このレビューはネタバレを含みます
樹木希林さん追悼上映会
at 札幌プラザ2・5
あんは本当に美味しそうで、徳江と店長とのやり取りは微笑ましい。そんな前半からちょっと重く悲しく切ない展開に。それでも優しさも持ち合せ、永瀬正敏と樹木希>>続きを読む
やんちゃしたりグレたりすることなくここまできた僕にはあまり共感することのない映画ではあったけれど、知らない世界を見せてくれた。登場人物皆曲者揃いである。
片親の葛藤なんて今まで考えたこともなかった。不>>続きを読む
見たこともない映像だった。ひとコマひとコマは絵としてはあまりに抽象的で訳が分からないかも知れないが、繋げて映像になることで何を表現しているのか明確に分かる。この実験的な作画は監督が全て手掛けたとのこと>>続きを読む
ノストロモ号の外観や内装はセンスの塊。カッチョいい。降り立った小惑星に墜落していた宇宙船内部のビジュアルも素晴らしい。立派なセットで美術さんはさぞかしやりがいがあっただろうなと。そしてエイリアンの造形>>続きを読む
予想していたのと違った。サスペンスホラーラブストーリーだった。ひとつひとつの要素はベタでスッカスカなんだけれども、ちょっぴりコミカルも加わって素敵な映画となった。"Unchained Melody"の>>続きを読む
凡人にはなかなか分からない、難易度の高い曲を上手に弾きこなす、そのさらに上の世界を見せてもらった気がした。
病的に厳格な父親もその裏にはホロコーストがあると思えば少し納得できた(この点はフィクションら>>続きを読む
完全版には、必要性があるのか分からないダンスシーンと無音エンドロールが追加されていた。まあ、面白いからあってもいいや。
完全版になってどうこうよりも、劇場で見れた事がプラス。大袈裟な音楽と演出を立派な>>続きを読む
当時ニュースで見た記憶はあるが、詳細な事件の顛末は知らなかった。テロ事件に巻き込まれていく人々を群像劇のように映す。5年程前にボストンの町で誰も外に出ていないような事態があったとは。市街地での銃撃戦は>>続きを読む
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モチベーションを上げるには持ってこいの映画。
恐らく学歴もいい仕事もお金も持っていた優等生アドニスの戦う意味について序盤は疑問に思ったのだけれど、そこんところは『ロッキー』をしっかり継承しているようだ>>続きを読む
シリーズ1作目から30年。
少なくとも4度死闘を繰り広げた(シリーズ5作目はノーカウント)ボクサーの人生論は、やや説教くさいが心に響く。
You, me, or nobody is gonna hit>>続きを読む
半世紀以上前の作品だと思えば凄い。
終盤以外はほとんどストーリーは無いに等しいうえ、メリー・ポピンズは魔法が使えるから完璧人間なのかと疑問に思ってしまった僕はディズニーのファンタジーな世界に向いてない>>続きを読む
気まずい離婚調停が、軋轢や嘘が絡まって思いもよらない嫌な方へと転がっていく。子供たちに信じられないほど残酷な言葉を言わせるほどに重苦しい。我ながら好きでこんな映画を見るとはどうかしてるとすら思う。
た>>続きを読む
クラシックカー、芸術的でカッコいいな。スコット・イーストウッド、お父さんにそっくり。
所詮泥棒なんぞに滅多に魅力は感じないので、ストーリーもやや安っぽいし、特に何も考えずにぼーっと見た。まぁ、アナ・デ>>続きを読む
映画と言えど、パステルカラーのおばさん達はキツい。
ダニー・エルフマンの音楽と雪の中の可憐なウィノナ・ライダー、あのシーンだけでも見る価値があった。終盤の切なさも良かった。
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物語がどのように進み、どのように着地するのか、また謎の真相も気になり、飽きずに見れた。が、着地点は曖昧で謎はほぼ謎のままだった。よく分からん。
オマージュの宝庫であるらしいので、それらが分かれば『レデ>>続きを読む
途中まで訳が分からなかった。ただ、ジェイク・ギレンホールはこういうおかしな役柄が似合うと思っていたぐらいだった。なのにラストを経て見終わった後には、何故か分かった気になっただけでなく、どこか温かな感動>>続きを読む
タイトルマッチをする訳でもなく、劇的な展開の試合が用意されている訳でもない。主人公は才能もなければ、トレーニングで覚醒もしない。それでも立派なボクシング映画でありヒューマンドラマであり、ある意味人生讃>>続きを読む
市井の人々の葛藤と決断と勇気のバトンが繋がって軍事独裁政権を打倒、民主化を勝ち取った。彼らの勇気ある行動が結実したラストには鳥肌がたつほどの感動が一気に押し寄せた。人が人を信じ、良心に従うことが大きな>>続きを読む
半世紀以上続くシリーズの原点。007シリーズはダニエル・クレイグの4作品しか見たことはないけれども、いろいろ受け継がれてるんだなと感じた。
ただ、最新のスタイリッシュで寡黙でカッコいいボンドを見ている>>続きを読む
午前十時の映画祭。
冷たそうな空気と陽の光の温かさを感じさせる映像で、世界の冷たく残酷な側面と人情味溢れる温かな側面を描く。そして個人的には、心に刺さり過ぎない絶妙な感じがまたいい。以前見た『サイダー>>続きを読む
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素直に驚きたかったけれど、割と早めに気づいてしまった。衝撃のラスト、『メメント』っぽい、曲が、銃が...などなど、もはや「伏線」の2文字ですらこの類いの映画ではネタバレではと思ってしまう。でも、それだ>>続きを読む
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ジャケットの能天気そうなタクシー運転手と韓国の民主化運動は合わなそうな組み合わせに思えたが、エンターテイメント作品でありながら国家による市民の虐殺が行われた光州事件という悲惨な出来事を重くしっかり伝え>>続きを読む
可愛さが詰め込まれた前作『プチ・ニコラ』から、ニコラ役が変更、妹も愉快な仲間たちも綺麗な担任の先生も登場しない。しかもニコラよりパパの方が目立つ始末。パパじゃかわいくない...こともないけれども。やっ>>続きを読む
マイルズ・テラーはいわゆるイケてる側の人間には見えない。この物語では優しい奴にすら見えない。
僕は日本にプロムがなくてよかったと思うほどにspectacularな青春からはほど遠い人間だから、共感の余>>続きを読む
都市伝説など面白そうな裏話もあるそうだが、子供向けディズニー映画だし、特に深く考えずにボーっと見た。
小学校高学年ぐらいの時に見ていたら、秘密や謎に近づいていくストーリー、トゥモローランドのビジュアル>>続きを読む
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ジャケットからイメージしていた嫌悪感すら抱くキラキララブストーリーとはちょっと違った。前半こそ、そんな感じはあるものの、実はタイムトラベルものであった。狭い世界の中で小さく地味にタイムトラベルを繰り返>>続きを読む
208分のディレクターズカット版を鑑賞。
張りつめた緊迫感の中、計器やパイプ・バルブなどが所狭しと備え付けられた狭い潜水艦内を大急ぎで移動する乗組員を、手持ちカメラで追うカット。死と直面する煙たい密室>>続きを読む
今までこんなに長い映画は見たことがない。236分。
難しいってことはないけれど、登場人物が多くストーリーが淡々と進んでいくため、長時間集中力を維持してついていくのがさすがにしんどい。正直、高評価は鑑賞>>続きを読む
両親を失なった幼い子供の心の機微が丁寧に描かれる。おそらく、理解出来ないが確かに抱いている、本人にとっては正体不明の感情に、フリダは対峙していたのでは。記憶には無いけれど、自分にもかつてそんな時期があ>>続きを読む
このジャケットで中身はラブストーリー。でも、ジャケットが嘘であるかと言われれば、そうでもない。
『美女と野獣』よりもファンタジーで純愛であった。よくこんな物語を思いつくもんだ。
映像もメインふたりも綺>>続きを読む
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言葉を失なったはずの自閉症の息子と、ディズニーキャラクターの人形を介して数年ぶりに突如として会話することができた父親の心情とは。その嬉しさと感動を抑えてまで、会話の為にキャラクターを演じた父親の愛の深>>続きを読む
どのシーンを切り取っても芸術的な美しさ。優しい音楽も心地よい。
『ブレンダンとケルズの秘密』と同様、テーマも美術も音楽も文化や伝統に根差し、物語ることや継承することの大切さを思わせるシーンもあり、この>>続きを読む
古き良きジャッキー映画にしては、大怪我覚悟のスタント控えめ。でも、古き良きジャッキー映画にしては、ヒロインが綺麗で、ストーリーもそれなりに面白かった。
2018/9/23 第22回鑑賞会
私生活はダメダメなグズ人間なんだけど、ファンに囲まれたリングの上だけではどれだけ傷付こうとも目が輝いていた。ミッキー・ローク凄い。
でも演技だけじゃなくて、パート先のスーパーの裏側がリングへの花道に見>>続きを読む
午前十時の映画祭。
まあ、言ってしまえば自分が生まれる10年以上前のスターがカッコいいってだけの映画。恋愛パートはちょっと見ていてしんどいし。でも、もしトム・クルーズが現在20代だったとしても、彼はス>>続きを読む
今まで見てきた映画の中で最も日本的。でも、海外での評価も高いということはこの映画が描く家族の姿は日本に限らない普遍的なものなのだろう。
一人暮らしの大学生としてはもっと親孝行せねばと思わされるのだけれ>>続きを読む