このレビューはネタバレを含みます
全員怪しいと疑いながら観てたけどやばいヤツは二人だけだった
最後は元夫と息子の優しさに包まれて感動的に終わってたけれど、冷静に振り返るとそもそもの発端はクリスティーンの浮気だし、なんだかなーとモヤっ>>続きを読む
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男性社会の中で奮闘する子羊のようなクラリス。いつでもどこでも男性に囲まれては部下、同僚としてではなく女として見られる。
対等に扱ってくれたのは元精神科医のレクター博士。過去のトラウマを聴き出すことでセ>>続きを読む
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騎士の心構え振る舞いの欠片もない、怠惰で酒飲みのガウェインが、母親含め女性の助けに包まれながら最後の最後で騎士になる物語。
クリスマスカラーの赤は欲情の色、緑は生命の色。
緑の腰帯はへその緒。捨てる>>続きを読む
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あらすじ的にはSFぽくもありホラーぽくもある。実際はアドベンチャー要素もありヒューマンドラマ要素もある。
脚本がコロナ禍で書かれたということもあり、獣に対して排除を望む派と共生を望む派があったり、衛生>>続きを読む
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ヨルゴス ランティモスの支配と被支配か。
自分で何も決められない人
パートナーの変化を受け入れられない人
教団に依存する人
一方でR.M.Fは何にも支配されないし何も支配しない。中間的な存在
強>>続きを読む
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酷評と聞いていたけれど監督の意図を読み取れれば道徳的な作品であるのがわかる。
評判が悪い理由もわかる。我々はリーと同じで、暴れ狂ったジョーカーの登場を待ち望んでいた。
なのに出てきたのは名も無い独りぼ>>続きを読む
少年に焦点が当たっていたけれど、少女への扱いも悲惨だったんだろうか。
子供を産めるのは条件を満たす女性だけのようだったけれどどうやって村を繁栄させていったんだろう。
いろいろ気になった。
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招待客は最初から死ぬ前提で来てたってことだよね。
それぞれ消し去りたい過去がある。シェフも含めて。
だから逃げられるタイミングがあっても逃げない。
招かれざる客マーゴを除いてメニューという計画通りにフ>>続きを読む
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序盤のゲットーのシーンがぞわっとする。劇場では音楽で盛り上がっているが、奏者も観客も全員腕章をつけている。
復讐のためにドイツ人女性と関係を持って振るのを繰り返していたが、楽しかったんだろうか。リザ>>続きを読む
メメントと雰囲気が似ていて、なんとなく懐かしい感じがした。
惹きつけられるものがあった。
知能を持ったマシンが人を殺したら誰が責任持つのやら。
法律もなく、誓約書も書かず社外に勝手に持ち出すとか終わってる。
とかいうことを考えてしまう…
アウシュビッツの隣で暮らす裕福な一家。
聞こえてくるのは叫び声や銃声。塀の奥では死体を燃やす煙が朝晩絶え間なく昇る。
聞こえているはず、見えているはず。
それでも平然と自分たちのことだけにしか関心がな>>続きを読む
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お恥ずかしながらようやくこの名作を鑑賞。
20年もの年月をかけて囚人や看守、所長との信頼を着実に築き上げ、その裏で脱獄計画を謀るという壮大なストーリー。
バクストンに埋められたのは妻と愛人を射殺し>>続きを読む
巨額の費用をかけた国家の一大プロジェクトを成功に導いたオッペンハイマーは、科学者というよりもカリスマ実業家のような印象を受けた。
核分裂の連鎖反応により世界の崩壊が始まってしまった。
実際、戦争は連>>続きを読む
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ちょっと渋滞してる…
リフレッシュするために田舎に来たのに嫌な感じの男がわらわらと現れ、初めは恐怖を感じていたもののだんだんうんざりしちゃう話。
女性らしさ(ピンクのワンピース)と男性らしさ(正義感>>続きを読む
ダンケルクの港から英国兵30万人をイギリスへ帰還させたことで、戦いには負けたが人的資本は救ったという英国万歳的な出来事。この作品を見ない限り一生知らなかったかもしれない。
映画館で観たらまた違った感>>続きを読む
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愛がテーマ。ちょくちょく泣かせにくる。
そしてお決まりの時間軸の操作。
本作は突っ込みどころや疑問がいろいろ多かったが、鑑賞後ふと思い出したのはトム。
彼はなぜ家族を病気にさせてまで家に留まろうとし>>続きを読む
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違う解釈もできるが、個人的には最後は夢と信じることにした。
あの後何層もの夢に落ちたんだろう。
妻への罪の意識を晴らし、潜在意識からも消えた(成仏させた)が、あくまでも夢から覚めたわけではない。
現>>続きを読む
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真実は自分で決める
判断材料が十分にないのに決めなければならない。
通常の裁判であれば十分になるまで材料を集めるべきところだが、本作中ではそうもいかない。
断片的な真実からあーだこーだ想像して決めつ>>続きを読む
オッペンハイマー公開前にノーラン作品を勉強しておこうと思い鑑賞。
こんなに迫力があるなら映画館で観るべきだった。
確かに複雑で初見殺しではあるけれど、整理すれば完璧にピースがはまって快感。
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狂気の連続であっという間の3時間だった。
母親の常軌を逸した支配をこれでもかと盛り込んだ作品。
悪夢そのものな治安の悪い街からスタート。全員が狂人。大事な父の命日なのに鍵を盗まれて母に会いに行けない>>続きを読む
話が予想通りに進んで残虐さに対する衝撃が足りなかったかな…
クズの詐欺師は続かない
厳しい本音と優しい嘘
愛があるのは確かに前者だが、ほとんどの人間はこれを受け入れ難い。本質を見抜けないと、優しい嘘に飲み込まれ、利用されてしまう。
こうして客観的に見ていると、サラの愛の鞭に気づける>>続きを読む
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聖なる鹿殺し、ロブスター、籠の中の乙女は鑑賞済み。これらの作品の監督なら期待を裏切らないと思って観た。
羞恥心も先入観もなく本能のままに経験し、喜怒哀楽を乗り越えて成長していく様子が、子供の成長をぎ>>続きを読む
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ディストピア的な世界観が好みだった。
一見すると不自由のない、かつて誰もが憧れたような暮らし。
夫は仕事ができる、家は豪華で毎晩パーティ。妻は毎日同じルーティンをこなし、夫に尽くす。疑問さえ持たなけれ>>続きを読む
異物を体に取り込むことは一般的に抵抗がある。麻薬のように人を変えてしまうならなお一層。「感染」という言葉がよりネガティブにさせる。
この感染は、世間的に見るとポジティブな変化であるのに、身近な人から>>続きを読む
解釈次第だけれども
何回も死にかけてるのに生き返ってしまうのは本当に好きになれなかったからなのでは という何とも残酷な考察をしてしまった。
画はとても可愛らしかったのでトータルではほっこりである。
全体的にパステル調で可愛い。
ストーリーも軽快。
遺産相続、刑務所、殺人、と決して幸せな話ではないのにほっこりする。
こういうのが落ち込んでるときに丁度良い。