

とはいえ、どーんと構えた語り口に不思議とのめり込んでし
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

5.0

チャーリー…!

あの衝撃シーンでは思わず

「マジか…!」

と叫んだよ…

あの事故のあとのピーターの描写がものすごく秀逸。

そして、トニ・コレット。

とにかく凄まじかった。

顔芸も。

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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

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夕焼けの中で踊る姿が美しかった。

チョン・ジョンソが魅力的。

あると思い込むのではなく、無いということを忘れるのが、パントマイム。

井戸の底から見上げた丸い空。

役立たずのビニールハウスを燃や
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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

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「1ポイントに集中」

人生にも通ずるマインドかも。

ボルグもマッケンローも名前だけしか知らなかったけれど、ふたりのキャラクターが興味深く、その対決の結末を知らなかったことも幸いした。

あと2時間
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

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無限の彼方へ。

中学一年生の姪っ子と一緒に観られて楽しかった。

4歳の誕生日に、シリーズのDVDと、ウッディとバズの人形をセットでプレゼントしたことを思い出し、観終わってから

「ウッディとバズは
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アクアマン(2018年製作の映画)

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キスシーン!

神器と兄弟喧嘩というと「マイティ・ソー」にモチーフが似ているけれど、海底の世界の壮大さに驚かされた。

ジェイソン・モモアの色気と筋肉と愛嬌。

あれはモテる。

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.0

猫ちゃん!

脚本が上手く、台詞も面白いので、感心してしまった。

丁寧に、無駄なく、テンポ良く、ばっちり振りを決めた上での、中盤からの展開がお見事。

主演のブリー・ラーソンはもちろん、味方も、敵も
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

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もしも彼女のような境遇まで追い詰められてしまって、もしも彼女のような文才があったなら、同じことをしてしまったかもしれません。

有名でさえあれば

「私だって」

といった気概も、傲慢さも、多分にあっ
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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眠そうなアンドリュー・ガーフィールドの笑顔と色気と尻。

すごく面白かった、というわけではなかったけれど、子供の頃にやり散らかしたファミコンのアドベンチャーゲームのようで、集中して最後まで観られた。
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ピアッシング(2018年製作の映画)

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「永遠の僕たち」「ジェーン・エア」「イノセント・ガーデン」での演技が素晴らしかった、ミア・ワシコウスカ。

出演作は追い掛けていて、女優としての魅力はずっと変わらず、なのだけれど、あまり好みの作品には
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

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夢を叶えるべく、障害を乗り越えるべく、努力する姿が響いた。

そんな彼を受け入れる家族や仲間の応援にも。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

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ハン・ソロとなった名前の由来、そして、チューバッカ、ランド・カルリジアン、ミレニアム・ファルコンとの出会いのエピソードが嬉しく、個人的には、ランドとL3の絡みが胸に響いた。

パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.0

遠く掛け離れたパーソナリティーを持った者たちが出会った。

その交流の中で生まれた友情の握手の尊さ。

魅惑のダンス。

衝動的で情熱的な演説。

歌詞もメロディーも魂も美しかった大合唱。

ラストの
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

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どん詰まりの人生をひとつの出会いや出来事が変える物語は数多くあるし、たくさん観ているけれど、どうしてだろう、浄化されるものがあるのは。

本能が求めているのかな。

「ブロークバック・マウンテン」から
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

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「X-MEN」のエヴァン・ピーターズと「聖なる鹿殺し」のバリー・コーガンが主演とのことで気になって。

画集を強奪するシーンでの緊張感と滑稽さが秀逸。

「ファーゴ」での誘拐シーンにも通ずるものがあっ
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

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天使の羽とピーター・フォークの存在が効いていた。

世界が鮮やかに色めく感覚、大切にしたいな。

Bunkamura ル・シネマにて。

私の20世紀(1989年製作の映画)

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「心と体と」が素晴らしかった、イルディコー・エニェディ監督。

30年前の長編デビュー作とのことで、期待に胸を膨らませて、公開初日に。

驚いた。

30年も経つと、作風がこんなにも変わるものなのかと
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

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白と黒でモノクロの映画が撮れる。

コーヒーとミルクでカフェオレが作れる。

白鍵と黒鍵でピアノが弾ける。

黒人と白人でKKKに潜入捜査ができる。

ネイティブ・アメリカンのものだった土地を侵略し、
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

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タイプライターをプレゼントするシークエンスにぐっときた。

あらかじめ紙にタイプされてあるメッセージに、その場でメッセージを打ち返す、だなんて、ロマンティック。

その他のみんなのプレゼントにもセンス
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ヴェノム(2018年製作の映画)

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トム・ハーディが大好きだし、予告編も面白そうだったし、評判も良さそうだったので期待していたのだけれど、大傑作「寄生獣」を読んで衝撃を受けた者としては、色々と物足りなく感じてしまって、無念。

(あとご
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

5.0

知的で、ユーモアがあり、手足が長く、身のこなしがスマートで、笑う時に豚鼻になるのも、指をもじもじさせるのも可愛いらしく、声も話し方も表情もセクシーなので、もしも私が女性だったなら、きっと惚れるであろう>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

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最高にポップ。

ストーリーに関しては正直あんまりだったのに、アニメーションならではの飛躍ある表現、ユニークな台詞と世界観、個々のキャラクターの魅力、サントラとの相乗効果、による満足度が高く、たくさん
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ナショナル・シアター・ライヴ 2019 ヴァージニア・ウルフなんかこわくない(2017年製作の映画)

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達者な俳優陣による膨大な台詞の洪水を浴び続けた3時間強。

15分と、5分と、幕間に2度の休憩時間はあったが、さすがに疲労困憊。

恥ずかしながら「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」は、有名な作品
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

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ブレイク・ライヴリーを食べたくてたまらなかった鮫の物話。

食べたくて、食べたくて、震える。

一方、彼女の視点ではどうだったか。

人食い鮫の恐怖。

かろうじて避難した小さな岩場での孤独。

空腹
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

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マルチタスクが過ぎる。

トム・ハーディの役には「マッドマックス」に通ずるものが見受けられた。

マックスと違って、ものすごく喋るけれど。

ジョージ・ミラー監督、本作を観てキャスティングしたのかな。
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

心温まる王道のロードムービー。

たくさん笑って、考えさせられた。

肌の色も育ちも暮らし振りも、主義も文化も価値観も、言葉遣いも食の好みも文才も、全てが異なる、ふたり。

それでも、同じ人間。

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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

あまりの面白さと完成度に、エンドロールとなった瞬間

「すごい…!」

と感嘆の声が漏れた。

「ストーリーの全てがパソコンの画面上で展開される」

その他の予備知識を入れずに観て正解だった。

発想
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

5.0

月に降り立った、ニール・アームストロングのある行為に、物語の全てが集約されていて、涙した。

あの美しく、切ないシークエンスには、心から感動。

デイミアン・チャゼル監督は、クライマックスでカタルシス
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