しちれゆさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

しちれゆ

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モデル 雅子 を追う旅(2019年製作の映画)

3.6

男女にかかわらず美しい人と美しくあろうとする人がとても好き。美しさが全能とは言わないけれど確実に人生を左右するもの。そこに若さがプラスされると絶対的な力になる。20代の陶器のような肌の雅子とその時代を>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.6

えっと…これを見たのは9月19日で本日は10月7日です…なので詳しいことは覚えてなくて・・・
お金持ちの友人宅での惨劇が最高でした(元々乏しい語彙力がさらに…)それと少女(大人だっけ)が地下深く降りて
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.5

小栗旬の太宰がとてもしっくり来た。デカダンスの中の可笑しみ、可笑しみの中の哀しみ、
3人の女たちもそれぞれ適役。
散々浮気されても気丈に妻として″在る″美知子(宮沢りえ)が玄関で太宰に抱かれた時それが
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.0

ホアキン・フェニックスの映画は必ず見ることにしています。出始めの頃のサブカルな匂いとリバー・フェニックスの弟という立ち位置が嘘みたいな堂々とした存在感の役者になりましたね!大好き。
でもこの作品ではジ
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.5

戦中ナチス占領下その状況を淡々と受け入れながら(というか受け入れざるを得ず)本の持つ力に慰められまた明日も一日与えられた命を長らえていこうとする善良な人々。そして戦後華やかなロンドンからドーシーに導か>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

一番怖かったところ。
「なら甥のうちに電話してみてよ」とデイビーに言われたマッキーが電話をかける→呼び出し音が鳴り続ける「留守だ」→でもデイビーが調べたらマッキーが電話していたのはマッキーの自宅だった
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ブレス あの波の向こうへ(2017年製作の映画)

3.7

1970年代オーストラリアの海辺の町。波に乗ることのスリルに魅了された13歳のパイクレットと親友ルーニー。最初は小学生みたいだったパイクレットが物語が進むにつれみるみる大人びてきて最後の方のイケメンな>>続きを読む

引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.6

チラシの○月○日ロードショー、というとこが″8.30 荷造り開始!!″となってるのからして楽しい予感。そして前髪下ろしてるお侍(星野源)を初めて見た!
時の幕府から国替えを言い渡された姫路藩がお金がな
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メモリーズ・オブ・サマー(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ピョトレックと母親の親密で愛情に満ちた世界は母親の不倫により崩壊する。夜な夜な一張羅のドレスに念入りな化粧で出かけていく母と、置き去りにされひとりぼっちの夜を過ごすピョトレック。出稼ぎに行っている父親>>続きを読む

火口のふたり(2019年製作の映画)

3.5

超過激な作品と聞いていたけどそんなでもなかった。私は″身体の相性″とか言ってる人をばっかみたいと思ってるし(何事も学習です)″身体の言い分″とかカッコつけんな!と思うのであんまし共感とか出来なかった。>>続きを読む

マルリナの明日/殺人者マルリナ(2017年製作の映画)

3.3

大好きな仏映画『REVENGE リベンジ』R15+ みたいなのを期待して胸躍らせて行ったら全然違った…。(女性監督なのは共通)
インドネシア・スンパ島が舞台でありながら西部劇ふうの作りなので″ナシゴレ
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トールキン 旅のはじまり(2019年製作の映画)

3.5

作家トールキンの若き日々の物語。
トールキンが入学したキング・エドワード校は日本で言えば私立中高一貫のセレブ版。最初は孤児だということで仲間はずれにされていたトールキンが並外れた学力と知識で一目置かれ
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ドッグマン(2018年製作の映画)

4.0

犬のトリミングサロンをやっているマルチェロは気弱で小心者、暴力的なシモーネに支配されている。かと思えば2人で酒場に行ってコカインをやったり序盤は2人には友情があるようにも見える。シモーネはマルチェロを>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

最後で櫂に明かされる平山の真意。国民の身代わりになって沈む船、「僕にはあの船が日本そのものに見える」怒濤の平山節は流石日本映画界の重鎮 田中泯。そして柄本佑がさりげなくとても良い。
冒頭の大和沈没の場
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.5

皆さまカルリートスにメロメロですが、私はこの手の顔は賞味期限短いと思う。世の男には①若いからこそ美しい顔(筆頭格ティモシー・シャラメ)②歳と共にカッコ良さと滋味が増すイケオジ(古くはリチャード・ギア現>>続きを読む

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.5

『アマンダと僕』ミカエル・アース監督2015年作品。主演のロレンス役が平井堅に似ていてあまり…(スミマセン!)お話もゆるやか~すぎて。愛する人をなくした恋人、妹、両親それぞれが三度目の夏をむかえ少しず>>続きを読む

アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.9

もうこれいつまででも見ていられる、と思ったアマンダとママの何でもない日常。紙に包んでもらったシュークリームを食べるアマンダ、ママと楽しそうに踊るアマンダ(この時の曲エルヴィスだったんですね)。ママのま>>続きを読む

イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

3.2

これ酷評されているけど私は楽しめました。『カメラを止めるな!』未見なのでハードル低かったのかな。でもこっちの方が企画は先だったというから比較されるの酷かも。
途中ええ!っという展開が色々。復讐のためな
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.4

ラスト、アシュヴィンからの電話でラトナが発した言葉…この一言のための100分間だった。文字通り「タメ」が長いというか。
インド・フランス合作、監督はヨーロッパを拠点としている、言わば海外制作作品、イン
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北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

4.2

デンマークの自治領グリーンランドのお話
フィヨルド、オーロラ、犬ぞり、モフモフな犬の赤ちゃん、シロクマの親子、春を告げる鯨。グリーンランドに住むカラーリットと呼ばれる人たち。
デンマーク語の教師アンダ
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アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

3.7

フィンランド対ソ連の″継続戦争″
故郷を思い家族を思いながらも戦場に送られて殺し合いをしなければならなかった″unknown″『無名の』兵士たち。歩兵という立場の兵士は至近距離での銃撃戦でさえヘルメッ
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.2

ベイルートのスラムで生きていくためには子供をたくさん産んで小さいうちから働かせ日銭を稼ぐしかない。我が子の誕生日も覚えていない親たち、女の子は生理が始まれば嫁に出す。出生届を出してないから物のようにや>>続きを読む

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.7

主演高良健吾『苦役列車』の辺りから注目し始めました。
好きな女性のベッドの下に潜り込んで一部始終を聞いてる高良クン、最初大学1年生役で出てきたのは笑。前髪の鬱陶しさでオタクでキモいというのを見せてるの
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ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

3.5

父レックスと母ローズ、2人は愛し合っている。互いの欠損を埋め合っている。共依存夫婦。2人だけなら世の中からいくら逸脱しても結果 野垂れ死んでも構わない。でも4人の子供たちまで巻き添えにしないで。レック>>続きを読む

東京喰種 トーキョーグール【S】(2019年製作の映画)

3.0

喰種同士の内輪の話…盛り上がらなかった…。″双子の挽き肉のソーセージ″とか″ヴィーガンのもも肉のソテー″とかの辺りでは期待が膨らんだけど月山がカネキを食べたいと思っていろいろと画策するだけの話。カネキ>>続きを読む

家族にサルーテ!イスキア島は大騒動(2018年製作の映画)

3.5

ピエトロ、アルバ夫妻の金婚式のお祝いに集まった親族たち。夫婦の子供3人と妻や夫や元妻やそのまた子供や従兄弟や妹やその子供や、たくさん呼びすぎて修羅場に。男が殆ど皆浮気しているのがすごい。
舞台はイスキ
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.6

おかえりチャッキー!1988年の爆誕からはや30年、キミはハイスペックAI人形になっていたんだねw
本作リプート版も面白かったー。ラース・クレヴバーグ監督は『ポラロイド』が認められて抜擢されたそうだ。
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イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.6

スティーヴン・モリッシーについてはあまり知らないのだがイギリスの1970~80年代のユース・カルチャーに関心があって見に行きました。
先ず、ジャック・ロウデン(『ダンケルク』)が実際のスティーヴンより
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パラダイス・ネクスト(2019年製作の映画)

3.4

記憶に間違いがあったらすみません。この作品は日本では資金が集まらず台湾の会社の出資で何とか作れたそうだ。トヨエツは「正直作るの無理、これに誰がお金を出すのか」と思ったらしいです(なのに何故 出演?) >>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

犯罪者家族(家庭)が崩壊するとはよく聞くけれど、自分の息子ならともかく甥の起こした事件でここまで全てを失うのだろうか?というのが正直な感想。しかも甥 辰男は人を殺した訳ではないのだし。

基子のマスコ
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ポラロイド(2018年製作の映画)

3.2

見ている時は超楽しいのに次に見た作品に完璧上書きされちゃうのがB級映画の良いところだと思っています(たまに不朽の名作なB級映画もありますね)。
カメラオタクのJK バードが古いカメラを手に入れて嬉しく
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

2.8

フランスが誇る大女優ジュリエット・ビノシュがこんなことあんなことする映画。日本映画″Vision″に出た時点であれれ?感はあったけど。
この作品とても期待していたのだが宇宙船の中での受精実験の意義もよ
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さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.6

母親とは「ムカつくから会わないようにして」いて義父のことも大嫌いな17歳のレオニーは暇すぎてスティーブにギターを習うことにする。スティーブは40歳くらい?この2人、共通点は皆無な筈なのに少しずつ互いが>>続きを読む

バイオレンス・ボイジャー(2018年製作の映画)

4.0

なんだこりゃ!未だかつてないヘンテコな映画。キチガイ作品。アニメなのに血とかゲロゲロとか実写。不条理でナンセンスでグロくてえげつない。ゲキメーションというらしい。監督・脚本・編集・キャラデザイン・作画>>続きを読む

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.7

スラブ民族の音楽には独特のノスタルジアがありその旋律は物悲しく美しい。そしてときに明るくポップでさえある。マズルカは昔から村の夏祭りの楽しみだったのだろう。けれどポーランドの音楽は時代と共にソ連のため>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.8

「MCUはあまり見てないけど″スパイダーマン″シリーズだけ追っている人には混乱する内容」という説明を見て本当だ!と思いました。ピーターが5年間死んでいたというのも知らなかった~(オワタ)
でも、ラスト
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