Aさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.8

絶対楽しい、途中までは。
俺もガラクタで家建てて、森や草原走り回って、焚き火して、川辺で涼んで、湖に飛び込んで、崖から夕日を眺めてみたい。
この類いの青春ものは、もう少し幼くてかわいげがある方が好みだ
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SANJU/サンジュ(2018年製作の映画)

3.7

コンディションが万全ではなかったため、残念ながら100-130分あたりはあまり頭に入ってこなかった。それでもサンジュの母親の気丈な振る舞いや、カムリとの友情にはグッときた。このエンタメテイストで薬物や>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.4

ネオナチのようなイデオロギーに全く理解を示せないから、この裁判が途中からバカらしいものに思えてしまった。それでも、最後に語られる表現の自由については至極納得。何でも好きな事言ってもいいって事ではないよ>>続きを読む

合唱(2015年製作の映画)

3.4

いかにも短編らしい起承転結がはっきりとした25分の作品。子供たちや先生の歌や演技も見事。
ハンガリーの子供たち、美形だな。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.9

IMAX3D版を鑑賞。

そういえば、最初のIMAX鑑賞は前作のギャレス・エドワーズ監督版『GODZILLA ゴジラ』だった。とにかくIMAXの音に驚いた。もう通算30回近くIMAXで映画を見て、最初
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地上の星たち(2007年製作の映画)

4.2

あんな先生と出会えたら素敵だろうな。話を聞いてるだけでワクワクする。インド映画の持つ、あざとさの感じられないド直球の優しさや温かさ。Eテレみたいな劇中曲"Bum Bum Bole"での歌のお兄さんのよ>>続きを読む

MERU/メルー(2014年製作の映画)

4.1

標高4000m以上、マイナス二十数℃の断崖絶壁に吊るされたテントの中、そのすぐ横で雪崩が起きている音を聞いて笑ってる人たちのお話。しかし、彼らの未踏峰メルーへの情熱や自然の残酷さはドキュメンタリーなら>>続きを読む

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.9

冤罪、障害など韓国映画ならいくらでも重く暗くできそうなそうな題材で、後半は悲しいが全体的には楽しい印象。イェスンかわいい。房長もかわいい。
怒濤の泣かせにくる演出、あざといけど、もうふた押しぐらいあれ
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.8

ハイセンスな予告編。オープニングやその他所々の演出も光る。
退屈な大学生活を、自分の人生を、劇的に変える特別な何かを待っている。誰もが普通に感じる事で、僕も例に漏れず共感。確かに強盗を通して、映画化さ
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.9

前半で期待していたほど各々の物語が繋がっていく訳ではなかったが、最後の試合を見れば、そんなのどうでもよくなってしまった。建二と新次の激闘。これが彼らの孤独から抜け出す唯一の手段と思うと、熱と共に寂寥感>>続きを読む

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.6

内気で臆病な建二に粗暴な新次が心を開き、和気あいあいとしているシーンが、荒んだ2021年の新宿の物語に唯一の温もりを与える。終盤の菅田将暉の殺意に満ちたギラギラした演技は圧巻。
このシーンはこんなに要
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THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

3.4

大晦日に見たい上品なコメディ。歌を契機に楽しくちょっぴり温かく纏まってゆくのがよい。よくできた脚本。ただ、前振りが長過ぎる。コメディは100分前後がちょうどいい。
下品過ぎるのは嫌いだけど、ドッと笑え
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

かつてはポケモン大好き少年だったが、知らないポケモンもたくさん登場していて時の流れを感じた。想像よりもちゃんとストーリーがあるエンタメ映画。
ピカチュウは可愛かったけど、やっぱりライアン・レイノルズ<
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.7

その辺にいてもおかしくないような人物が淡々と常軌を逸した行動をとっている恐ろしさ。物語の流れからして奇をてらった結末ではないものの、体が重くなるような嫌な感覚が尾を引く。
偶然の積み重ねが定められてい
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E.T.(1982年製作の映画)

4.3

午前十時の映画祭にて再鑑賞。
初めて見たのは10年ほど前。映画館のスクリーンと音響の迫力か10年という歳月によるものか分からないが、エリオットとE.T.のピュアな交流に以前より心洗われた。E.T.って
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シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)

4.0

クセになる気持ち悪さ。見ていて不快なものが映し出される訳でもないのに、画面の構図やカット割りの名状し難い気持ち悪さが不気味な雰囲気を醸し出す。気付けば場違いなテクノミュージックさえ、この場面にはこれし>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.6

ストーリーはあってないようなもの。スカッとしたかったので、ギラギラした夜の街での怒濤のアクションだけで大満足。
過激な暴力描写は苦手なので、丁寧に頭ぶち抜かなくても1発当たれば勘弁してくれとは思った。
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バーディ(1984年製作の映画)

3.6

ベトナム戦争により、口を利かなくなってしまった鳥になりたいバーディと顔に大きな傷を負ったアル。辛い現実に対して、回想される過去は馬鹿らしくて爽やか。
あのラストのために2時間かける価値は十分にある。あ
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バルフィ!人生に唄えば(2012年製作の映画)

3.9

冒頭の歌から引き込まれる。
主要登場人物3人のうち、一人が聾唖で、もう一人も自閉症でほとんど喋らない。ジェスチャー等に字幕は付かず、それでいて151分とそれなりの長尺。なかなか攻めた作品だが、さすがイ
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ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

3.4

困っているいい人たちにいいことが起こる。助けてくれるのがエイリアンなんて、都合が良すぎるし教訓も何も得られないけれど、ちょっと心温まってこんなこと起きねーかなーと夢みる無駄で素敵な時間を過ごせる。

イーグル・ジャンプ(2016年製作の映画)

3.8

スポーツを題材とした映画で、主人公が特に才能もなければ、圧倒的に冴えない感じなのは珍しい。ただオリンピックに出場したいからという主人公のジャンプへの情熱は、愚かと言ってしまえば愚かな訳で、好感を持てる>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.9

午前十時の映画祭にて再鑑賞。令和最初の劇場鑑賞。改めて劇場でみると、サメの迫力と音楽の効果を一層感じられる。
映画史に残る傑作。
ジョン・ウィリアムズの音楽があってこその作品。映画音楽の偉大さを実感で
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

IMAX3Dで平成最後の劇場鑑賞。

新作を連発し、全て鑑賞していないと100%楽しむことはできなくなってしまったMCUシリーズには、全て鑑賞していながら、懐疑的な立場だが、タイムトラベルで『バック・
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.2

特に恋愛ものであれば、ありのままを肯定してくれる物語も多いなか、「都合よくありのままとか言ってんじゃねぇよ、馬鹿野郎」と叱咤されるような映画。
終始絶望的に拗らせていた。辛くて痛い。リアルな感情がヒリ
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マネー・ピット(1986年製作の映画)

3.6

トム・ハンクス若い。『ビッグ』の時のように演技が可愛い。
購入した住宅の大きな欠陥が次々と明らかになっていく様はコントのようでとてもおもしろく大いに笑った。
誰かと一緒に見たらもっと楽しかっただろうな
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ザ・ファイター(2010年製作の映画)

3.8

おそろしい家族。どうかしてる。そんな中でも、終盤が近づくにつれて目の色が変わっていくディッキーの弟への強い想いが胸を打つ。抜け出そうとしても抜け出せないほど強く結ばれてしまう家族というケースもあるんだ>>続きを読む

新しき世界(2013年製作の映画)

4.0

さすが韓国映画。ファーストカットから容赦ねぇ。グロい暴力描写は苦手だけど、後半からの怒濤の展開は目が離せない。
特に襲撃シーンの迫力とエレベーター内でのアクションは凄い。混沌としていながらスマート。
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サリュート7(2017年製作の映画)

3.7

脚色もしてあるだろうが、実話ということに驚く。ハプニングや友情、家族愛とてんこ盛り。
凍りついたステーション内や、氷が解けて水滴が浮かぶ映像が美しかった。電気復旧の演出もニクい。
宇宙モノ以外のロシア
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蒲田行進曲(1982年製作の映画)

4.2

昭和の時代を生きたことはないけれど、この何でも過多で大袈裟な感じ、昭和くせぇ。その人情味溢れる昭和くささに魅了され、109分があっという間だった。
劇中で死ぬと言われていることを、現実にやってしまうと
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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

3.8

過ちから学ぶのではなく、過ちを犯して自分という人間を知る。納得。想像以上に人間の本質に肉薄した物語だった。俺も、もうこれ以上生きなくても満足と思いながら死んでゆきたい。
アンドロイドが人間と何ら変わら
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.7

シンプル。
本当の親子と思うと、いろんなやり取りが感慨深い。テイタム・オニールの演技はすごい。何があって9歳があんな演技できるんだ。もう少しにこやかでもいいと思ったけど。

オールウェイズ(1989年製作の映画)

3.5

もはやスピルバーグ作品は見れただけで狂信的に無条件に満足してしまう節がある。ちょっと腑に落ちないところがあっても、何かものすごくいい雰囲気で終わるこの感じがちょっと好き。
『ゴースト/ニューヨークの幻
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

北イタリア行きてぇなー、綺麗な映画だなーなんて思っていたら、最後に映画でなければ表現できない瞬間が待っていた。様々な感情が混在していて、言葉にできない。
知らず知らずに心をすり減らしてしまう前に、若い
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ハンズ・オブ・ストーン(2016年製作の映画)

3.6

プロ通算119戦103勝16敗70KOのロベルト・デュラン。そりゃ、伝説だ。
現実は別として映画としては、貧困に苦しんだ過去や、アメリカとパナマなどの関係も描き、彼の一見乱暴で身勝手な行動にも納得でき
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100歳の少年と12通の手紙(2009年製作の映画)

3.3

死を覚悟している10歳の少年が、しっかりと人生の悲喜交々を体験する。皮肉やブラックユーモアって生きていく上で必要だと本気で思う。マックス・フォン・シドーのヨレヨレ感よい。

荒野にて(2017年製作の映画)

3.7

孤独な少年と競争馬が心通わせる温かな物語を想像していたが、かなり残酷だった。荒野を彷徨うシーンは過酷でありながらも穏やかで美しかった。
やっぱり、辛いときに寄り添いたいのは励ましてくれる強い者ではなく
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