メザシのユージさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

メザシのユージ

メザシのユージ

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エル プラネタ(2021年製作の映画)

4.0

まず、すべてのカットが一枚の写真としても成立するぐらい構図から何から完璧だった。

主人公と母親の日常生活を見ていくうちに、この家族が追いつめられている事がわかってくる。家の電気も止められて、今日食べ
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

5.0

同性の恋人アランに先立たれてから過食状態になり、極度の肥満体となった40代の男チャーリー(ブレンダン・フレイザー)。友達のリズに支えられながら、オンライン授業でエッセーを指導する講師として生計を立てて>>続きを読む

パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

3.5

1990年代のアルジェリア。世界中の女性の服を作るデザイナーになるのを夢見ている大学生のネジュマ(リナ・クードリ)だったが、イスラム原理主義によるテロが勃発し、街のいたるところにヒジャブの着用を強制す>>続きを読む

妻は告白する(1961年製作の映画)

2.5

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北穂高山麓で三人の登山者が遭難した。男と女が宙づりとなり、二人を支える男の手からは血が噴き出していた。女がナイフでザイルを切り、宙づりになっていた男は転落死、残る二人は助け出された。女は
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.5

凄まじい映画だった、壮絶な復讐劇でもあるけど、異なる文化の二人が次第にバディになっていく話でもあったね。

いやー、でもこれは途中で観るのやめた人の気持ちもわからんではない。

良い映画だったけどね、
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

1953年、第2次世界大戦後のイギリス・ロンドン。役所の市民課に勤めるウィリアムズ(ビル・ナイ)は、毎日同じことを繰り返し、仕事に追われる自分の人生にむなしさを感じていた。ある日、医師からがんで余命半>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

5.0

「彼ら生きていた」見終わったけど、これは凄い映画だった。

第一次世界大戦の記録映像に合わせて、ナレーションが流れているがある瞬間から今現在ような映像に切り替わる。

この瞬間の息を飲む感覚。「戦争映
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ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

3.0

「ノイズ」があまりにアレだったので「ザ・ライト -エクソシストの真実-」観た。

アンソニー・ホプキンスが出てるから観てみたけど、なかなか面白かった。

悪魔祓いのエクソシストの仕事は大きく2つ。一つ
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.0

「ヘルドッグス」まあまあ面白かった。岡田准一と坂口健太郎のイチャイチャを愛でる映画ね。岡田准一のアクションは凄まじくかっこいい。

原田眞人監督って、なんかカットが多い気がする。カットが多いと物語のテ
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サイレンス(2016年製作の映画)

3.0

Netflixで「サイレンス」見終わった。監督は『ドクター・スリープ』のマイク・フラナガン。

製作は安心と信頼のブラムハウス・プロダクションズ。

森の中の一軒家で暮らす耳の聞こえないヒロインと殺人
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.0

人は死ぬ、それはもうどうしょうもなく完璧にいつか死ぬ。人生で確実なのは人はいつか死ぬということだけ。日常送る上で死は無視するか、我慢するかのどちらか。

死ぬのはそれはどうしようもない、だから信じたい
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The Son/息子(2022年製作の映画)

4.0

2023/03/21立川

弁護士のピーター(ヒュー・ジャックマン)は新しいパートナーとの間に子供が生まれ、幸せな日々を過ごしていた。ある日、前妻が17歳の息子ニコラス(ゼン・マクグラス)を連れて現れ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

石ノ森章太郎原作の「仮面ライダー」50周年プロジェクトとして製作された今作。敵を倒すと爆発ではなく泡になって消えるところや、最初の蜘蛛男とのアクションシーン(アクションの展開からカメラワークまで)など>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.5

Netflix「ちひろさん」
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あてもなく海辺の町にたどりついた、元風俗嬢のちひろ(有村架純)。ある弁当屋の味に魅せられた彼女はそこで働き始め、風俗で働いた過去を隠そうとしないあっけらかんとした
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聖なる証(2022年製作の映画)

3.0

「聖なる証」
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1862年のアイルランド・ミッドランズ地方。イギリス人看護師のリブ・ライト(フローレンス・ピュー)は、ある調査のため信心深い人々が暮らす集落を訪れる。訪問の目的はアナ・オドネル
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.0

1830年のある冬の日。陸軍士官学校で、ひとりの士官候補生が、心臓がくり抜かれた死体となって発見される。学校の体面に傷がつくことを恐れた幹部たちは、事件をひそかに調査するため、引退していた地元の元刑事>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.0

面白かったが、前作よりも話が小さくなった感じ。ほぼ屋敷の中だけで謎解きが展開するのはコロナ禍の撮影だったからか?

やはり敵がおバカなのが緊張感を欠ける原因なのか。ブノワ・ブランの推理も見どころだが、
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

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第1次世界大戦下のヨーロッパ。17歳のドイツ兵パウルは、祖国のために戦おうと意気揚々と西部戦線へ赴く。しかし、その高揚感と使命感は凄惨な現実を前に打ち砕かれる。ともに志願した仲間たちと最前線
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.0

「ザ・ロストシティ」世界一、贅沢なブラピの使い方だったな。これぐらいの気楽さで見られる冒険とラブロマンス映画って、昔はたくさんあったような気がする。

「レイダース」とか「ロマンシングストーン」の流れ
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.5

エルヴィスの42年の短い生涯。歌に関して幸せだった時はとても短かったのか。

無国籍のマネージャーに搾り取らてたことが死んだあとの裁判でわかるというのも悲しい。

バズ・ラーマンの過剰なまでの演出も今
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

2023/03/04

エヴリン(ミシェル・ヨー)は優柔不断な夫ウェイモンド(キー・ホイ・クァン)と反抗期の娘、頑固な父と暮らしながら、破産寸前のコインランドリーを経営している。税金申告の締め切りが迫
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

2023/03/03 10本目 「フェイブルマンズ」

理系のお父さん、天真爛漫で芸術家のお母さん。全く違うタイプの二人だがお互いを認めあっていた。主人公のサミーが子供の時に両親と映画を観に行く、映画
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

5.0

2023/02/27「ベネデッタ」9本目

17世紀、現在のイタリア・トスカーナ地方にあたるペシアの町。幼いころから聖母マリアと対話していたベネデッタは6歳でテアティノ修道院に入る。ある日、彼女は修道
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

5.0

2023/02/27「エンパイア・オブ・ライト」8本目

1980年代初頭のイギリスの海辺の町マーゲイト。ヒラリー(オリヴィア・コールマン)は、地元にある映画館・エンパイア劇場で働いている。厳しい不況
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ヒッチコック/トリュフォー(2015年製作の映画)

3.0

ヒッチコックとトリュフォーの対談と、ヒッチコックに魅せられた監督たちのインタビュー。マーティンスコセッシ、黒沢清、デビットフィンチャー等々。

やはり「サイコ」が一番の傑作なのか、演出の説明シーンも長
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カランコエの花(2016年製作の映画)

5.0

「カランコエの花」
ある高校の2年生のクラスで、何の前触れもなしにLGBTについての授業が行われた。ほかのクラスで同じ内容の授業がなかったことから、生徒たちはクラスの中にLGBTの人がいるのではないか
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

2023/02/025 7本目 

生真面目な刑事ヘジュン(パク・ヘイル)は、ある男性が山で転落死した事件を捜査することになる。取り調べを進める中、彼は被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)に疑念を抱くよ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

タイムループを通して、会社(組織)で働くことについての映画だった。一人で全部やれるなら独立して一人でやれば良い。
仕事は誰かが支えてくれるから、より良いものができる。そして仕事は無事に完了させなければ
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海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.0

最高だったー。ジャンルムービーはこうでなくちゃ。
途中あまりの展開に3回ぐらい声だして笑ってしまったわ(笑)お父さん、同僚、友達、かなりパクパクされてたなー。

ジャンルムービーなんて、MAXでも85
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ビー・デビル(2010年製作の映画)

2.5

てっきり銀行で親切じゃ無い女の人が、主人公でサム・ライミの「スペル」みたいな話になるのかなーと思ってたよ(笑)

「あ、こっちの島の人が主人公なのね」てなってからはとことん辛かった!!

クライマック
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レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

2.5

「レリック 遺物」、まあまあだったなー。もう少し怖くできた話だったかな。

建物の壁のシミが広がる様子とか黒沢清の影響を強く感じた、怖いモノが動く時の音とかにも。後半のお化け屋敷演出も、もっと怖くでき
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対峙(2021年製作の映画)

4.0


2023/02/018 6本目 「対峙」

アメリカのとある高校で生徒による銃乱射事件が発生し、多数の同級生が亡くなり、実行犯の少年も校内で自ら命を絶つ。
6年後、事件で息子を殺されたペリー夫妻(
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ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

3.5

「ヒットマンズレイクイエム」マーティン・マクドナーの演出ってすごく静かなトーンの中で、人間関係の変化や、人と人の出会いを描くけどじわじわと「何だか大変な事になってきた」って感じになるのが面白いー(笑)>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

マリアン(ナイアン・ゴンサレス・ノルビンド)が住む豪邸には名士たちが集い、彼女たちの結婚パーティーが開かれていた。一方、そのすぐそばの通りでは広がり続ける貧富の差への抗議行動が行われ、人々が暴徒と化す>>続きを読む

キューブリックに愛された男(2016年製作の映画)

3.0

もうすぐ辞めるU-NEXTで「キューブリックに愛された男」と『キューブリックに魅せられた男』を観た。

専属ドライバーの目を通して描かれる『キューブリックに愛された男』、多彩な映画人たちの証言と共に描
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キューブリックに魅せられた男(2017年製作の映画)

3.0

もうすぐ辞めるU-NEXTで「キューブリックに愛された男」と『キューブリックに魅せられた男』を観た。

専属ドライバーの目を通して描かれる『キューブリックに愛された男』、多彩な映画人たちの証言と共に描
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